DAIWA STEEZルアーの真価を発揮せよ! ネコストレート&スピンフィネスジグで50アップを釣るべし!@旧吉野川【奥義継承:佐藤健人編】



8/25(水)に開催されるルアマガプラス×DAIWAの特別企画『奥義継承 STEEZ LURE TACTICS LIVE』。このイベントはこれまでSTEEZブランドを支え、バス業界を牽引してきたプロスタッフが、自身のスキルを次世代のSTEEZバサーへと繋ぐ神聖なる継承実釣なのである。第3弾は、旧吉野川をホームとし、トーナメントからオカッパリ、そしてフィネスからビッグベイトまであらゆる釣りに精通する、四国のスーパーロコがトッププロのスキルを会得するべくミッションへ挑む。

四国発!DAIWA WORKSの秘蔵っ子&旧吉野川ヤングスーパーロコが遂にルアマガデビュー!『佐藤健人a.k.a KENTO』

【Profile】

佐藤健人(さとう・けんと)

四国屈指のバスフィールド・旧吉野川流域で生まれ育った超スーパーローカル。四国を舞台とするJB戦からマスターズへと全国転戦で腕を磨いた後、現在は主戦場を岸釣りに移して活躍中。徳島県出身、29歳。

かつてはJBマスターズに参戦し、現在はオカッパリ中心に活動する四国唯一、いや「随一」の若手アングラーといっても過言ではないKENTOさん。

そんな彼に今回、尊敬する川口プロから課されたミッションは、

8/25(水)のAM6:00~PM17:00の時間内で「STEEZスピンフィネスジグ」「STEEZネコストレート」2つのルアーシリーズを駆使し、旧吉野川50アップバスを釣ること

川口プロのお題は一見シンプルではあるが、真夏且つタフコンディションの旧吉でこのお題は決してイージーとは言えないでしょう。

またスモラバとストレートワームしか使えないということはフィネスでのアプローチのみ。現在日本のメジャーフィールドは、あらゆる選択肢があればこそ攻略でき、例えロコといえどフィネスのみで50アップを簡単には釣らしてくれるはずはありません!

またKENTOさんは前回の中川雅偉さんと同じくLIVE配信釣行も初。誌面を含めルアマガ取材も初ということでプレッシャーもだいぶ掛かることでしょうが、そこはDAIWAトッププロ・川口さんも認めた旧吉のスーパーロコ。実力をいかんなく発揮することを期待したいです!

筆者個人的にはこの奥義継承LIVEを皮切りに、是非とも全国のオカッパリフィールドでもチャレンジする姿を見てみたいところ。すだちのようにフレッシュな50アップバスを目指して頑張れKENTO!

立ち上がれDAIWA若人! スティーズの系譜を受け継ぎ、さらに世に広めるのだ!

罰ゲームは…え、川口さんへの貢物(苦笑)。

ちなみに今回の罰ゲームであるが、ミッション未達成の場合、川口さんへ徳島名産の「すだち10箱」を送れとのこと。

これは果たして罰ゲームなのか…。しかも10箱って…ww 。料理やドリンクにするにしても量多すぎやしませんか!? 川口さんはお店を開く気なのでしょうか(苦笑)。

きっと徳島名産のすだちがとてつもなく美味しいのは間違いないのでしょう! でもお題を達成した場合、KENTOさんもそれなりの「ご褒美」を期待してもいいのではないでしょうか(笑)

開始前の意気込みをどうぞ!

【6:00】今切川スロープからスタート!

いよいよスタートした佐藤健人さんの旧吉野川実釣ライブ配信!

朝イチは集合場所の今切川スロープから!

KENTO「ここだけウィードがちょこっとあるんですよ」

まずはSTEEZ ネコストレート58ジグヘッドワッキーから挑む!

【6:25】板野高校なう

KENTO「僕、実はこの高校出身なんです(笑)」

何と佐藤さんは旧吉野川のメジャーエリアとして知られる板野高校出身! 自宅から徒歩で通っていたそうな。

本日2ヶ所目はこちら。ところで、この橋は何て名前?

KENTO「分かりません…」

え!? ホントに地元???

【6:40】陸王でお馴染みの流入河川

先ほどの橋を上流側へ移動。この景色は見たことある方も多いはず。

KENTO「今回はここが最上流になると思います。ここより上は濁りがキツいので」

プラクティスは万全! さすがスーパーローカル!

