【バス釣りセオリー検証24】大いなる春の誤解【北大祐×木村建太】



「パターン不要論」あなたがいつまでたっても釣れない理由 イラスト解説集

【検証24】大いなる春の誤解

図式的に考えると「バスは水温上昇につれてディープから浅いほうへ移動する」とイメージしがちだが、これが絶対的なセオリーではない。釣り人の認識がフィールドの実態とズレてしまうと魚の動きを見誤る。
スポーニングエリアへ向かう前段階の魚が待機する、とされるのが「セカンダリーポイント」。実際にこのようなポジションを取るフィールドもあるだろうが、単にエサが多いなど別の理由でこのスポットに魚が溜まっている可能性も。
「仮にセカンダリーポイントがあるとして、その1歩手前のポジションは見つけているのか。さらに手前は? そこまで把握しないと有効活用できないと思う」

【北大祐コラム】風が、気になる。

「ウィンディーサイド」というバス釣り用語がありますよね。「風が吹いたらスピナーベイト」という名言も。風が当たっているところなら巻いて釣れそう、そんなイメージを持っていませんか。
 僕のなかのセオリーは、ちょっと違います。1年を前後半に分けて、気温や水温が上昇傾向にあるときは「風が吹いたほうがプラス」。下降傾向なら「風が吹くのはマイナス」。
風が吹くと、一番上の「冷えた層」がかき回されて「温かい層」にも乱れが生じます。居心地がよかったレンジが狭まったり、グチャグチャになったり、不安定になる。

【検証30】地形にまつわるキーワード

地形だけに注目すると「フラットで釣れた!」となるが、実はその一帯にエサが溜まっていただけかもしれない。それなら「ブレイク」でも
沖」でも釣れる可能性はあるはず。耳障りのいいキーワードに振り回されてはいないだろうか。

【検証31】エサを探すのがバスへの近道?

同じフィールドにいても個体によって食っているエサの嗜好が異なるケースもある。ワカサギレイクと呼ばれる場所でもあえてワカサギを追わず、ワカサギ系ルアーを選ばないほうがルアーに反応させやすかったりする。


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