津本式熟成魚の7日間レシピ:1日目「アジのカルパッチョ」宮崎県『PILAW∴(ピロー)』川口雅由シェフ



釣った魚をありがたくいただくためのレシピ集をただいま編集中。いままでは釣って2、3日のうちに食べ切らなければならなかった釣魚ですが、津本式・究極の血抜きの活用で、比較的簡単に1週間は鮮度状態を保ったまま保存することが可能になりました。そこで、『釣り人のための7日間レシピ』をコンセプトに1種類の魚を1週間の時系列に沿って7品目ご紹介していこうという企画です。魚のおいしさの変化を念頭におきながら、緻密に練り上げれられた一流シェフのレシピを、ぜひご堪能ください。食べれる分を持ち帰る。そして食材を使い切る! それもテーマです。

津本式の第3弾書籍はレシピ集! Webで全公開後に書籍としてまとめます! お楽しみに!



お題目:『アジ』の7日間レシピ 初日:アジのカルパッチョ

ここで提示する時系列はあくまで目安。日持ちする最低期間としてお考え下さい。魚によっては、もっと日持ちする魚もいますし、後期になればなるほど美味しくなっていく種類もあります。今回はアジということで、津本式の活用で割に簡単に7日は日持ちさせることができる魚ですので、この時系列はリアルな目安になると思います。

鮮度の高いうちは刺身! といきたいところかもしれませんが、津本式の概念では、鮮度が良いうちは、一味加えていただくがセオリーのひとつ。捌いて初日は、手間も時間もかけたくないもの。そこで、川口シェフが紹介してくれたのは簡単で美味しい『アジのカルパッチョ』でした。

材料名必要量(1人前)
アジ(津本式処理1日目)半身
EXVオリーブオイル(ドレッシング)適量
塩(ドレッシング)1<割合>(塩1:レモン3)
レモン(ドレッシング)3<割合>(塩1:レモン3)
野菜お好みで

作り方。アジを一口サイズに切り分ける。ボールにオリーブオイルをとりわけ、そこに塩1、レモン3の割合で加えて調整。こちらをドレッシングとして使用。切り分けたアジと野菜をお好みで盛り付けて完成。

シェフからのワンポイントアドバイス

川口「お塩は、ちょっと奮発していいのを使ってください(笑)。フルルードセルなんかがオススメです。各種ありますのでいろいろ試してみてください。オリーブオイルのドレッシングは焼き魚にかけても楽しめます」

【Profile】

川口雅由(かわぐち・まさゆき)

予約のとれない大人気JR九州クルーズトレイン「ななつ星in九州」の料理を担当(2020年)。燠火Kawaguchi∴&PILAW ∴のシェフ。つまり、その実力はお墨付き。材料に、津本式の魚を取り入れ、今回の企画(津本式レシピ集)に賛同協力してくださった。

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