【植盛幹太】レイドジャパンの若きエースが明かす釣れる必殺技3選【2022最強ルーキーズ11】



最近注目のトップ50トーナメンターや各地のフィールドで活躍する若手アングラーたちに、彼らが得意とするルアーと使い方を解説してもらった。この中から次代を担うスターが生まれる可能性も激高なので要チェック! 今回紹介するのは、ルアマガプラスでも過去に活躍してくれた植盛幹太さんです!

【Profile】

植盛幹太(うえもり・かんた)

1997年(平成9年)2月4日生まれ、24歳。5年前のルアマガプラス「特命釣行」取材では5本8kgオーバーという驚愕のウエイトを叩き出した実力派。自己記録は58cm。

最強のツリーターが目指すバス業界の未来。

釣りとの出会いは10歳の誕生日で貰った釣りセットがキッカケ。

その釣りセットを握りしめ、エサで様々な魚種を釣って楽しんでいたが、ある時に友人がルアーで釣りをしているのを見たこと世界は変わる。「投げて、動かして、釣る魚もカッコいい。退屈しなさそう!」植盛さんはそう思ってルアーフィッシングへの一歩を踏み込んだ。当時は金森隆志さんのVHS「岸道」を見て、腕を磨いていたそうだ。

そして、その才は早々に開花する。中学1年のとき、当時は岡友成さんが店長を務めていたプロショップテスターズ主催の大会に参加。終了間際にビッグフィッシュを釣り上げ優勝を果たし、脚光を浴びることになる。

しかし、色んなことに興味を持つお年頃。高校3年間はスケートボードに没頭してしまい、再び釣りに帰ってきたタイミングでレイドジャパンからスカウトされ、高校卒業後は釣りに時間を裂くためにフリーターの道を選び、今に至る。

今後は自分より若い子たちが釣りで生きてくための道筋や土壌を作るため、精進の日々を送る。

得意ワザ1:エグダマタイプレベル4.5g+フィッシュローラー3in(レイドジャパン) ザ・吊るし

手返しは悪いが、タフ場では効率よし!

「冬場は吊るし一択でもいい」と豪語するほどの信頼を寄せている、吊るしの釣り。

バスがいそうなカバーレンジを刻みロングシェイク。

着水後ルアーが見えなくなるレンジまで沈め、そこから5秒ごとに20cmほど刻み、トータル15 ~20秒でピックアップ。カバーの規模が大きくなければ、魚から見つけに来てくれるため、そこまで撃ち直す必要はないとのこと。

手返し自体は良くないが、タフ場や冬時期はバイトが得られる確率が他の釣りより高いため、結果的に効率が良い。

【タックルデータ】

  • ロッド:グラディエーターアンチGA-70HST パワーノーズ[レイドジャパン]
  • リール:ヴァンキッシュ2500HGS[シマノ]
  • ライン:R18完全シーバス1.5号+グランドマックス3号[シーガー]


得意ワザ2:G.I.(レイドジャパン) ビグスト

点ではなく、線の水中ドッグウォーク

近年流行している、移動距離を抑えた水中ドッグウォーク的に使うのではなく、ミドスト的なロッドワークによって線で使うのがカンタスタイル。

ティップを下げての下捌きでシェイクし、左右に首を振りながらもロールによってあらゆる方向へ水を押す。

ノーマルだとロールしすぎてしまうので、フェザーフックとボディ後方に1.5 ~ 2gのウエイトを貼って調整して使おう。

【タックルデータ】

  • ロッド:グラディエーターアンチGA-67MHTC ザ・フロッグマン[レイドジャパン]
  • リール:ジリオンSV TW HL[DAIWA]
  • ライン:R18フロロハンタータクト14lb[シーガー]

得意ワザ3:オサカナスイマー125(レイドジャパン) フォーリングスイムベイト

沈めてジャーク! 以上。

デッドスロー~ファストリトリーブでも安定して使えるスイムベイトがウリのオサカナスイマー。植盛さんはこれを高比重ノーシンカーの延長で沈めて使う。

植盛「居そうな場所に投げてフォールで落とす。食わなければテールをブルブルッと動かすように持ち上げてまた沈めてください、以上です(笑)」

使用する際はアゴの両脇に0.3gのネイルシンカーを挿入。背バリで使う時はさらに1.3gをお腹に刺して使うのがオススメ。

【タックルデータ】

●ロッド:グラディエーターアンチGA-72HCキングヘビー[レイドジャパン]
●リール:メタニウムHG[シマノ]
●ライン:R18 フロロハンタータクト20lb

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!