陸王ダービー2021決勝戦を実況配信! 11月21日 in 霞ヶ浦&北浦「バス釣り最強を目指せ!」



その年の最強ブラックバスアングラー決定戦「陸王」進出への切符を賭けた、一般参加型陸王「陸王ダービー2021」。短期決戦型の対決「陸王オープン」と共に、日本全国4ブロックにて2021年シーズンの長期戦を勝ち抜いてきた猛者4人が、ここに集結。11月21日、決勝戦チャンピオン・カーニバルの地、霞ヶ浦の舞台に立つ! ルアマガプラスではその戦いの様子を取材班が追跡、完全実況でお届けしていきます!

最新戦況

各選手の最新戦況、行動履歴はこちらをチェック。決勝戦の各選手現在地をリアルタイム更新でプロットしていきます!

選手1尾目2尾目3尾目4尾目5尾目合計
A 新谷健斗1,100g1,110g–g–g–g2,210g
B 安田大助–g–g–g–g–g0g
C 畑山現–g–g–g–g–g0g
D 髙原卓志790g–g–g–g–g790g

陸王オープン2021決勝戦に進出した各ブロック優勝者

【ブロックA:新谷健斗

新谷健斗(しんたに・けんと)
  • 年齢:22歳
  • 血液型:AB型
  • 出身地:広島県福山市出身
  • 得意な釣り:シャローの釣り
  • プラの感触:プラ初日は自分の得意とするシャローのパワフルな釣りをメインでノーバイトノーフィッシュでした。プラ2日目は、気持ちを切り替えてエリアをチェックしました。初めてのフィールドなので釣りはほとんどせず、気になるエリアの入り方を確認するのがメインでした。
  • 意気込み:せっかくここまで来たので、満足のいく結果を出したいと思います!

【ブロックB:🌟Daisuke🌟

安田大助(やすだ・だいすけ)
  • 年齢:36歳
  • 血液型:O型
  • 出身地:高知県
  • 得意な釣り:サイトフィッシング
  • プラの感触:最悪です。これで3度目のカスミ水系ですが過去イチ悪い。陸王オープンの時よりマシだろうと思って来たんですが、厳しいですね。釣ってる情報は耳にするけど、その実態はロコの人ばかりなんで、自分がその人たちと同じ土俵では勝負できないので、今回試合する他の人たちよりは多い経験を生かしていこうと思います。前回のオープンの時は変に自分のスタイルを全面に押し出そうという攻めの姿勢で負けたので、今回は抑えます。でも抑えの釣りをしても昨日が3バイト、今日は2バイトなんでリミットメイクは到底無理なんですけどね。もしうまく行って2本でも釣れたら山王川でサイト勝負しにいこうかと思います。
  • 意気込み:全力で頑張ります……。

【ブロックC:イカゲソ太郎

畑山現(はたけやま・げん)
  • 年齢:32歳
  • 血液型:B型
  • 出身地:和歌山県
  • 得意な釣り:ベイトロッドを使った釣り
  • プラの感触:びっくりするくらい手応えがないですね(笑)。昨日(11/19)の夜に和歌山を出て翌朝にこっちについたので、ほとんど見られませんでした。ただ巴川だけは前から気になっていたの時間はかけましたが、小さいのが見えたくらい(笑)。湖で釣りをした経験がほぼ無いので、流入河川とかを中心に明日は回っていくつもりです。
  • 意気込み:関西から来てるのでせめて爪痕は残したいですね(笑)。

【ブロックD:T & T

髙原卓志(たかはら・たくし)
  • 年齢:36歳
  • 血液型:O型
  • 出身地:岡山県
  • 得意な釣り:好きな釣りはトップウォーター、得意な釣りはフィネス
  • プラの感触:前日プラは5バイトあって2本キャッチ、もう1本はキャットフィッシュでした。対戦エリアが広大なので、自分が得意な川の釣りが生きるエリアで、自分が分かる範囲を、自分ができることで勝負しようと思います。
  • 意気込み:自分の釣りでどこまでやれるか、全力でがんばります!

陸王ダービー2021レギュレーション

【プラクティスについて】

  • プラクティスは試合前日、前々日の2日間とする。それ以外の日に現場で釣りをする行為は禁止とする。
  • フィールド状況の確認やエントリーの確認のためのチェックは認める。

【競技時間について】

  • スタートが6時30分、ストップフィッシングが16時30分。
  • 休憩は9時から9時15分、12時から13時、15時から15時15分の3回。
  • スタート場所は潮来ステーションホテル。

【タックルについて】

  • タックルは5セットを用意可能。
  • 替えスプールは合計2個まで使用可能。ラインの巻き替え、スプール交換は自由。
  • ただし持ち歩けるのは2セットまで。
  • ライフジャケットは着用のこと。ランディングネットの使用は可能。

【競技について】

  • キーパーサイズは25cm以上。1日5尾の総重量を競う。ウエイトはプレスが持ち込んだスケールを使用し、プレス確認のもとで正式スコアとする。バスのサイズは口閉じ尾開きで計測する。
  • プレスのランディング補助は不可とする。
  • 競技時間中のヒットであれば、休憩時間や終了時間を過ぎてのランディングは可能。

