最後の切り札ルアー! マルジンUK BAITシリーズが、新色追加でさらに釣果力UP!



マルジンの人気アイテムであるUK BAITシリーズに新色が追加される。ソフトボディでありながらハードプラグのようなカラーリングはマルジンならでは。新色それぞれの解説や、UK BAITの釣れる秘密を嶋田仁正さんが語ってくれた。

【Profile】

嶋田仁正(しまだ・じんせい)

広島を拠点に活躍するシーバスエキスパート。「その日その場のベストを目指す」を理念に、2018年に株式会社マルジンを設立。釣れるアクションを形にするルアープロデュース能力をフルに発揮し、人気ルアーをリリースしてきている。

ソフトベイトでは難しいハードベイト的なカラーリング

【UK BAIT15 UK BAIT21】

上)イエローボーン
下)ローズウォリアー

UK BAIT15とUK BAIT21にはローズウォリアーとイエロ―ボーンの2色が追加されます。

嶋田「ローズウォリアーはプラグのガマダス135Fにもあったカラーリングで、それをUK BAITにも採用しました。背中がレッドで、ボディはブルー。ラメが練りこんであるカラーですね。ベリー部は透明気味にしてあるので、下から見たら背中の赤が透けて見えるかと思います。そしてテールはクリアになっています。デイでもナイトでもとても釣れる色ですよ。そして、イエロ―ボーンはアメリカンルアーをイメージした色です。ただのチャートじゃつまらないよねってことで作りました。これもプラグに採用していたカラーなのですが、プラグの色をワームで同じように塗るのは結構大変なんですよ」

UK BAIT7には視認性を重視したアピール系を中心に4色が追加

【UK BAIT7】

左から)東京ピンク/イエローボーン/天草ブルー/チャーキャン(※2022年5月発売予定)

UK BAIT7には4色が追加されます。この4色に関して詳細を教えて下さい。

嶋田「イエロ―ボーンは15gと21gと同様ですね。東京ピンクですが、もともとはテスト段階のワームの材料がこのような色で、それも結構釣れたのでそのままカラーにしてしまおうということで採用しました。天草ブルーは、7gモデルのラインナップにはなかったので追加しました。チャーキャンもプラグである色なのですが、ワームにするのは難しかった。チャート系カラーの要望は多いし、やはり釣れるのでこちらを採用しました。地名が付いているのは、その地方からの要望ですね。天草では水が綺麗なので、天草ブルーはクリア系。東京は濁っているからピンク系が強かったりと、水質で釣れる色も変わってきます」

マルジンスタッフの平野さん。東京湾シーバスを追うエキスパートも、UK BAITには絶大な信頼を寄せる。※写真のカラーは既存の「コマツナハイボール」です。

一般的にソフトベイトは単色のカラーリングが多い中、マルジンはいろいろなカラーを作ってるのが特徴ですね。

嶋田「ワームの色にはかなりこだわっていますよ。ワームで大切にしているのはクリア感。ただ、クリアボディにすればいいわけではなく、工夫も大事。例えば、天草ブルーは、青いクリアの上に薄く極小ラメのシルバーを吹いてある。プラグのような細かさのカラーをワームにも採用しているんです。カラーの細かいニュアンスを工場と意思疎通しながらやりとりしていかなくてはいけないので、結構めんどくさいんですよね」

ルアー全体が震えるように動くハイピッチロールアクションのUK BAIT。アクションがタイトだからかず釣りもできるし、大型サイズもガンガン喰ってくる。小規模河川から磯場まで、場所を選ばず釣れるルアーだ。※写真はカラーは既存の「ハクギン」です。


ソフトベイト革命!? UK BAITはあくまで「ソフトバイブレーション」

発売以降、全国各地で驚きの釣果を叩き出しているUK BAITシリーズ。今では7g、15g、21gと3サイズが出揃っています。これをただのジグヘッド+シャッドテールワームと思っていたら、それは大間違いですよ!

嶋田「いまだに一般的なジグヘッド+シャッドテールワームのルアーだと思われているところがありますが、それは違います。ジグヘッドが埋め込まれているかどうかの違いだけだと思われがちなんですよね。ただ、他とは圧倒的に違う。このルアーは全身を震わせながら泳ぐ。ボディが柔らかいバイブレーションだと思って使ってください」

UK BAITを実際に水中で泳がせてみると、ヘッドで水を受けながらボディ全体を震わせながらブルブルとアクションするんです。その様子はバイブレーションプラグに近いと言ってもいいでしょう。つまるところ、ソフトバイブレーションと言ったところです。

嶋田「普通のジグヘッド+ワームとUK BAITの違いはまだあります。それはスイム軌道。UK BAITは、ロングキャストした先では、やや下方向に潜りながら泳いでいき、後半はラインの角度に引っ張られながら浮いてくる。U字を描くような軌道ですね。ジグヘッド+ワームの場合は、リトリーブ開始から斜め上に半円を書くような軌道で浮き上がってくる。リップがなく、頭に重りの抵抗がありますからね。UKベイトは根掛かりしやすいと言われることもありますが、この違いを理解してもらえば、もっと使いやすくなると思いますよ。UK BAITは巻き始めたら潜る、これを覚えておいてください」

コスパが悪いのは単なるイメージ、強くて釣れる小さな巨人がUK BAIT!

ソフトボディのルアーはハードプラグと比べて壊れやすく、コスパが悪いという印象もあるが、UK BAITはかなりヘビーデューティーに作られていますよね。

嶋田「ワームが交換できないからコスパが悪いと言われますが、一般的なジグヘッド+ワームの組み合わせと比べたらかなりコスパは良いですよ。ジグヘッドタイプは、使っていてワームがズレたり、魚を釣ったりして裂けたりしたらそこで交換する。つまりどんどんコストはかかっていくことになります。UK BAITは、一晩で何十本もシーバスをキャッチして、ミスキャストで橋脚などにぶつけながら釣りをしても、致命的な破損はありませんでした」

UK BAITは優れた集魚力と喰わせ力で、アングラーの力量を問わず結果が出せるルアー。ボックスには常備しておきたい!

UK BAITめちゃくちゃ頑丈ですね!

嶋田「リングもフックも自分が納得したものをつけているから、入れ喰いの状態でも釣れ続けてくれるし、大型の魚がヒットしても安心。これまでも青物やGTなどを釣ってますが、全く問題なし。フックは太軸で、小さい番手でも強靭。リングはブルーブルー製の強いものがついていますから、大きな魚を釣っても伸ばされません。工場からリングがつけにくいと文句を言われてますよ、ちっちゃくて固くて強いから(笑)。なので、UK BAITはかなりコスパの良いルアーになっていると思いますよ」

UK BAITの詳細は、マルジンWEBサイトでチェック!