ルアマガプラス×チームDAIWAの特別企画『奥義継承 STEEZ LURE TACTICS LIVE』とは、「ベテランアングラーの奥義的神技」を「次世代若手アングラー」に引き継ぐための試練! その模様をサイト上でライブ配信していく企画です。第4回目にあたる今回のフィールドは西の聖地・琵琶湖、継承者は当地でガイドも営む島後英幸さん。知り尽くした場とはいえ「STEEZシャッド」「STEEZカバーチャター」を用いた「神技」で狙うは「ロクマル」。果たして彼は師匠・赤羽修弥のお眼鏡に叶うのか?
愛称シマゴン! 縦横無尽に活躍する「巻きモノ使い」がエントリー!
【Profile】
島後英幸(しまご・ひでゆき)
琵琶湖プロガイドとして活躍の傍ら、霞ヶ浦を舞台とするWBSに参戦中。西と東、国内のバス重要拠点を知り尽くし、日本を所狭しと活動する期待の若手だ。1986年生まれ(35歳)、愛知県出身。
STEEZシャッド or STEEZカバーチャターで58cmのデカバス釣るべし!
事前インタビューで「巻きモノは得意」と語った島後さん。
実際にDAIWAのYouTubeチャンネル「Ultimate Bass by DAIWA」では、すでに「STEEZ カバーチャター」に絞った実釣でグッドバスを連発させている。
赤羽「シマゴンはシャッドもチャターも使いこなしてるし、おそらく西日本で一番使ってるアングラーだと思う」
赤羽修弥さんのコメントは前回の記事からの抜粋、師匠筋からのお墨付きもばっちりだ。期待が高まる!
とはいえ、今回達成すべきお題はこれまでで最大サイズとなるロクマル…から赤羽さんの温情で「ゴンパチ(=58cm)」。
島後さんの勝手知ったるビッグバスレイク・琵琶湖ではあるものの、「STEEZシャッド」「STEEZカバーチャター」のたった二刀流で達成できるお題なのか? 魅せてくれゴンパチ、魅せてくれその神技!
配信スタートは9/27(月)の朝を予定。この記事に追記していく形で進行するので、ぜひチェックされたし!!
赤羽修弥さんの「奥義」解説はこちら
開始前の意気込みをどうぞ!
DAIWAプロスタッフ・島後英幸(しまご・ひでゆき)さんによるリアルタイム釣行配信本日開催‼️
— 板野ヒロ【ルアマガプラス公式】 (@luremaga_plus) September 26, 2021
スタートを直前に控えた島後さんからコメントが届いています🎵 pic.twitter.com/6QQYwrrTSU
【6:20】20分ディレイスタート…と、いきなり!
6時は思いのほか、まだ明るくなく、若干スタート時間を遅らせました。楽しみにお待ちいただいた皆さま、ご理解のほどよろしくお願いいたします…。
“シマゴン”こと、島後英幸さんの奥義継承チャレンジは琵琶湖北湖の東岸にあるマリーナからスタート。
「ここから始めていいすか?」と、オープニング動画を撮影した場所でファーストキャスト…すると!
何と1投目、STEEZ カバーチャター3/8ozにヒット!
シマゴン「サイズはアレですけど、幸先良いですね!」
これからどんどんサイズアップだ!
【6:35】ウェイトローテーション
1尾目を仕留めたのはSTEEZ カバーチャターの3/8ozだったが、今度は1/4ozへと。
シマゴン「ウィードのパッチ周りを狙っていくので、重いとスタックしがちなんてすよ。なので、ウィードの濃いところは軽い1/4ozも使っていきます」
シマゴン「違いが伝わりますかね?(笑)」
おそらく…。なお、トレーラーはラピッズテール(DAIWA)。当企画の初回に登場した梅田京介さんの開発モデルだ。
【6:46】2ヶ所目でも1投目で!
シマゴン「うぉっ! あー、フッキングできなかった…」
着水直後、巻き始めで即バイト! 5分ほど南下した場所に着くなりの出来事だった。
シマゴン「うぁ~、今のはデカそうだったなぁ…。ま、またそのうちクルでしょう!」
心は前向き、リズムは快調!
【7:06】3ヵ所目、河口部へ
さらに南下して、流入河川の河口部へ。
さて、ここでSTEEZ カバーチャターのタックル紹介!
BLXは 巻きと粘りのLG で、ディスタンスとフッキングストロークを考慮したロクテン。リールは磐石の2021NEWモデル・ジリオン。
そして、ラインは…えっ? にっ、20lb!?