【競技エリアについて】

  • スタート場所および帰着場所は潮来ステーションホテルを予定。
  • 競技エリアについて。霞ヶ浦・北浦・外浪逆浦・鰐川・与田浦・北利根川・常陸利根川。常陸利根川は河口堰手前まで。
  • ジャカゴ、消波ブロックの上に乗っての釣りを禁止する。石積みへの立ち入りを禁止する。駐車禁止の看板付近での駐車は禁止する。
  • 流入河川や水路は、本流から橋2本目もしくは水門まで(新利根川を除く)。新利根川のみ、上限を国道209号(立崎羽根野線)までとする。流入河川の支流は橋1本目もしくは水門まで。
  • 潮来前川(北利根川合流点から3本目の橋『思案橋』までは禁止)。禁止エリアについて。土浦新港・新川・旧港(南岸、浮き漁礁側はOK)。北利根川のJR鉄橋から潮来大橋の間、ドック内は禁止エリアとする。
  • 各保護水面と禁止区域においての釣りは全面禁止(※茨城県霞ケ浦北浦水産事務所のサイトを参照)。
  • その他、ローカルルールに準ずる。

【06:25】間もなくスタート!

陸王ダービー2021決勝 in霞ヶ浦水系、間もなくスタート。冷え込んだ朝に静かに燃える4つの闘志。
全選手気合い十分! 各選手の動向は随時ライブ配信していきます!
ご覧の皆様、ご声援よろしくお願いいたします。

【06:35】畑山(イカゲソ太郎)ファーストフライト

Cブロックチャンピオンのイカゲソ太郎改め畑山選手がファーストフライトで出発です!

畑山「まさか勝てると思って無かったので、なんの意味もない名前にしてしまいました(笑)。今日は1尾くらいは触りたいなあ……」

地元ではどんな釣りをしているのですか?

畑山「川の釣りが面白くてはまってます。紀ノ川でロクマルも釣りましたよ」

紀ノ川でロクマル!?
これはかなりの期待が持てそうです。

畑山「今日はまず、新利根川に向かいます。昨日は入れなかったんですが、マップを見て気になっていたんですよ」

【06:37】髙原 3番スタート

恒例のジャンケンで3番目のスタートとなった髙原選手。最初に向かうのは!?

髙原「掘割川に行きます!」

昨日のプラではバスを2尾キャッチしているとのこと。
幸先の良いスタートを切れるか!?

【06:38】安田 スタート!?

北利根川からスタート!
各選手が車を走らせる中、最終フライトの安田選手は……あれ?

安田「ここからやりますよ」

おおっ!!
まさかのスタート地点が本命場!?
朝のフィーディングに期待!!

【06:41】新谷 朝イチ場所へ

この水系が初という新谷選手。水原へ行きます、とクルマを走らせた。

新谷「昨日はボイルがあって、シーバスと1kgぐらいのバスが小ボラを追ってました。人が多くてプレッシャーも高そうなので、なんとかして釣りたいですね」

【06:50】髙原 得意のフィネスで開始

昨日はここで40cmと30cmクラスのバスを釣っている髙原選手。
5inカットテールのネコリグで丁寧に護岸側を探る。

髙原「昨日は風が強かったので魚が沈んでましたが今は無風なので、どうかな」

【06:54】畑山 トップやりましょうか(笑)

ファーストスポットとなる新利根川に到着した畑山選手。

畑山「意外と遠いですね(笑)」

この水系の広さに面食らっている様子です。

畑山「今回のメンツを見ると、全うにバス釣りを初めて3年の自分は1番実力が足りてないように思うんです。でも数が釣れない状況であれば可能性はありますよね」

そういって取り出したのはプロップペッパー。

畑山「これとアベンタRSが信頼のルアーなんですよ(笑)」

朝イチの鏡のような水面を割るビッグバスに期待です!

【06:57】新谷 作戦変更

水原に向かっていた新谷選手たが、かなり手前でクルマを停めた。

新谷「朝イチに水原に入ろうと思ったけど、ドンピシャのタイミングで行かないと釣れないと思います」

水門に到着すると周囲にアラバマリグを入れ、シェイクしながら誘っていった。

【07:07】畑山 初場所の理由は流れの無さ!

ほぼ未経験のフィールドで、真っ先にこの場所を選んだ畑山選手にその理由を聞いてみました。

畑山「ワンド状になってるじゃないですか。うまいこと風もあたってないですし。水があまり動いてない場所な訳ですから、休みたいような魚は入ってくるのかなと思ってます。サイズは小さいと思いますが」

つまりキーパー場所ということですね。
まずは1尾とってアドバンテージを得たいところです。

【07:07】安田 バッティング!!

水原へ移動した安田選手。なんと、新谷選手と同タイミング、同スポットでバッティング! 2人の選手が睨むこのスポットとは一体⁉️

安田選手はスモラバを巾着の際へ丁寧落とし、新谷選手は護岸にアラバマのテクトロ⁉️

エリアは同じでも攻め方の差が面白い!

【07:18】安田 この水系必須の……

イモラバ! ゲーリー4inグラブのテールをカットし、ラバーを刺したものを使用。基本的にはイモ同様ズル引きで使い、巾着でも根がかり知らずのすぐれもの。

しかし、同タイプのルアーが数多くある中でなぜ、カスミ水系のロコたちはあえてこれを使うのでしょう?

安田「サイズと比重のバランスがいいんでしょうね。あとはこの手のルアーの泣きどころでもある、フッキングが決まりやすいのかな?というのが僕の見解です」

根がかり知らずのイモラバを一段下の巾着へ落とし、ズル引きしていく。

【07:21】新谷 チャンス到来!?

