「本当に使える振り出し竿!」あきらめたものは何もない、超実践型バーサタイルモデルは、エキスパートもうなる出色のデキ!



こだわりのベイトロッドを生み出すフィッシュマン。数々の名作を世に送り出してきた、同社ロッドビルダーであり代表の赤塚ケンイチさんから、次なる挑戦状が届きましたよ! そのテーマは何と、振り出し式(テレスコピック)のベイトロッド! 果たして、どんな仕上がりになっているのか? 詳しくチェックしていきましょう!

【Profile】

赤塚ケンイチ(あかつか・けんいち)

ベイトロッド専門メーカー「フィッシュマン」の代表。圧倒的な飛距離を出すタックルセッティングや高精度のピンスポット撃ち、ゼロバックラッシュなど、ベイトタックル界に革命的な提唱を次々と打ち出してきた人物。国内外を問わず、様々なフィールド&ターゲットに精通しているアングラー。

まずはスペックをチェック! 幅広いルアーウエイトに対応! 汎用性の高さを伺わせる絶妙なレングスが魅力!

ビームス エクスパン7.10LHTS

【スペック】

  • 全長:239cm(7ft10in)
  • マテリアル:4軸カーボン
  • ガイド:ステン+Kガイド
  • 自重:183g
  • 継数:5ピース
  • 仕舞寸法:58cm
  • グリップ長:42cm
  • ルアーウエイト:6~28g
  • ライン:PE1~3号
  • 価格:(記事の最終項目に明記しています)

仕舞寸法58cmとコンパクト! 組めば、約8ft! 飛行機を利用した遠征にも最適!

テレスコピック式のロッドの魅力は、何と言ってもその可搬性にあります。一般的な1ピースや2ピースロッドよりもコンパクトになるから、色んな所に持っていけます。

一方で、このテレスコピック式のロッドにネガティブな印象を持っている人も少なからずいるかもしれません。それは恐らく、入門用のセットになったタックルなどを想起するからでは?

しかし、このビームス エクスパン7.10LHTSに関しては、正直、そういったネガティブな部分を見出すのは難しいでしょう。一旦組めば、通常のロッドと同じ、あるいはそれ以上の使い勝手を実化しているのです。

そして、ターゲットはライトゲームからビッグフィッシュにまでと幅広く、大型魚とやり取りできる十分なパワーと、ライトリグも扱える柔軟性を兼ね備えた、実に懐の深いモデルに仕上がっているといいます。

また、8ft弱という長さも絶妙です。ヤブ漕ぎや磯のライトショアゲーム、河口を自転車でランガンしたりと、使い方は自由自在です。

10gを切るライトプラグから1oz以上ののメタルルアーまで幅広く使える性能は、アジから大型のシーバスなど日本に生息している幅広いフィッシュイーターに対応しています。

仕舞寸法は58センチと超コンパクト。車に入れてもかさばらないし遠征にもピッタリの1本です。


使える対象魚が驚くほど幅広い! 気軽に持ち出せてすぐに使える!

フィッシュマンのテスターである西村さんは、このエクスパン7.10LHTSで壱岐島のデカアジに挑戦しています。その際に、軽量のジグヘッドリグを使用したりと、全くストレスなくライトゲームを展開しているのが印象的。

他にも、赤塚さんはカラフトマスやボートからのヒラスズキ釣りなどでも、このテレスコピックロッドを活用しています。とにかく、使える魚種の幅が広い! レングス的に、ベイトタックルエギングにもピッタリですし、シーバスゲームにももってこいでしょう。

1本あれば、いままで諦めていたような状況でも、釣りが成立する。そんな大きな期待感すら抱かせるのがこの、ビームス エクスパン7.10LHTSの最大の魅力でしょう。

では、このロッドに対するアツい思いを語る、赤塚ケンイチさんのムービーを紹介していきます!

ビームス エクスパン7.10LHTSの紹介動画をチャプターごとに解説!