シマゴン「相手はでかいし、仮にウィード周りで潜られたら、10lb台じゃあ心許ないんで」
本日の目標は、ご存じの通り、58cmのモンスター。絶対に獲るためには、ライン強度も万全な態勢に整えておくことが大切なのだ。
[STEEZ カバーチャター使用タックル]
●ロッド:BLX LG 6101MRB
●リール:ZILLION SVTW 1000H (ギア比7.1)
●ライン:STEEZ フロロtype-モンスター20lb
【7:30】大移動へ
シマゴン「ちょっと走りますね」
どのくらい走ります?
シマゴン「30分ちょっとです」
全然ちょっとじゃなーい!
【8:05】もう8時!?
おはようございます。風もなく、波もなく、移動中は気持ちよくてたくさん寝ることができました(え
ところで、30分「ちょっと」ほど北上したわけですが、ここまで来た理由は?
シマゴン「1発の可能性ですね。先までいた場所は南湖に近いエリアで、プレッシャーも高い。流入河川も近いので、昨日の雨で少し冷え込んでたんですよ。対して、ここは誰もいない。けど、釣るのは難しい。どっちを選ぶか。僕は大移動を選びました」
出れば、58どころか、ロクマルの可能性を秘めた「(サイズに)伸び代がある」エリアなのだ。
シマゴン「しかし、風がないのはキツい…。普通じゃなかなか難しい…」
STEEZ カバーチャター3/8ozを続投。ウィードエリアを刻んでいく。
【8:32】大移動、もうひとつの理由
シマゴン「昨日の風が南東だったんですよ。ここ(西岸)は当たり続けていたんで、今は若干濁り気味。ハードベイトでダマしやすい水質ですね」
島後さんの読みは実に鋭い。
シマゴン「ただ風がない…。そうなると、速巻きでルアーだと認識させる前にクチを使わせてしまうしかない。今はZILLION SVTW のギア比7.1で速巻きしてますが、ここぞというタイミングにはもう1セット用意してますんで」
それが、ZILLION 10.0(テン)!
世界最速のギア比10、ハンドル1回転106cm! メーターオーバーのちょっ速で、ぜひともゴンパチいただいちゃいましょう!(祈)
シマゴン「あ、ボイル!」
時が来たか!?
【9:03】2尾目!
シマゴン「STEEZ カバーチャターだから、喰わせることができた魚ですね、小さいけど」
ウィードが水面まで伸びたパッチの脇というより中を通した際のバイト。他のブレーデッドスイムジグではスタックばかりで釣りにならないゾーンだ。
シマゴン「また来た! あっ…やっぱウィードの中ですね!」
ちなみにサイズを計測してみると、30センチジャスト。
シマゴン「秋は…ていうか、ここ最近のアベレージサイズです。でかいのが喰う前にこの子たちが…。ま、数を釣ってでかいのが混ざると思って撃ち続けます!」
巻きの秋、STEEZ カバーチャターの秋。
もうひとつの実弾、STEEZ シャッドの出番はまだない。
【9:22】STEEZ シャッド、初登板!
シマゴン「秋は混在してますからね。数釣って(でかい魚を)混ぜるしかない」
そう話す島後さんは「STEEZ シャッド60SP DR」をスピニングのPEタックルにセット。
DRて、確か2.5mダイバー。こんな沖なのに、水深の浅い場所があるんですか???
シマゴン「シュンセツの掘り残し、ハードボトムがあるんですよ。南湖で例えるなら、下物エリアみたいな。お、さっそくバイト!」
しかし、個体が小さすぎるのかフッキングしない。
シマゴン「そうかと思えば、いきなりドンッと来るのが秋ですから。集中していきます!」
[STEEZ シャッド使用タックル]
●ロッド:BLX LG 6101MLFS
●リール:TATULA LT 2500S-XH
●ライン:UVF タトゥーラセンサー×8+Si2 0.8号+フロロカーボンリーダー8lb
【9:55】3尾目…
シマゴン「ウィード際を通すと、ちょっと重たくなって、ウィードがフックに引っ掛かったのかなと思いきや(笑)」
推定15cm、50g。
シマゴン「さっきからこのクラスがアタックしてきてたんですね。もう少し冷え込んだら、良い個体が増えるんですけどね」
さー、本番はまだまたこれから! 張り切っていきましょー!
【10:25】南下を開始…すると!
シマゴン「先のエリア、シャローも沖もブッチャケ雰囲気がない。ボイルも、実際に釣れたのも小さいわけで。釣り方が事前に限られている今回の場合は…来たッ!」
BLX を絞り込んであがってきたのは、35cmクラス。
シマゴン「ウィードの中はこんな感じなんですかねぇ、うーん。…うぉ、何だ、今の!? ロクマルどころか、ロクジュウゴありましたよ! 幻覚かなぁ(笑)」
いや、きっとそれはバス! 釣れる予定のバス! 間違いない!