気になる先ほどの橋名も調べてみました。『大寺橋』だそうです。

KENTO「移動します!」

スーパーランガンで早くも4ヵ所目へ向かいます。

【7:00】お地蔵さんorカエル

KENTO「ここのインレットは、本当はキッケルキッカーを流し込みたいんです。お、食った!」

着くなりバイトもスッポ抜け。ルアーはSTEEZ スビンフィネスジグ1.8g+STEEZ ホグ2.2in。

KENTO「去年のチャプター戦では3尾で5キロでした。その後はだいぶ叩かれたので、ここ最近はあまり…(笑)」

じゃあ、なぜここに(笑)。

KENTO「とはいえ、1尾くらいは必ずいるので」

通称「地蔵インレット」。「カエルインレット」とも呼ぶ小さな流れ込みは、はたして機能するのか!?

【7:15】15分経過※ほぼ絵変わりナシ

KENTO「3尾、大きいのがいますね。さっきの1尾はすぐに口を使ってくれましたけど、残りの2尾は手強い…」

木化け岩化けならぬ『鉄板化け』で、早くも15分経過。流れ込みは画像の左方向にある。ここは慎重に1尾目を狙っていく模様だ。

【7:30】十字トレーラー?

佐藤さんのSTEEZ スビンフィネスジグを見せてもらうと、おや? 何ですか、そのトレーラーは?

KENTO「スキニークローラー(DAIWA)の2本掛けです。スモールマウス狙いでは定番のワームです」

どんなセット方法?

KENTO「1本目は普通にワッキー掛けして、2本目は薄掛けの通し刺しです。4方向バラバラに動きますよ」

おぉ! ぜひ試してみたい!

【8:00】移動…いや、まだ…

見えた魚が消え、移動を決意した途端にまた姿を表す。そのため、なかなかこの場所を離れることができず、早くも1時間が経過。

STEEZ ネコストレート5.8のノーシンカーワッキーで水面ピクピクなどのワザを駆使するも、なかなか反応がない。

ごくごく小さなインレットだが、なぜバスは執着するのか?

KENTO「上からだと見えないんですけど、1cmくらいのカエルが山盛りいるんですよ。ベイトフィッシュには見向きもせず…」

超偏食バス! キッケルキッカー(DAIWA)を流し込みたいところだが…。

KENTO「移動します!」

はい!

【8:25】こちらもメジャーな場所

移動した先は、桧橋の上流側右岸。オイルフェンスに囲まれた小さな閉鎖水域が形成された場所だ。

しかし、夏場は本流側の流れがキーに。

KENTO「おりませんね…」

数投で移動???

【8:39】通称「おはかインレット」

到着するなり、大型の魚影を発見!

KENTO「ここはSTEEZ スピンフィネスジグの出番です」

水路の出口、本流と流れがぶつかる場所にせり出した樹木のオーバーハング。

釣れる気配しかしないが…?

KENTO「移動します」

早っ!

【8:55】ヤブ蚊と格闘

KENTO「次の場所は虫除けスプレー必携です」

川崎橋下の左岸、ここもインレットが絡む。

カユイ…手足がとてつもなくカユイ…。

そろそろ1尾目を見たい!

【9:09】3連橋の最下流

橋脚と矢板が絡む好場所。やはり狙いは流れだ。

KENTO「本来はこのくらいの時間から水位が減って、流れが出るはずなんですが…なぜか今日は朝から水位が低いという…」

減水日を選んだはずが、まさかの番狂わせ…。

突破口はどこにあるのか…。

【9:35】今回の使用タックル その1

KENTO「BLX SGの6101L+FSは長さもパワーも存分で、感度も高く、スモラバからネコリグなど様々なフィネスにマッチする1本です。普段はPE0.8lb+フロロ7lb を組んだりもしますが、今日はほぼSTEEZ スピンフィネスジグ専用として考えたセッティングです。ネコリグに関してはベイトフィネスを主軸に」

【STEEZ スピンフィネスジグ用】

ロッド:ブラックレーベル BLX SG 6101L+FS
リール:ルビアスLT2500S XH
ライン:フィネスブレイブZ 4lb

ベイトフィネスタックルはまた後ほど解説。

名もなき水路を経て、次なる場所へと向かう。

【9:49】カレントが欲しいですね

真夏の太陽が肌を照りつけ、身体中の穴という穴から汗が噴き出す今現在。

バスもきっと涼を求めるはずだと、佐藤さんは読む。

たどり着いたのは第2大谷川の流れ込みだ。

KENTO「この辺りは旧吉野川屈指のマムシが多い場所なので、本当に注意してくださいね!」

ひぃーっ! 気を付けますっ!(怖)

【10:18】第2大谷川でテンポ良くランガン中

KENTO「あ、バス!」

本流に向かってクルマ移動中、車窓からチラ見で魚影を発見した慧眼ケント!