【チャプター1】オープニング

2022年フィッシュマンの新作ロッドである「ビームス エクスパン7.10LHTS」を手に取り紹介する赤塚さん。一体どのような特徴があるのでしょうか。

00:00 オープニング(チャプター1)

【チャプター2】スペック、特徴「機内持ち込み可能なサイズを実現!

仕舞寸法がケースなしで最終的に57㎝まで縮めることに成功した今回の「ビームス エクスパン7.10LHTS」。ケースに入れても58㎝なのでこのまま飛行機の機内に持ち込むことが可能なんです!

ルアーウエイトは6~28gまで、PEラインは1.0~3.0号までになっているので幅広いジャンルのルアーを使いこなせます。

赤塚「まずは携行性ですね。リュックの中に入れていただいたり、カバンの中に入れたり機内持ち込みや新幹線、自転車やバイクなどどこでも持って行ってすぐに釣りができます。あと、アジからサーモンまで様々な魚種でテストを繰り返してきました。まさに何でも使えるテレスコロッドなんです」

00:35 スペック、特徴(チャプター2)

【チャプター3】ブランクスの特徴「サーモンでもヒラスズキでもビクともしない強靭さ」

赤塚「バットがとてもパワーありそうでしょう。ヒラスズキでもサーモンでもびくともしないバット。胴部にハリがあるんですけど、比較的追従していく、粘り要素が入っています。ティップは意外とシャープなのでかなり感度が良く、なおかつ追従してくれる粘りのある素材が入っています」

10~15gのスプーンやジグヘッドリグなどのボトムを感じ取る能力にはかなり長けているとのことだ。

02:33 ブランクスの特徴(チャプター3)

【チャプター4】各部の曲がり「継ぎの多いテレスコピックとは思えない、スムーズなベンドカーブを実現」

「ビームス エクスパン7.10LHTS」を伸ばし、曲げ始める赤塚さん。テレスコピックロッドとは思えないほどのキレイな曲がりだ。

赤塚「これぐらいきれいに曲がっているということは、パワーが上手いこと繋がっているということなんですよ。なのでキャストフィールも抜群で感度もとれるということですね」

04:05 各部の曲がり(チャプター4)

【チャプター5】ガイド径、適合ライン「ノットの通りも加味して設定されたトップガイド径」

ガイドの穴の内径も非常にこだわっているポイントとのこと。

赤塚「PEラインで言うと1.0~3.0号、ナイロンリーダーの太さで言ったら6~50lbまで入ったら、漁港の五目釣り、スズキ、サーモンと何でもやれてしまうガイドセッティングなんです。ノットを組んだとしてもツルっとすり抜けてくれるんですね」

04:42 ガイド径、適合ライン(チャプター5)

【チャプター6】リールシート&グリップ「遠征先でのトラブル回避を考慮したパーツ選び」

赤塚「次にフィッシュマンと言えばアルミフォアナットですね。これをなぜ採用したのかというと壊れないからなんですよね。旅先でコルクフォアナットが割れてリールが止まらなくなっちゃったら、そのロッド使い物にならないので」

赤塚「次にリールシートですがこれオリジナルなんです。しかもブランクタッチなのでブランクスが触れるわけですね。感度がよくて張りがあるので、潮が流れているときとかジグヘッドが転がされているときでもカンとくるわけですね」

06:22 リールシート&グリップ(チャプター6)

【チャプター7】デリバリー予定、価格「ここまでこだわりまくったロッドが39,800円(本体)! これはバーゲンプライス…!」

赤塚「こちらの『ビームス エクスパン7.10LHTS』ですが、2022年の夏ぐらい、6~7月ぐらいを今のところデリバリーを予定しております。これだけ、ブランクスもガイドも頑張ったロッドですが、なんと39,800円(税別)なので。結構使えるロッドだと思うので、ご予約いただければと思います」

10:06 デリバリー予定、価格(チャプター7)