【10:57】本来のSTEEZ カバーチャター場へ…すると!
シマゴン「岸際のオーバーハングやレイダウンをやってみます」。
先の場所から南下して到着したのは、STEEZ カバーチャターの開発者である赤羽修弥さんが本来の使い方として推奨しているスキッピング場。小気味良く奥へと送り込むや、何と!
シマゴン「来たか!?」
もしや早くもお題達成か!?
【11:00】4尾目、サイズアップ!
シマゴン「でかく見えたんですけど、意外と…。さっきまでの魚が小さすぎたので、目が慣れてませんね(笑)」
50アップにも見えたが、49cm。琵琶湖の魚はグッドプロポーションのため、スケール感が2割増しになってしまいがち。
んー、惜しい! あと9cm足りない!
なお、現在までのヒットルアーは全て、STEEZ カバーチャターの1/4ozだ。
【11:35】11時台は釣れる説・5尾目
シマゴン「先の場所は流入河川の河口出口にあるオーバーハング。本湖の魚が川の中へ入ろうかどうかを決める場所で、そこにベイトも多かったですね」
時にはハスっこがボート内に飛び込んでくるような事態。
シマゴン「似たような条件の場所を…と言っても、なかなかないんですよねぇ」
とりあえず決めたのは河口部という条件。そこにある何かしらのコンタクト場を探していく模様だ。そして、さっそく結果!
シマゴン「パラアシの中を引いたら喰ってきました。このサイズでも本当によく引く!」
推定35cm強の幅広バス。コンディションは抜群!
【11:55】「奥(オク)より沖(オキ)なのかなと」
シマゴン「朝からのことを総合的に考えると、(何かの)奧は小さい、もしくは釣れない。だとしたら、ボディウォーターの当たる場所、深いところからの上がり口。そんな感じのところが可能性もあるのかなと。先の49cmもそんな感じの場所ですからね」
ここはミオスジ絡みかつ、上がり口のウィードエリア。
シマゴン「相対的に秋の琵琶湖は深いところの魚がでかいですからね。彼らが上がってくるタイミングに合わせたいところです」
その時は、いつ訪れるのか。きっと訪れる、間違いない。しばし、お待ちを。
【12:12】6尾目、7尾目
シマゴン「ホラ、奥だとこのサイズですよ。ゴミが引っ掛かったのかと(笑)。キミたちじゃないんだよなぁ…」。
奥という選択肢を消すために、河川内へ。そして2連チャンでこの結果。
シマゴン「沖、深いところ。STEEZ カバーチャターを重くして、でかい魚を浮かしますか! それとも…」
もうひとつのルアー、STEEZ シャッドにも秘策アリか?
【13:00】赤羽修弥師範にコール&罰ゲーム発表
今回、島後さんが使っているSTEEZ ルアー2作品は、赤羽修弥さんが開発。その開発経緯や使い方などは先週の当サイトでご覧いただいた。
その最後に本来であれば、お題未達成の場合に課せられる罰ゲームも発表される予定だったが、本日まで持ち越され、電話での発表となった。詳細はTwitter動画を参照。
当初は「長命寺の階段808段うさぎ跳び」「ダイワ精工(現グローブライド)社歌”シャイニングダイワ~明日の夢達へ~”の斉唱」「激辛料理完食」「大食いチャレンジ」「ゲテモノ奇食」などなどが挙がったが、どれも実現不可能に近い…。
というわけで、赤羽さんが決めたのは「琵琶湖半日無料ガイド権」だ。
シマゴン「僕のインスタグラムにDMください。合言葉は『長命寺』です…て、まだゲームは終わっちゃいないし!(笑)」
あと4時間、ファイトー!
電話口に師匠が登場! 今回の罰ゲームは…?
【本日リアルタイム実釣配信実施中‼️】
— 板野ヒロ【ルアマガプラス公式】 (@luremaga_plus) September 27, 2021
島後さんが電話…⁉️ついに罰ゲームが発表です😂
赤羽さんは果たしてどんな内容を⁉️ pic.twitter.com/q4H49PUXg7
【13:35】マンメイドのディープ攻略へ
シマゴン「何年ぶりだろ、キャロシャッド。4年ぶり? かな? 確か、こんな感じだったかなーくらいの感覚でやってます(笑)」
当初はシャローのみでと考えていたが、急きょディープへ転向したため、タックルはPE スピニングを流用。STEEZ シャッドはどのタイプ、どのダイバーを?
シマゴン「STEEZ シャッド60F SR です。シンカーを使って沈めているんで、SPである必要はないし、FBならボトムでライザー的なアクションでアピールできますし」
シンカーのウェイトは?
