毎月旬なルアーをピックアップし、乗りに乗ってる若手アングラーがその使い方を伝授してくれる当連載。今回のシーズナルな刺客は……琵琶湖でビッグバスハンティングに開眼しまくりな東智也さん。カーヴァー＆ライゼンの巻きモノ2本立てなパターン紹介だ！
【Profile】
東智也（あずま・ともや）
1995年、三重県生まれ。津風呂湖のレンタルボートや大江川の岸釣りなどがホーム…なのだが、京都に引っ越し……最近は宇治川や野池などで釣りをしている。また津風呂湖にも再び出没するようになった。最近はロン毛社長のYouTubeに連れまわされがちで、目指していたクール路線が破綻しつつあるのが悩み。
テーマルアー
カーヴァー【ism】
| 商品名 | 重量 | カラー | 価格 |
| カーヴァー【ism】 | 3/8、1/2、5/8oz | 全8色 | 935円（税込） |
メインパターン
- 場所：全フィールド
- 時期：3月前後
場所ではなく、水を釣れ！ カーヴァーのボトムドライブ
温められた軽い水にベイトもバスも集まる
平地のオカッパリやボートでのリザーバー攻略で深い知見を見せてきた東智也さん。現在は琵琶湖でのゲームを追求し、さらに経験値を深めている。そんな東さんが提案する3月の釣りとは…？
東「気温が上がってきたといっても、どのフィールドも、冷え込みが続いたり不安定な状態です。春といえばシャローですが、状況が良くなければひとつ下のレンジをテンポ良く探っていきたい。でも、スピナーベイトやクランクなどでは強すぎる…ということで、スイムジグを投入していきます」
荒れてシャローが濁るならクラランクなどの巻きモノもありだというが…。
東「クリアアップしている場合も多いし、ストライクゾーンも狭いです。基本、バスはレイダウンや岩などの変化についているのでタイトに通したい。そこで、オフセットフック仕様のカーヴァーなら根がかりもなく、柔らかい波動で誘っていけます」
レンジ調整はウエイトで調整していく。
東「しっかりとレンジに入れていきたいので基本は1／2oz。もっと深くしたいときはさらに重くしますが、軽くすることはありません。トレーラーはスイングインパクトが多いですね。ちょっとサイズを抑えた4・3inが僕好み。また沖を狙いたいときは遠投できるパワーウィグラー。5／8ozのカーヴァーとセットすることが多いです」
逆に、南風爆風で水温上昇、ニゴリ発生といったチャンスタイムには、ハードルアー祭り！
東「ライゼンですね。とはいえ、猛スピードで追いかけたりするほど活性は高くないので、ほどほどに。ライゼンはワイドな動きがキモなので、ポーズでメリハリつけてバスのスイッチを入れてやります」
ライゼン110（ism）
元々は高浮力。浮力を抑えて間合いを詰めやすくなるように、ウエイトチューンして春バスにアジャストする。
| 全長 | 自重 | カラー | 価格 |
| 110mm | 20g | 全10色 | 2,090円（税込） |
今回のタックルセッティング
左：カーヴァー／ジグ兼用
- ロッド：インフィニットブレイドRe IBRB-70H1XH2
- リール：スティーズA TW SH（DAIWA）
- ライン：エクスレッド18ポンド
右：ライゼン用
- ロッド：インフィニットブレイドIBC-68MHGT
- リール：レボEXD（アブ・ガルシア）（DAIWA）
- ライン：エクスレッド16ポンド
※ロッドはism、ラインは東レ・モノフィラメント
対抗パターン
複雑なカバーへ最奥アプローチ！
東「基本はカーヴァーやライゼンで巻いていって、目に付いたカバーに巻きを通せなかったらジグを投入します。複雑なブッシュとか濃いウッドチップとかですね。入れたら食うイメージなので、着底したらトントンとラインを張ってアタリを聞いて、回収。そのときにレッキングクローならバタバタとしたフォールでアピールしつつ、倒れ込みでもアームが存在感を出してくれる。パーツが多いので、どこかしらが必ず動いて誘ってくれます」
ゼロワンジグ 3/8oz（O.S.P）+レッキングクロー（ism）
東「レッキングクローはややこしいカバーでもスルリと入ってくれる。ジグは、ノリーズのガンタージグフリップも併用してます」
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り（？）という気持ちもありますよね？ 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします！ そして！ 夏といえばカバー！ カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ！
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