水原に到着して15分ほど経った頃、突然水面がザワつきだした。

新谷「昨日もこんな感じでボラが跳ねはじめて、それをバスが追ってました」

奇しくも安田選手がチェックした後だった。

新谷「もっと派手にボイルするはずなので、もう少し待ちます。今回のテーマは焦らないことなんで(笑)」

【07:25】畑山 すのやわら

新利根川を少し下流に移動し、やってきたのは洲ノ野原です。

畑山「気になっていた水門です。魚の通るルートになってるのかなと」

ホールフリックのネコリグでチェックしていきます。

畑山「普段は6.5inなのですが、カスミということで5.6です。場所がもっと絞れるならもっとフィネスなことも出来るのですが……」

ほぼベイトタックルしか使わないという畑山選手。スピニングを使わない理由は他にもあるそうで……。

畑山「難しい魚に口を使わせるのは苦手なんですよ(笑)。やる気のある魚を拾っていくのがいいですね」

と、話をしている最中にボイルが発生! すかさずプロップペッパーにルアーを交換します。

【07:28】髙原 小移動

髙原「やはり簡単には釣れてくれないですね。人がいないうちに下流のブッシュや水門をやっておきましょう」

岡山県・倉敷川から決勝に駒を進めた髙原選手。倉敷川に似ているという掘割川が、自分の釣りが通用するエリアだと判断したようだ。

【07:31】安田 あいつ……

新谷「よっしゃ!! シャアっ!!」

!?

後方から聞こえる、咆哮にスタッフと安田選手が振り返る。なんと新谷選手が、安田選手の撃った場所でビッグバスを手にしてる⁉️

安田「あいつ……わざとやな……。嫌なもん見てもうた。静かに釣ってほしいわぁ……(笑)」

これは安田選手、精神的に来てしまったか⁉️

安田「いえ、まだ大丈夫です。でももう1本は無理ですw 多分たにけんも2本くらい釣ったら山王川行くと思うんでどっちが先に行けるかですね」

【07:32】新谷 キタァ!!【1尾目1,100g】

キンチャクの際で突然のボイル。その直後にアラバマを投入するとロッドが大きく曲がった!

新谷選手が一気に抜き上げた1本目は42cm、1,100g

新谷ハドルスイマーにガッチリ食ってくれました! めっちゃ手が震えます!」

撮影中も同じ場所でボイルは続いていた。連続ヒットなるか!?

【07:50】畑山 キャラメルシャッド

畑山「釣り歴が短いなかで半分以上の魚を釣っているのがキャラメルシャッドなんです」

一誠のシャッドテールワームですよね

畑山「巻いてももちろん釣れるのですが、ボトムに置いているだけでも喰っていくことが多いんです。ボディの角切りのリブが効いているんでしょうね」

普段は5inを使うとのことですが、ホールフリック同様、カスミを想定して今回は4inを投入します。

【08:04】新谷 ボラじゃない!

ボイルはやや収まったものの、エリアのポテンシャルは相当なものと判断した新谷選手。ステルススイマーのヘビーウエイトをカーブフォールさせていると……。

新谷「当たった!」

残念ながら乗らず。だがまだまだ時間はある。
地元、三川&八田原ダムで培った技が実を結ぶはずだ。

【08:05】髙原 倉敷ソウル

髙原「カットテール5inは試合ではこれしか投げないくらい僕のメインウエポンです」

地元倉敷川では仲間内で年4回ほど試合をして腕を磨いているという。

髙原「やっぱ緊張しますね。仲間内の大会でさえ緊張してますからw 今日も大会の仲間が応援してくれてると思います」

【08:08】畑山 800mダッシュはしていません

続いて畑山選手がやってきたのは妙技水道です。

畑山「伊藤巧さんが800mダッシュしたところですよね(笑)。あ、ネット忘れた! とりに戻りましょう!」

朝から一瞬たりともネットに触ってなかったじゃないですか(笑)。

畑山「冗談です(笑)。普段からほとんど使わないのでネットランディングは下手くそですよ」

訪れた名所でBDユーマのフリーリグを投げたのち、現在はビビビショットにキャラメルシャッド3.5を組み合わせたミニスコーンリグを巻いています。

【08:16】新谷 また食った!

頻繁にルアーチェンジして同じスポットを狙い続ける新谷選手。

新谷「うわっ! また食った!」

レイジースイマーの中層スロー引きに反応したようだ。

新谷「うわっ!またボイルしてる! これじゃ移動したくてもできませんね(笑)」

【08:25】畑山 色々アプローチ中

畑山選手は現在、妙技水道の足元狙いに時間をかけています。

畑山「垂直護岸系が好きなんですよ(笑)。ホントはメタルクロースピンで探りたいのですが根掛かりが酷そうなので沈み蟲で」

テール側に1.3gのネイルシンカーを入れたネイルリグで底をしっかりととっています。

畑山「ここでダメならいよいよ川めぐりですかね。ひたすら流入河川。ひたすらドライブ(笑)」

【08:32】安田 ちょっとだけ!

数多の選手の後ろ髪を引いた雁通川。
もちろん安田選手もその1人。陸王mobile予選では痛い思いをしている。

安田「マジで、一瞬! 見るだけ! いたら触ります!」

そのままお魚もお触りしましょう!!

【08:35】新谷 ハンバーグ!

お次はブルフラット5.8inのビフテキ。

新谷「このリグ、ハンバーグっぽくないですか?(笑)。あーっ!また当たった!」

頻繁に反応するが食い込まないのは、何かが合っていないのだろう。

【08:32】安田 ノブのドブ

雁通川を即見切り、北浦東岸へ! ……とその前にと、立ち寄ったのは、ドブのような水門前。

ここは……

安田「えぇ、僕が陸王モバイル予選でノブ(佐野亘彬選手)にやられたドブです。大移動する前にあやかりたいですね」

【08:45】髙原 ご当地ルアー?

