“精度の高さ”を極めたビッグベイトロッド!『ワイルドサイドWSC64XH&WSC65XXH(レジットデザイン)』を徹底解説!!【レンタルボートアングラー必見!】



ワイルドサイドにはWSC64XHとWSC65XXHという、ショートなビッグベイト用ロッドがラインナップされている。ビッグベイト用ロッドが短いことで生きる個性とは、一体どんなものなのだろうか。房総リザーバーマスターの清水拓馬さんに話を伺った。 

【Profile】

清水拓馬(しみず・たくま)   

1993年生まれ。千葉県市原市出身・在住。ホームフィールドは房総リザーバーや高滝ダム。各種トーナメントに精力的に参戦しており、レンタルボートの釣りで腕を磨いている。レジットデザインフィールドスタッフ。   

ワイルドサイドWSC64XH & WSC65XXH“Big Bait Special” (レジットデザイン)

WSC64XH “Big Bait Special” 【スペック】

  • 全長:6ft4in
  • 継数:1ピース
  • 標準自重:168g
  • アクション:ミディアムファスト
  • 適合ルアー:MAX100g
  • 適合ライン:14〜25lb
  • 価格:35,750円(税込) 

WSC65XXH “Big Bait Special”【スペック】

  • 全長:6ft5in
  • 継数:1ピース
  • 標準自重:168g
  • 適合ルアー:MAX168g
  • 適合ライン:16〜30lb
  • 価格:35,750円(税込) 

短いからこそキャストが決まる! 小技が効く! 

――清水さんは、ビッグベイトを使う際にどのロッドをチョイスしているのでしょうか? 

清水「僕が普段使っているのが、『WSC64XH』と『WSC65XXH』の2本です。特徴は、これまで多かったビッグベイトロッドと比べて短いこと。

7ftを越すようなロッドが多い中で、これだけショートなのは珍しいと思います。短いとキャストもしやすいし、細かいアクションもつけやすい。小技も効くし、繊細にルアーが扱えるんですよね。この短さは、特にレンタルボートでは大きなメリットになっています」 

――素材面ではどのような特徴がありますか? 

清水「ブランクスにはグラス素材もコンポジットされていて、重いルアーをとても扱いやすくなっています。ガチガチに硬いロッドではないので、誰でも使いやすくなっていると思います。これまでのワイルドサイド同様、アラミド補強もしてあるのでパワーも申し分ありません。アクションはミディアムからミディアムファストで、クセのない曲がりをしてくれます。グリップまわりなども、キャストやアクションがしやすいように長さが調節してありますよ。 

ビッグベイトはピンスポットに正確にルアーを撃ち込んで、丁寧に動かしてくることが大事な釣りです。アキュラシーが求められるからこそ、この64、65というレングスがすごく生きてきます。ルアーをミスなくカバーに入れ込んでいけるし、長時間キャストを続けても疲れません。1日ビッグベイトの釣りが楽しめるロッドになっていますね」 

――では、この2本のロッドの使い分けは? 

清水「『WSC64XH』は100gくらいまでのルアーが扱えるパワーです。なので、2ozクラスの標準的なビッグベイトが気持ちよく使えますし、1ozクラスの小ぶりなモデルも問題なく使用できます。個人的には、ギルロイドJr.やチビタレル、ブラストボーン、ジョインテッドクロー178、タイニークラッシュなどを使用しています」 

一方で、『WSC65XXH』は、表記的には168gのルアーを背負えるパワーがあります。なので、ガンタレルやNZクローラー、クラッシュ9などがマッチします。スライドスイマー250も問題なく使えますよ。XXHと聞くと、本当に硬い竿をイメージするかもしれませんが、そんなことはなく、魚を掛ければしっかりと曲がってバスを取り込むことができますよ。」

S字系からリップ付きのもの、ビッグクローラーベイトなど、さまざまなビッグベイトを扱えるのがこの“ビッグベイトスペシャル”だ。 
清水さんが亀山ダムで愛用しているのがギルロイドJr.。このサイズ感のルアーなら、WSC64XHがマッチする。 


暖かい雨が降ったらビッグベイトを持ってフィールドへ直行せよ! 

――この2本を使用するタックルについて、こだわりはありますか? 

清水「リールに関しては、一般的なベイトリールのハイギアモデルを使用しています。自分が大事にしているのはライン。ラインはフロロとナイロンを使い分けげ重要ですね。太さはフロロ20〜25lbとナイロン20〜30lb。フロロを使う場合は、ラインの重さを利用して、水中に沈み込ませてレンジを入れたいとき、ラインの重さでルアーを動かしたいときに使います。逆に、ナイロンラインはルアーを浮かべたい時、あとはキャスト後にその場に置いておきたい時。フロロだと風や流れでルアーも動いてしまうんです。でもナイロンだと比重が軽いのでそれがないんですよね」 

――これから季節が進行して、どんどん釣りが厳しくなってきます。そんなこれからの時期に効くビッグベイトパターンはありますか? 

清水「リザーバーでは、晩秋から初冬に降る暖かい雨や、暖かい雨が降った次の日の朝などはビッグベイトで釣るチャンスです。暖かい雨が降ったら、インレットやシャローカバーに、どんどんルアーを入れていってみてください。タイニークラッシュやブラストボーンなど、一点でネチネチ動かせるものがオススメですね。

あと、自分のホームである亀山ダムでは冬に何度かニジマスの放流があり、それにデカバスがリンクするとビッグベイトで釣れたりしますね。放流されるニジマスのサイズは10〜30cmほどで、まさにビッグベイトパターンにハマります。これからの時期はバイトが少なくなってくるのですが、ビッグベイトで釣れる1尾はやはり格別です。諦めないで投げ続けることが釣果の近道だと思いますので、みなさんもぜひ挑戦してみてください!」 

冬に近づいてもまだまだビッグベイトは欠かせない。ビッグベイトで寒い季節の熱い1尾をぜひキャッチしよう。 

清水さんのビッグベイティングをもっと知りたければこちらの動画も必見です!