シマゴン「1.8g、軽めです。重いとシャッドの動きに影響が出てしまうんですよ」。
喰うか喰わないかの境目はそんなところにもあるのだ。
【13:50】湖上清掃活動
キャストミスで放置されたワーム&ラインを取水塔から撤去。徳を積む。
シマゴン「なんでそのままにするのかな…」
島後さん、心の叫び。
【14:07】再びシャローへ
シマゴン「およそ1時間やってみて反応ナシ。ベイト、多分コアユが多すぎるのもよくないんだろなぁ…バスにとっちゃ間に合ってますよ的な。シャローに行けよってことかな」
思考こそが成功に導いてくれるはず。
シマゴン「僕のすべてのヒキダシを総動員します!」
左奥に見えるのが、先程まで狙っていたマンメイド。現在はブレイク+ウィードをサーチ中だ。
【14:41】河口+木+濁り=釣れる!?
シマゴン「ヒキダシを開け続けても、中に何も入っていない状態が続いてます…(汗)」
つまりは手応えナシ…。焦りは禁物、まだまだ時間は存分にある。
ディープには手を出さず、シャロー重視に戦略変更。長い下積みで鍛え上げてきた濃密な経験値が活かされていく。
【15:15】ラスト2時間を切った
ジリオン10を投入して、スロー巻きでも速巻きになってますなう。
シマゴン「わ、小さいのが追っかけて来た。どこへ行ってもいますね、小さいの。いやー、カスリもしてないなー、58…」
シマゴンパチよ、いずこに…。
【15:45】親指の第一間接まででは、半人前?
シマゴン「親指の先っちょだけカサカサになるようじゃ、まだまだ。付け根にガッサーとキズが付くくらい。それくらいがちょうどいい」
釣り上げたバスのサイズを、クチを持ったときの指先との関係性のお話だ。サムズアップしているわけではない。
シマゴン「困ったな、困りましたね…うーん、どうすべきか…」
たった1尾、されど1尾。世界最高レベルに難しい1尾に出会うことはできるのか…。
【16:15】お便りコーナー
シマゴンさんはフロッグが得意というイメージがありますが、他にはどんな釣りが得意なんですか?[神奈川県 OKさん]
シマゴン「今日の巻きの釣りもそうですし、パンチングなどの撃ちの釣りもそうですし、ていうかシャローの釣り全般が好きですね」
ズバリ、58cmは釣れますか?[神奈川県 K-1さん]
シマゴン「58て、ロクマル釣れたーやったーと騒いで、実際に計ってみたら2cm足りない…てのがリアルな話。そう簡単な魚じゃないのは確かです…難しい、けど可能性はゼロじゃない」
DAIWAアルティメットバスでは、五山川でバイク釣行をされていましたが、ほかにも行ってみたいフィールドはありますか?[東京都 SOさん]
シマゴン「バイクで行けるところならどこでも! 逆に、どこへ行ったら楽しいと思いますか?」
【16:30】ラスト30分!
ここまでのルアー使用率は大まかに『STEEZ カバーチャター9割/STEEZ シャッド1割』。
最後の30分、諦めずに投げ続けるなら、やはりカバーチャターとなるだろう。
神風よ、吹け!
奇跡の1尾なるか!
【17:00】ストップフィッシング!
シマゴン「修行が足らんすわ…出直します。ありがとうございました!」
島後さんの奥義継承チャレンジは残念ながら、これにて終了。達成ならず。おつかれさまでした!
【本日リアルタイム実釣配信実施中‼️】
— 板野ヒロ【ルアマガプラス公式】 (@luremaga_plus) September 27, 2021
DAIWAのプロスタッフ・島後英幸さんの琵琶湖で58センチ以上を狙う挑戦も遂に時間切れ‼️
果たして結果は⁉️
動画をご覧ください😆 pic.twitter.com/9N9tLKQ9NI
というわけで、お疲れのところに大変恐縮ですが、これから罰ゲーム『長命寺』の 808階段をうさぎ跳び往復へ行きましょうか。
シマゴン「ちょ、え、ま! 僕の半日ガイド権ですよ!(笑)」
ご希望の方は、島後さんのインスタグラムをフォローの上、DM で合言葉と応援メッセージをご記入の上ご応募くださいませ。当選者は後日、抽選で決定とのことです。
罰ゲームは琵琶湖ガイド半日無料券!? 応募は島後さんのインスタDMから!
高難度のお題は達成できなかったとはいえ、午前中の連発と49cmバスはお見事でした。しかしこれも読者のみなさまにとってはいい機会、島後さんのガイドで琵琶湖バスをぜひ堪能してみよう!
それでは、今回も長時間のご視聴ありがとうございました!
【応募条件】
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