掘割川の護岸際を引き続きネコリグとスモラバの吊るしで丁寧に探っていく。

髙原「こんなの落ちてました。釣れそうですねw マテリアルもいい感じです」

イソメ系!?

【08:45】畑山 マッディの洗礼

畑山「クリアウォーターならバスのチェイスとかでルアーがあっているかとかの判断だが出来るんですが、これだけ見えないと難しいですね」

紀ノ川から勝ち上がってきた畑山選手ならではの苦悩です。現在はステルスペッパー(FS)を投げています。

畑山「佐々木勝也さんの動画とかでシンキングダブルプロップでよく釣っている印象があるんですよね。フックをRCカマキリに換えているので刺さりもバッチリのはずです」

カスミスーパーロコにあやかって、ホッとしたいところです。

【08:53】新谷 奥の手

新谷「これなら食うでしょう。ロストしたら痛すぎますが」

と、新谷選手がレイジースイマーをアラバマリグにセットしだした。

新谷「重すぎてうまく結べない。9時休憩までに投げなきゃ、と思うと焦りますね(笑)」

【08:57】安田 いた!!

狙っていた北浦東岸エリアがナビ通りに行けなく、回り道の廻り道で通過した水路を覗くと……。

安田「バスいた!!! あと2分!? 間に合うかな!!!」

【09:10】畑山 紀ノ川から始まった

9:00から休憩中に釣り歴をきいてみました。

畑山「小学校の頃にグランダー武蔵とかミス釣りを読んでいた世代です(笑)でも本格的にのめり込んだのは3年くらい前ですかね。たまたま入った和歌山の釣具屋で、小学生の頃に一緒にバス釣りに行っていた友達と偶然再開したんです。それで初めて紀ノ川でバス釣りをやって、その時に40アップを5本とか釣ったんですよ(笑)」

なるほど。それはのめりこみそうです。

畑山「それからずっと紀ノ川に通い混んで、キャラメルシャッドとブレーバーのネコリグがあれば点と線の釣りをだいたいやれていたんですが、やっぱりカスミは甘くないですね。休憩後はルアーサイズを落としてベイトフィネスタックルメインで行こうと思います」

【09:15】髙原 このタックルほしい

髙原「僕の吊るし用ベイトタックルです。このロッド、使っている人少ないですがいいですよ」

ファンタジスタ レジスタ FNC-71M ライトフリップ(AbuGarcia)にスティーズエア(DAIWA)の組み合わせ。
スタッフが持たせてもらうとめちゃくちゃ軽くてシェイクもしやすい!

髙原「竿先だけ入る感じでベリーからバットはしっかりしています。7.1ftの長さを生かして陸っぱりの吊るしには最適です。そして軽い! スピニングPEももちろんありですが、ベイトの方が精度高くレンジを刻めるし、イバラなどの根ズレもフロロの方がライントラブル少ないので」

【09:20】安田 ここからは

安田「小場所のランガンです! 車の乗り降りのが大変になると思いますんで、よろしくお願いします!」

広大なカスミ水系で魚をかき集めるセオリーとも言えるランガンスタイル。

ついに安田選手が動く!!

【09:31】新谷 楽しかったけど……

休憩後も同じスポットでボイルは続くが、ルアーへの反応は次第に弱くなってきた。

新谷「あと1本は釣りたかったけど、この辺で切り上げないとダメです。みんな釣ってるんだろうなぁ」

そう言って新谷選手はクルマを走らせた。

【09:40】畑山 本湖へ

妙技水道を出て、次なるポイントへ向かう途中で畑山選手は霞ヶ浦本湖に車を止めました。

畑山「この水色が釣れる気がしないのですが(笑)。この場所は水深もあるし風もいい感じで当たっているので何かあるかもわからないですよ!」

沈み虫でじっくりと探ります。

畑山「初めて本湖で釣れそうな気がします。適度な風にボトムもガリガリです!」

【09:48】安田 目的地は常陸利根川

安田さんの目的地は常陸利根川。そこに至るまでの小場所を全て撃っていく!

安田「雨降りそうな天気ですね、嫌だなぁ」

【09:55】畑山 カスミらしい釣り

少し移動して、再び本湖の水門―護岸周りを釣っていく畑山選手。

畑山「水門周りでランガン。しかもルアーはブレーバーとステルスペッパー。カスミっぽいですよね」

立ち位置もそれっぽいです!!

【09:55】安田 釣れた!!

無数のピン撃ちがされている安田選手のGoogleマップ。そこに現在地名前がこう記されていた。

【釣れた!!】

釣れたんですか?

安田「前に来たときに、ね」

釣りましょう!

【09:57】新谷 リスタート

かなり前に2箇所目には到着していたが、リグのセッティングに時間をかけていた新谷選手。

新谷「ビックリするぐらいマイペースなんですよ(笑)。テンポよくランガンしたいんですけどね」

北浦西岸の護岸沿いを、アラバマリグのテクトロで探っていく。

【10:01】新谷 当たりリグ?

アラバマリグをシェイクしながらじっくり探っていた新谷選手。

新谷「水面まで出てきました! 乗らなかった……」

グッドサイズがアラバマを襲ったようだが、残念ながらフッキングには至らなかった。だがスタート時から何回も反応があるので、アラバマリグが今日の状況にマッチしているのではないだろうか。

【10:10】畑山 水色はいいのだけど

護岸沿い、水門の中とビシバシキャストを決める畑山選手。

畑山「ここの水の色は釣れそうな気がするのですが、ちょっと水深が浅いですね」

本命場所にたどり着く前のランガンが続きます。

【10:13】安田 カイツブリが

潜りまくり! ベイトもピチピチ!

