【秦拓馬】春のでかバス理論と自己記録ルアー公開「冬の場所と春のプリスポーン場を交互に狙う」



自己記録公開! でかバスプロのみなさんの自己記録を公開!「ロクマルのスクールフィッシュが超乱舞! 釣りまくって辿り着いたのがビッグボス!!」という秦拓馬さん。春ではありませんが自己記録は驚異の69cm。秦拓馬さんの春のでかバス理論を伺ってみました。

【Profile】

秦拓馬(はた・たくま)

「ダウザー」「俺達。」の愛称で親しまれる、ご存じ釣りユーチューバー! ありえへん奇跡が起こりまくる抱腹絶倒をムービーでチェックし、レッツチャンネル登録!!

秦さんの自己記録「69cm 6,800g」

水位急増&激ニゴリでハマったマグナムスプーン

「自己記録を釣ったのは、春ではないんですが、2014年10月14日。秋ですね。大雨が降った次の日、一気に水位が増えてニゴリが入り、放水量も増えてカレントも効いてました。ニゴリと流れがドカンと出たので、ハスの大きい群れをマンメイド裏の反転流にギュッと閉じ込める形に。そこに、デカいバスばっかりの群れが襲いかかってましたね。とにかくルアーを入れるそばから、55アップが食いまくり。当時は、アユがいなくなるこの時期のメインベイトがハスだったんです。そこでハマったのが、マグナムスプーン。今はワカサギが主流になってしまったので、なかなか難しいですね」

「最大魚を掛けたときはデカそうだな……と思ったけど、まさか70近くあるとは思わず」琵琶湖南湖の名鉄エリアでの爆食いモードだったとのこと。
「もうめちゃくちゃ釣れて。同船者も66cmや65cmとか釣ったり」そんな中、62cmと58cmがマグナムスプーンにダブルヒット! まさにビッグフィッシュフィーバーだ。

春のでかバス論

産卵行動のスタート(冬)とゴール(春)の2か所に絞る

「普通、デカいバスを狙う場合ってエサの動きも熟知してないといけない。でも、捕食だけに左右されないのが春。産卵にまつわり、段階的に動きが決まってくるのが、ほかの季節と違うところ。じゃあ、どの状態を狙うべきか。僕のオススメは、季節のスタート付近とゴール付近。スタートは、思いっきり冬の場所。そしてゴール付近とは、プリスポーン場。そのいいとこ取りスポットを交互に釣りましょう。また、バスっておよそ7割の個体は大きな動きをみせない。大潮のタイミングで動くとしても、1ヵ月の内8日くらい。じゃあ動いてないバスをどう釣るか……というと、インパクトのあるルアーで狙います。この辺の話は、僕のオンラインサロンでも詳しく話していますよ」

「バスが動くイージーなタイミングで釣りに行ける人も少ないですよね。それにサカナの着きやすい場所は、叩かれている。そうなるとリアクションで釣っていくのが正解となる。スピードやフラッシング、存在感があるルアーで、自分が得意なものがベスト。メタルバイブやバイブレーション、ジャークベイトなんでもいい。僕はビッグベイトが得意なので、ダンクルとダウズスイマー。ダンクルなら背面フックにできるので、バスの意識するスポットに送りこみやすい。またダウズスイマーはバスのいるレンジに合わせやすく、ジャークによるフラッシングと動きの緩急でスイッチが入れられます」

ダンクル7in【ジャッカル】



大型バスも巨大魚も「真夏」が狙い目!

「バスや海外の巨大魚を狙うにしても、チャンスだと思うのが真夏。真夏は世界共通して、最も環境の良いスポットにサカナが集まる。いつもはパーソナルスペースを大きく取ってる大型個体も、居心地良い場所に集結して密になるんです。そんな密集下で、1尾が何かを食うとほかの個体も気になって捕食に意識がいきやすくなる。普段警戒心強いヤツらでも、となりで何か食ってりゃ、やっぱり気になりますよ。だから自己記録を狙うなら、バスも個人的には真夏がオススメですね」

オーストラリア、プロスパインレイクでのバラマンディ。120cm20kg級3本を始め、メーター前後が40発と超絶フィーバー!!
こちらは三重県志摩沖で獲ったキハダマグロ50kg! 秦さんは淡水海水の垣根を越え、想像を超える釣りの楽しさを発信し続けている。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!