こんだけ暑ければさぞかし涼しい場所に…と思いきや、シェードから離れた沖側を軽快にクルーズ。

KENTO「彼らはエサに左右される生き物なんですよ。あ、もう1尾!」

川を群れで移動するイナッコがそこかしこに。彼らはこれを狙っているのか。

【10:48】徐々に下流方向へ

本日の佐藤さんの実釣ルートは、板野高校を最上流に、要所要所を攻めつつ釣り下るスタイル。なぜなのか?

KENTO「一番は濁り対策ですね。今は最上流の堰を閉めているので、吉野川の濁流は入ってきていないんです。流れもないので、下流のほうが濁りの影響が少ないんですよ」

なるほど! 

しかし、最下流の堰の開閉情報はネットで調べることができますが、最上流の情報はナイはずですが…!?

KENTO「実は毎日チェックしてます。通勤ルートなので(笑)」

ついでとはいえ、さすがスーパーロコだ!

【11:11】振り出しに戻る?

最下流まで下るも「水がドヨンとしてますね」と即座に見切り、もう一度上流方向へ移動中。

ネックゲーターしたまま運転の佐藤さん。もはや誰だかわかりません…。

KENTO「グローブも着けてます」

日焼け対策は万全だ。

【11:47】地蔵インレット、再び

母校の板野高校までは遡らず、通称地蔵インレットへ。

KENTO「ここで決めたいところです」

出れば一発50アップも珍しくない好場所。午前中に決めて、旨い昼メシに入りたい。

はたして…。



【12:00】流れが出始めた!!

地蔵エリアに着くと、川面を見ただけでも明らかにわかる変化! ついに、切望していた流れが出始めた!

最上流方向からの濁りにも追われることになるが、今がチャンスであることは間違いない。

昼食タイムを繰り下げ、佐藤健人は集中力MAXで挑む!

【12:30】ランチタイム

お昼ご飯は旧吉野川界隈で有名な徳島ラーメン名店のひとつ、王王軒(わんわんけん)へ。

佐藤さんが幼少の頃から愛してきたソウルフード。もちろん今でも。

しばし休憩の後、午後の部へと突入します。

【13:13】午後の部、1ヶ所目

桧橋の左岸から午後はスタート。数投の後、移動へ。

KENTO「濁ってましたね、やはり上流は」

切り捨てるための確認だった。

【13:20】対岸へ

桧橋を挟んで対岸の右岸へ突入。

「流れは捨て難い。けど、濁りは避けたい」という思いから、オイルフェンスで囲まれた閉鎖水域へ。

午前中も入った場所だが、水位が減ったことで起こる変化もあるのだという。

KENTO「何事もタイミングが大事なんです」

いつ、その時を捕らえることができるのか。しばし、待て!

【13:30】ついに!

桧橋の橋脚際、反転流の水面にSTEEZ ネコストレート6.5inの1.3gネコリグを走らせるや、水面を割ってバイト!

ついに時を捕らえた!

グッドプロポーションのため40アップかと思いきや、意外に38cm。

お題の50には届いてはいないが、まずはジャブといったところだ。

【13:48】地蔵インレット、3度目

午前中に入ったときに獲りこぼした魚へリベンジ!

KENTO「バイトがあったのは、この組み合わせなんですよ。もしかして色に反応してたのかな。こんな色のカエルがいっぱいいるんです」

現場に到着。

「(50アップがいます!)」と小声。

ついに、クライマックスか!?

【13:59】時を捕らえたか!

とうとう来た! ビッグサイズ!

KENTO「STEEZ スピンフィネスジグ0.9g+STEEZ ソルティスラッガー2.5inで、これも水面を走らせてバイトでした!」

気になるサイズは…?

【14:01】気になるサイズは…!?

43cm! まだ少し足りない!

KENTO「もう1尾、明らかに50超えてるのがおるので、それを絶対に獲ります!」

意気込みも十分!

【14:05】川口直人師匠に釣果報告…すると!

Twitter動画をご覧になった方は既にご存知かと思いますが、何と川口直人師匠から直々にお題の変更がございました。

KENTO「50から、48cmに下がりました! 旧吉野川って、50アップは本当に数が少ないんです。川口さんもそこを配慮してくださったんだと思います。ありがとうございます!」

さぁ、ここで残りの魚も釣って、一気にお題クリアだ!

公開中の動画はルアマガプラス公式Twitterアカウントでチェック!

【14:45】午前中と同様に、上から下へ

3連橋の最下流部へエントリー。午前と同じく、上流から下流へ徐々に下っていく。

KENTO「上流があれほど流れていたので、その影響がどんどん下へ向かっているはずです。水が入れ替わっていたら、儲けものです」

確かに水は変わっているが…。

KENTO「来ました!」

何と!