安田「でも僕が投げるのはイモラバです^^」

ドン! ドン! ドン!!
ドドン! ド! ドン!!
※特に意味はございません。

【10:15】髙原 再び橋下へ

下流の護岸をひと通り探ったが反応を得られず、再びファーストポイントの本湖から1本目の橋下へ。

髙原「ルアーを3inヤマセンコーのノーシンカーワッキーに変えてみます……当たった!」

惜しくものらず! 次のチャンスを掴めるか!?

【10:20】新谷 ランガンスタート!

新谷「水原は最後に入る感じで、このあとはずっと動いていこうと思います」

手にはアラバマリグが結ばれたロッド。よさそうな護岸と水門を探ったら、即移動。北浦西岸を少しずつ北上していく。

【10:20】髙原 定番カラーのタカハラ理論

今のバイトで髙原選手が使っていた3インチヤマセンコーのカラーはウォーターメロン。

髙原「ウォーターメロンとかグリパンなどのいわゆる定番カラーってバスからしたら『何かわからん色・物体』に見えてると思います。それでエサかどうか確かめるために口を使うんです。サイトとかしてるとよくわかるんですが、バスってウィードの切れ端とか花びらとかも口に入れてペッてはく。ルアー釣りっエサだと思って食わせるだけじゃないですよね」

なるほど、興味深い話だ。

【10:21】安田 サイレントキラー

安田「カビたボラみたいですよね?」

カピボラ⁉️

安田「西湖の萩原さんに借りました」

これは……シェルの中の発泡にアルミが貼ってあり、所々禿げさせたような跡、そしてシェルは黒く塗ってある!

何か特殊なチューンが!?

安田「いや、たぶんほぼないっすw」

ガクっ!

【10:27】新谷 濁ってますね

雁通川へ移動。

橋2本目まで上がってみるが、すぐに切り上げた。

新谷「いませんね……。(安田)大助さんが釣ったのかな」

【10:36】畑山 目的地は城下川でした

本湖に寄り道をしつつ向かっていたのは城下川でした。

畑山「水の色がいいですね。でもちょっと浅いかな……」

カイツブリが泳ぎ、ワカサギか何かを狙っている人も多い城下川の河口域です。これは何かありそうな予感……畑山選手、スパテラ4inのダウンショットをスピニングタックルで数投してすぐにキャラメルシャッドへ変更しています。

【10:37】安田 River of MPS

中里川へ。ここは川村光大郎さんの伝家の宝刀、マイクロピッチシェイク場としても有名。そんな場所で安田さんが繰り出したのは、スワンプスキニーL!

安田「流れにドリフトさせて食わせます。スキニーで撃てないところをスモラバを吊るしますけどね!」



【10:45】髙原 ネバリスト・アンダーザ・ブリッジ

髙原「誰もが知っている場所ですが、この橋の周辺は水深があって杭などもあるので待っていれば魚が入ってくる可能性は高い。イチとゼロは全然違うんで。なんとか獲りたい。でもそのイチが遠い……」

【10:50】新谷 西から東

北浦大橋を渡って東岸へ。護岸に波が適度に当たり、水色もそんなに悪くない。アラバマリグで水門や護岸際を探り続ける新谷選手。

新谷「シェイクしすきて手が痛くなってきました(笑)」

【10:55】安田 WATER GOD RIVER

水神川へ。

安田「ここは目で見て撃ちます!」

北浦でもイチニを争う人気スポット。抜群のキャストスキルでスキニーLをピンスポットへ撃ち込みまくる!

【11:09】髙原 1尾目遂に!

髙原「!」

静かに髙原さんのフッキングが決まった! 一気に緊張が走る。静寂からの雄叫び。

髙原「よっしゃあ!!」

まずはゼロからイチヘ! 37cm、790gのキャッチに成功!

ヒットルアーは5inカットテール(ゲーリーインターナショナル)。カラーはミミズWSカスタム(キャスティング別注カラー)。

【11:10】畑山 ドライブ!

城下川に早々に見切りをつけ、霞ヶ浦を北上!

畑山「こっからはドライブです。様子を見ながら回っていきましょう」

そういってまず訪れたのは舟子川。ルアマガオリカラのベビーアビノーで護岸際をチェックしていきます。

【11:21】新谷 やっぱり本湖か?

ちょっと気になるので、と水神川へ向かった新谷選手。河口部は一般アングラーがチェック中だったので、橋の周辺にエントリー。アラバマリグとベローズギルのネコリグを試してみるが、ノーバイト。

