ルアーもエサもOKの万能ロッド『フリーゲーム(シマノ)』で楽しむ五目ゲームのすすめ!【フリースタイル五目#1】



海でルアーを投げて、色々な魚を釣ってみたい! しかも手軽に!! こんなビギナーの夢を叶えるために一つのプランを提案をしてくれたのがエギングのスペシャリスト・湯川マサタカさんだ。

湯川「まずはコスパの高いロッドを用意。フリースタイルで気負わずにお楽しみください(笑)」

解説してくれるのは、エギングの達人にして紀州のフリースタイルアングラー

【Profile】

湯川マサタカ(ゆかわ・まさたか)

紀伊半島(和歌山県下)をホームにエギングのスペシャリストとして各種メディアで活躍。プライベートではルアー釣り全般をはじめアユ釣りやイカダ釣りなど海水、淡水を問わず、幅広い釣種を楽しむフリースタイルアングラーでもある。

ハイコスパタックル導入!浮いたお金で「楽園」へ

湯川さんが今回の実釣で用意したロッドはフリーゲーム(シマノ)。小継の振出ザオだ。

湯川「ルアーにもエサにも使えるマルチロッドです。今はロッドもリールも手頃な価格で基本性能が高いアイテムが多いですからね。今回のロッドとリールも1セットの実売価格は20,000円前後で収まるはずです」

フリーゲーム(シマノ)

マルチピースの振出ザオで、普及価格帯でありながらシマノの振出ロッドの技術を応用し不自然な曲がりを克服。6ft(182cm)から9ft6in(290cm)の9アイテムで海水、淡水、ルアー、エサを問わず幅広い釣種をカバーする。コンパクトに仕舞えて携行時や保管時に便利なのも魅力だ。

【スペック】

●機種:S60UL-3、S60L-3、S66L-4、S76UL-4、S76L-4、S80ML-4、S86ML-4、S90ML-4、S96M-4
●価格:9,680円~14,080円(税込)

振出ザオのフリーゲームはセッティングも簡単!

1:ロッドを縮めた状態でガイドにラインを通す。
2:リールからラインを出し、ガイド位置を合わせながらサオ先から順にブランクスを伸ばす。
3:リールと各ガイドの向きにズレがないかを確認。あとはルアーを結べばタックルセッティングは完成だ。

このロッドならルアーもエサも、海釣りを手軽にはじめられますネ!

湯川「ということで浮いたお金で、渡船で磯に行きましょう(笑)」



磯で青物狙い! これもフリースタイル五目ゲームの醍醐味

渡船で磯!? いきなり敷居が上がりますが?

湯川「渡船屋さんはどこで何が釣れているかがわかっているし、釣り方や釣り人のレベルに応じて適した釣り場に案内してくれます。まずはライトショアジギングで青物を狙ってみましょう。反応がなければ根魚狙いにスイッチ」

磯でのフリースタイルフィッシングのすすめ

潮通しの良い磯は青物の回遊が見込め、渡船で渡る沖磯はその確率がさらにアップ。浅場が隣接する磯を選べばカマスなどの小型回遊魚や根魚、時季によってはアオリイカと多彩な魚種が狙える。

湯川「フリーゲームS86ML-4でフカセ釣りもありですわ」

ターゲットは旬の魚

湯川「ハマチクラスまでの小・中型青物やガシラなどの根魚。ライトなタックルでアジ、メバルも狙えるし、エギングでアオリイカもあり。場所や時季によってはシーバスやマダイ、チヌ、ヒラメも釣れる。秋はカマスにメッキも。年間通してそのときに釣れる魚種がターゲットという感じですね」

磯は安全、安心、快適な装備で!

湯川さんは磯の実釣で固型式ライフベストにスパイクシューズを着用。

湯川「足元が安定するからキャストもファイトもしやすい。固型式のベストは磯で転んだときの防具にもなる。磯で安全、安心、快適に釣りをするためのマストな装備です」

また渡船で乗る磯、筏、一文字堤防は日陰が少ないので日焼け対策も忘れずに!


湯川さんはエギングでアオリイカも狙えるようにと船長と相談の上、浅場が隣接する沖磯に乗る。

湯川「沖磯は基本的に潮通しが良い。隣の深場に近い磯では、エサ釣りの方が早速、ハマチとマダイを釣ってますわ」

青物狙いはメタルジグがおすすめ

上からコルトスナイパー サゴシジグ28g、熱砂 スピンビーム32g、コルトスナイパー アオモノキャッチャー28g(すべてシマノ)

青物狙いは飛距離が出て、深場が狙いやすいメタルジグが有効。ウェイトはロッドのキャストウェイトの範囲内で用意。

湯川「ビギナーの方には巻くだけでも釣れるジグがおすすめです。基本はエサの小魚に似せますが、サゴシジグとアオモノキャッチャーはシルエットの違いで使いわけ。砂地など根がかりしにくいところはスピンビームのただ巻きや巻いて止めるストップ&ゴーも効果的です」

その活況が湯川さんが乗る磯に回り、ハマチがヒット! ロッドのフリーゲームS86ML-4がギューンッと円い弧を描く。


湯川「きれいに曲がるし、バットパワーもある。ライトショアジギングにも十分対応しますね、あっ!? 抜けた(笑)」

解説しながらのファイト中に痛恨のフックアウト。その後、湯川さんが乗る磯にはお鉢は回って来ず…。

湯川「次のポイント、行ってみよう!」

切り替えの早さも湯川流フリースタイル五目ゲームということで。次回は近年新たな渡船フィールドとして注目されている「筏(いかだ)」にてフリースタイル五目実釣を決行! 果たしてどんな魚に出会えるのか!? 乞うご期待!!

ビギナー必見!関西の釣り場情報&釣りの基本がよく分かるフィッシングガイドをチェックすべし!

『ルアーマガジン・ソルト』2023年5月号 発売情報

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  • 発売日:2023年3月21日
  • 定価:1,500円(税込)