【14:50】3本目は!?

KENTO「メチャクチャ引いて、キレイな魚ですけど、んー…足らない」

44cm! 1cmのサイズアップ!

KENTO「1cmずつ大きくなってるので、あと4尾釣れば48cmに届きますかね?(笑)」

ジョークを飛ばす余裕も出てきた! さー、続けていきましょー!

【15:00】先ほどのヒットパターン

KENTO「反転流のボトムでSTEEZ ネコストレート5.8のボトスト、もちろんネコリグです。いい引きでしたね!」。

画像の佐藤さん右方向がそこ…て、また釣れたーーー!

【15:05】4尾目!

KENTO「ドングリの背比べ的な…いや、45越えた!」

45.5cm! ゴールはすぐそこ! あと2.5cm!

KENTO「次こそ!」

いや、しかし、このド日中に良く釣ります、この男!

【15:49】地蔵インレット、4度目

KENTO「あと約1時間。そう考えると無駄な動きはできない。地蔵か第2大谷か…」

まずは地蔵へ。

KENTO「魚は見えませんね。ちょっとやってダメなら、すぐに第2大谷川へ走ります」

ここまでに4尾、ウエイトは推定4500g超。トーナメントなら優勝も狙える数字だ。

KENTO「ローカルアングラーとしてまだまだ不甲斐ないスコアです。諦めちゃいません!」

リミットメイクとなる5尾目で、お題の48cm突破へ!

【16:08】第2大谷川をラスト場に選んだ理由

KENTO「流れが出て水位が下がったんですよ。つまり、この川の上流側にいた魚は下流へ下って来て、魚の密度が濃くなってるのではないかなと」

なるほど、実に読みが深い!

ラスト1時間弱、焦らず気負わず丁寧に。ドラマはきっと起きる!

【16:22】本流との合流部へ

KENTO「王王軒、美味しかったですね」

そうねそうね、確かにね。けど…なぜこのタイミングで?

KENTO「今日の出来事が走馬灯のように…(笑)」

おぃ、まだ終わっちゃいないぞ!(笑)

KENTO「合流部の雰囲気、イマイチなんですよね…うーん…」

万事休すか…いや、諦めてはいないはずだ。

【16:29】5本目!

KENTO「こっそり釣りました(笑)」

これで5本目! しかし、サイズは…33cm。

KENTO「やった! リミットメイク達成!」

いや、お題は48cm以上の魚ですからー!

【17:00】ストップフィッシング

KENTO「全部獲れていたら7尾。でも、今回のテーマはそこじゃない…不甲斐ない結果でスイマセン…」

しかし、5尾リミットメイクで、推定5kg超は文句ナシの結果だ。前回のお題だったら達成していたことになるが、今回の1尾48cm超には惜しくも満たなかった。

38cm、43cm、44cm、45.5cm、34cm…。

真夏、しかもどれもがド日中の釣果。奥義継承の歴史に爪痕を残したことは確かだ。

とはいえ、約束通り、罰ゲームは遂行していただきます…。詳細は動画をご覧くださいませ。

それでは、皆さま、長時間のご視聴ありがとうございました!

川口さんのスピンフィネスジグ&ネコストレートのハウツー記事はこちら

今回の佐藤さんのタックルセッティングもチェック!

佐藤健人さんの実釣動画はこちら!

佐藤さんはDAIWA公式YouTube「Ultimate BASS by DAIWA」で既に動画実釣も経験しており、そのスキルと天然キャラぶり(笑)も発揮しているのでこちらも要チェックです。

これまでの「奥義継承」はこちらから!

先月(7/28)行われたルアマガプラス×DAIWAの特別企画「奥義継承 STEEZ LURE TACTICS」第2弾では、DAIWAの最年少スタッフ・中川雅偉が中京エリアのハイプレッシャーフィールド・大江川にてアツいゲームを展開!

長谷川耕司プロからのお題である5尾リミットメイクor50アップ1本でしたが、なんと!終了間際にまさかのドラマ魚、48cmを釣り上げました!

お題は達成ならずも、基本を徹底し、カラーやチューニングなど弱冠20歳ながら自身が培った釣りのスキルを駆使し、魚へと導く姿は今後を期待せずにはいられなくなりました。

中川雅偉の名を、そしてSTEEZルアーのポテンシャルを全国に轟かせたことでしょう。

第3弾では四国の「眠れる獅子」が、3度目の正直となる「お題達成」へ向け、遂に動き出すこととなりました!

※前回、前々回の模様はこちら↓