【11:31】畑山 すぐさま移動

舟子川を少し見ただけで畑山選手は即移動。

畑山「三原さんが陸王モバイルの決勝で釣ってた場所でした。サイトで釣ってましたけど今日は全く見えませんね…」

あっちは10月末でしたしね。そんなわけで現在は本湖の水門周りをベビーアビノーで探っています。

【11:35】髙原 1尾目の考察

髙原「護岸際で全く反応がない。あとコイのあぶくが川の真ん中の方で出てたので、岸から離れた所にバスもいるかと思いネコリグを通したら食いました」

5inカットテールのカラーは、髙原選手が水質が濁っている時に多用する「ミミズWSカスタム(キャスティング別注カラー)」。

髙原「『レーシングフォーミュラクイック タイプebi』に漬け込んであります」

【11:41】新谷 可能性を潰す作業

新谷「流入河川が気になりすぎるけど、反応が全然ない。なのであと1本だけ流入河川をやって午後からは別のことをします」

北浦東岸の中里川をチェック。

新谷「16時半終了なので、思ったほど釣る時間がなさそうです」

勝利を確かなものとするために、あと1本欲しいところだ。

【11:43】畑山 さらに北へ

霞ヶ浦本湖を北上ドライブ中の畑山選手。ふと車を止めて水門周りを狙います。

畑山「視点を変えないと、時間を無駄にしますね」

そういってタックルボックスにジジルとイヴォークシャッドを足した畑山選手。現在は沈み蟲で足元やカバーを狙っていますが、新たな駒がもうすぐ火を吹く…!?

【12:00】髙原 午前を振り返って

髙原「厳しいのひと言です!このまま掘割川で粘ります! …何か閃いたら移動するかもしれませんがw」

午後の追加フィッシュを期待したい!

【12:00】安田 前半戦終了

安田「厳しい…、ホントに」

項垂れる安田選手が。

それを踏まえて午後の展開は…?

安田「このままランガンか、確実に魚のいる水原か、ギャンブルの山王川か。飯食いながら考えます…」

【12:10】畑山 午後の戦略を探す

苦しい時間が続きながら休憩時間を迎えた畑山選手。午前中を振り返っていかがでしたか?

畑山「ノーバイトノーフィッシュなのでエリアも釣り方も違うのかなと。なので休憩中にやれることを洗い出して、次の休憩までには場所か釣り方を絞りこむとこまでは行きたいですね。でもラストは巴川と決めてるんで」

昨日回った中で時間をかけてチェックした場所ですね。

畑山「基本的に浅いとは思うのですが、深くなってる場所があったんですよ。なので夕マズメはあそこをやりたいなと」

数が釣れない状況で1本サイズ勝負ならいける! という畑山さんの作戦は成功するのでしょうか!?

【12:25】新谷 後半に期待

新谷「流入河川はないと思いながらプラの答え合わせをして、狙いをつけていた水原で釣れて良かったです。でも、ミスがあったのは痛いですね。

午後からは北浦下流の水門とアシを少しやって、最後は水原へ行こうと思います。JB津風呂湖シリーズでも陸王ダービーでも後半によくなることが多いので、期待してください(笑)」

【12:50】畑山 グッドアイディア

午後に向けての準備をしている際に、畑山選手の車にてグッドアイディアを発見!

畑山「ビニール袋をクリップでシートベルトにとめてるだけですよ(笑)」

そのシンプルさが良いんですよ!

畑山「便利と言えば、プライムの動画(釣車クエスト)で観た川村さんのハサミ! あれも便利ですよね」

詳細は動画をご覧ください(笑)。

【13:03】新谷 アシバマ

休憩後は神宮橋下流へエントリー。アラバマリグをアシ際に入れてシェイク。

新谷「普段はこんな使い方しないけど、アラバマは三川や八田原ダムとかでよく使いますよ」

と新谷選手。後半はさらにテンポよく探っていくということだ。

【13:10】スタッフ Let’s ラインポリス!

前回のオープン決勝でも思いましたが、1人の釣り人が目に留まったちょっとしたゴミを拾うだけでも結構釣り場は綺麗になります。いわんやみんなでやれば…!

【13:17】安田 後半戦

ラーメン食べて元気いっぱい! のチーム安田一行は北利根川へ。

安田「悩んだ末に、可能性の高いプランにします。山王川は獲れたとしても1尾。場が荒れるから2尾目はない。しかも、1番下のサイズ1500クラスを釣ってしまった場合、たにけんの1尾がキロくらいあるんで追加されたら負ける。となると自分もアベレージを積み上げないとダメですね」

話してる途中に安田さんがフッキング!

安田「うわっ、食った! ドラグ緩すぎたわ…何やっとんねん」

【13:15】髙原 掘割アフタヌーン

昼食後、髙原選手は迷うことなく掘割川に戻った。しかし、午前中にいた橋下には先行者の姿が。

髙原「先に上流側の水門などをやって空いたら入りましょう。…おっ、ボラの群れ。午前よりベイトっ気がありますね」

【13:19】新谷 どんどん移動

神宮橋を渡って南下し、鰐川へ。護岸に波が当たっているせいか、水面に泡が目立つ。

新谷「…いませんね」

あと1箇所、水門をチェック予定。

【13:25】畑山 作戦変更!

お昼休憩まではラストを巴川で迎えるための戦略を考えていた畑山選手ですが、大きく作戦変更です。

畑山「巴川でやるよりも連発の可能性を考えて本湖の越冬エリア近くをやることにします!」

そんなわけで再び南下して、お昼明けファーストポイントに降り立ちました。

ルアーはスピナーベイト!

畑山「ビーブルです。こっちの人はみんな投げてますよね。ロコの人が使うのにもそれなりの理由があると思いますので(笑)」

畑山選手、見切りの早さと思いきりの良さとが見ていて気持ちがいいです。

【13:41】髙原 アンダーザ・ブリッジ・フォーエバー!?

先行者が去り、掘割川の橋下にエントリーした髙原選手。再び地蔵モードに! かつて陸王でここまで1カ所で粘り続けるアングラーがいただろうか!?

髙原「釣りの優先順位は場所が1番、スポットが2番、最後が釣り方(ルアー)です」

【13:55】新谷 1投だけ!

北浦西岸の流入河川、蔵川へ。「やってみたい水門があるんですよ」と素早くアプローチ。

新谷「いませんね!」

1キャストだけして移動。

【13:58】畑山 もうすぐ北利根川

一旦は霞ヶ浦大橋まで行ったものの、作戦を大きく変更した畑山選手。大きく南下し、やってきたのは本湖最南端。このまま牛堀方面までスピナーベイトで流すとのことです。

畑山選手はスピナーベイトをよく使うんですか?

畑山「一誠のクルコマが好きでよく使ってましたが、生産しなくなったので最近はビーブルです(笑)。ただ、紀ノ川はナマズの数がすごく多くて、スピナベで釣るとワイヤーがメチャクチャになるので最近は投げてないです(笑)」

ナマズの国からアメナマの国にやってきた畑山選手。

ドキドキです(笑)。

【14:07】安田 帰ってきた

水原!

安田「もう、ここでなんとか釣るしかない!」

さぁ、3度目のカスミ水系。なんとか釣ってほしいところ!

【14:09】新谷 他にあるかな?

新谷「普段はダム湖がメインで、季節ごとにバスがいそうなエリアを見立てて釣っていくんですが、カスミ・北浦水系はその考え方が当てはまりにくい。水原以外は、目についた水門を撃つしかないんですよ」

終盤に向けて、少しずつ焦りが出てきた新谷選手。もちろん自分が暫定首位なことは知らない。

【14:17】畑山 何かが足りない

畑山「水深があっていいんだけど、やりきれるほどの何かがまだないんですよねぇ…」

足りないものがありますか。

畑山「バスは足りてないですよね(笑)。需要と供給があってない(笑)」

畑山選手、ここまでビーブルで流してきましたが、ホールフリックに変更。

畑山「水門周りだし変化があると思うので少しじっくりやってみます」

【14:30】新谷 一撃!

潮来マリーナ北側の水門へ、この日2度目のエントリー。先行者がいたので声をかけて、水門の中にアラバマリグをキャスト。表層でシェイクした直後にバイト!即座にフッキングし、勢いをつけて抜き上げた。

2本目は42.5cm、1,110g。新谷選手の勝利が限りなく近づいてきた!

【14:36】髙原 遠い2尾目

その後も掘割川の橋周辺で粘り続ける髙原選手だが、魚からの反応はない。

髙原「魚が泳いできて止まるコンタクトポイントでバイトが出ない。そこが問題…地元の人ならもっといろんなポイントが分かるんでしょうけど」

2尾目が遠い。

【14:33】畑山 知られざる名作? ホールフリック

朝からちょくちょく登場する畑山さんのホールフリックのカバーネコ。

失礼ながら記者的には珍しいなと思ってしまいました。

畑山「フリックシェイクシリーズの割にはあまり使っている人をみませんよね(笑) でもこれ、すごくいいんです」

マス針系を使うカバーネコとの違いがやっぱりあるんですか?

畑山「そうなんですよ。まずやっぱり根掛かりしないですよね。すり抜けもいいですし。せっかくいい場所に入れられても根掛かりしちゃったら意味ないですから(笑)。それとワームへのダメージが少ないんです。オフセットフックなのと、少し硬めの素材だからですかね。40アップを2本釣ってもそのまま使えましたよ」

確かにマス針系のカバーネコだと、酷いときは根掛かりを外しただけでワームがダメになったりします。

畑山「それからアクションもいいんですよ。倒れこむときに、いい感じにテールを左右に振ってくれて」

おお! それは確かに魅力的ですね!

【14:48】安田 極上のキャスト

安田選手のキャストはバスプロ含めてもトップクラスの極上。特にスピニングの精度はあの青木大介プロに引けを取らないと言っても過言ではない。一体どんな経験を積めばそんなキャストが得られるのか?

安田「特に努力はしてないんですけどね…。参考にしたのは村田さんの『引っかかることを恐れず投げろ、そのためには強い糸を使え』というマインドですかね。言うてもスピニングなんで、そこまで太い糸は使えないんで、うまくなりたい人はいつもより強めを使って恐れず投げることから始めた方がいいかと思います」

マインドありがとうございます。テクニック的な部分もできれば…。

安田「うーんなんだろうな。僕がフォームを参考にしたのは秦さんですかね。あ、すげーコンパクトでブレないんだなと。小さく振ってしっかり竿使って投げれば決まります。なので、あとは距離感の調整だけですね」

あざます!!

【15:00】畑山 またまた作戦変更!

休憩時間目前に移動を完了した畑山選手。やってきたのは洲ノ野原です。

畑山「朝のボイルがあった水門。あそこで最後までやろうかと思いまして。ベイトもバスらしき魚もいましたしね。喰わせの釣りもやりきるつもりです」

そういっていそいそと準備を始める畑山選手。いよいよ腹が決まったようです!

【15:15】髙原 アンダー・ザ・ブリッジ・フォーエバー確定

最後の休憩が終わり、残り時間は1時間15分。移動は?

髙原「しません! 今更移動しても時間の無駄です!最後までこの橋でやり切ります。」

その橋の名は、やわらはし。

【15:26】畑山 必殺! サカナサカナ!(リグにもキモがある!?)

ラストの休憩を終えた畑山選手は洲ノ野原の水門へ。

使うルアーはサカナサカナ!

畑中「いるなら絶対に口を使わせられる! くらいの自信があるワームです。ただ寄せてくる力は全くなので、ひたすらシェイクになります」

普段はスピニングロッドすらほとんど握らないという畑山選手ですが、決勝戦に向けてかなりライトリグの練習をしたのだとか。

畑中「ダービーの予選中は小さい魚を釣ったって何にもなりませんからね。でも決勝となるなら話は別。タフなら小さくても価値はありますし、数を釣れればアドバンテージは大きいはず。だからダウンショット、スプリットショット、ジグヘッドと色々練習しましたよ」

そんなサカナサカナですが、リグに特徴が…

畑中「スナップを使ってるんです(笑)。ピンスポットを攻めるときはどうしても頻繁にルアーを変えることになりますから、交換時間短縮のためですね。フックを縦アイのツイストロック(オーナー)を使っているので、アクションもさせやすいですよ」

【15:32】新谷 どうしようかな?

終盤に入ろうと思っていた水原は人が多すぎるので、南下しつつ釣りができるところに入る。延々と護岸沿いをアラバマでテクトロしているが…?

新谷「沖は果てしなさすぎるので、捨てました(笑)」

なるほど!

【15:34】安田 やり切るしかない

水原で心中を決めた安田選手。

安田「もう移動する時間もないし、確実に魚はいるエリアなんでここでやり切ります」

プランと攻め方は?

安田「魚が上ずれば、フリッシュのホバスト。このルアーは飛距離も出るし、ロールもさせやすいし、何より漂う姿がシラウオっぽい。プラでもいい魚がもんどりうってきました。魚が下ならドライブスティック3inのズル引きです」

今年3度目のカスミチャレンジ。なんとか、絞り出してほしい!

【15:52】畑山 バスがいた!?

突然、水面直下を魚が引き波をたてて泳ぎました! 全貌こそ見えませんでしたが、あの動きは確かにバスがベイトをおっている様でした。

畑山「あれですよ。やっぱりここしかないですね」

レゼルブを投げ、アイローラーを投げ、様々なルアーを試します。現在はX-70でジャーク系のアクションを試し中!

【16:08】新谷 最後の思い出巡り

「水原は人が多すぎるのとボラの群れが消えたので、残り時間は思い出巡りしていいですか?」と新谷選手が向かったのは潮来マリーナ北側の水門。2本目をキャッチしたあの場所だ。

日没が近づいているせいか、周囲には誰もいない。残り時間で追加なるか?

【16:14】畑山 メタル攻め

立ち位置が水門側に戻り、水深のある場所を中心にメタルクロースピン、ザリメタルで探っていきます。バスがいるであろうエリアは絞れました。

あとはどうやって口を使わせるのか、です! 終了まであと15分を切りました! ラストスパートです!

【16:18】安田 儚くも遠い1尾を求めて

ラストスパート! 水面もざわつき始めて、時折ボイルも発生。 雰囲気はグンバツ!!!

安田「タックル変えます!」

走る安田選手。ただただ遠く儚い1尾のために!

【16:15】髙原 ラスト15分

気がつけばすっかり周囲が暗くなってきた。水面にはベイトがピチャピチャと跳ね出している。

髙原「あと1尾。このままではおそらく勝てない」

その力強いキャストには全く諦めは感じられない。倉敷のネバリストにやわらはしの女神よ、微笑んでくれ!

【16:30】安田 ストップフィッシング

安田「すいません、今の僕には釣れません…。3度挑戦して、何をどうすればいいかが見えないです。ちょっと、他に釣ってる人がいるなら教えてほしいです。明日も残る覚悟でやりたいですよ」

【16:30】畑山 総動員で挑むも…

腰を据え、己の引き出しを全て開け、持っているルアーを総動員でカスミのバスに挑んだ畑山選手。しかし陸王の壁は分厚かった…! ノーバイトノーフィッシュのまま無念のタイムアップです。

畑山「悔しい。メチャクチャ悔しいわほんまに。ムズいですね霞」

いかがでしたか?

畑山「ボウズはしゃーないとしてもノーバイトはへこみますね…。ベイトはいてバスらしき魚もいて、フィーディングエリアらしき場所にいい時間に入れたと思ったのですが…結果がついてきませんでしたね。せっかく決勝に出られたのに…でも来年もまた来ますよ!」

【16:30】髙原 ストップフィッシング

髙原「自分ができることを最後までやり切りました。粘るならベターではなくベストな所で粘りたかったですが、今の僕にはわからないので。今度は純粋にこの広大な水系で、もっといろんな場所で、もっといろんな釣りがしたいですね! トップとか巻き物とか! ありがとうございました」

【16:30】新谷 終了!

新谷「やり切りました! 悔いはありません。僕が2本釣れてるので、他の人はどれだけ釣ってるのかものすごく気になりますね」

【17:30】結果発表

陸王モバイルの決勝からスタートした霞ヶ浦&北浦水系での陸王シリーズ最終戦連戦。

難しいコンディションが続くなか、各選手がそれぞれの実力を出しきり、火花を散らしてきました。

いよいよ今シーズンの陸王シリーズ全戦のしめめくくりとなる結果発表です。

陸王ダービー2021 チャンピオンカーニバル。

最終結果はこちら。

優勝はブロックAから勝ち上がった、新谷健斗選手です! おめでとうございます!

ルアマガプラスをご覧の皆さん。長時間お付き合いいただき、ありがとうございました! 来シーズンの陸王シリーズもお楽しみに!

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各選手の最新情報が入り次第随時公開していきます。応援よろしくおねがいします!

陸王ダービー2021協賛メーカー&ブランド一覧

昨年度、陸王ダービー2020決勝の様子

陸王オープン2021決勝の様子

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