霞ヶ浦水系バス釣り攻略法「消波ブロック狙い完全穴釣り」【SDGマリン】



霞ヶ浦水系を知り尽くした強者ばかりが集結する『SDGマリンカスミプロチーム』のメンバー6人が、バスボートのシーズナル必釣パターン&必携ルアーを詳細にレポート。忠実に実践できれば『サイズも! 数も!! 』の大釣りだって夢じゃない!! 今回は正木敦さん。消波ブロック狙い完全穴釣りパターンを解説します。

【Profile】

正木敦(まさき・あつし)

千葉県成田市出身・在住で、学生時代から霞ヶ浦のバスフィッシングに親しみ、勢い付いてトーナメントにまで参戦して8年。現在はJBマスターズ、JB霞ヶ浦、JBⅡ霞ヶ浦に参戦。使用ボートはバスキャット・プーマ20ft、エンジンはマーキュリーV8 250を搭載。

消波ブロック帯にもぐり込むバスを引っこ抜く『完全穴釣り』

大きな流入河川がある東浦・西浦が温まりやすい

霞ヶ浦本湖は周辺に遮るものがないために風の影響が大きく、特に春は暖かい南風が吹き始めると恋瀬川が流れ込む東浦、桜川が流れ込む西浦の水温が上がり始め、日中で14℃くらいまで上昇すればコンスタントに釣れるようになります。

ただ、水温が上がっても広く動き回れるまで高くはないので、一年中バスをストックしている消波ブロック帯に潜み、小さなエビを食ってさらなる水温上昇を待っているバスをネコリグの『穴撃ち』で狙います。投げ入れるというより、海のブラクリ仕掛けのように真上から落として奥まで入れて、アタリがあったら引っこ抜くワイルドなスタイルです。また、ドック周りに隣接するハードボトムでの、ノーシンカー放置も効果的です。

バスエネミーは放置しているときに水流でフラフラと動かないように、テールをわざとカット。完全に静止している状態の方が食いは良い。


使用タックル

【おすすめルアー】バスエネミー2.9in(エバーグリーンインターナショナル)

  • ロッド:ヘラクレスFACT66MST(エバーグリーンインターナショナル)
  • リール:アルデバランKTFフルコンボ(シマノ)
  • ライン:バスザイルマジックハードR12lb(エバーグリーンインターナショナル)
  • 使用ボート:バスキャット・プーマ20フィート

【おすすめルアー】ツインテールリンガー3.8in(エバーグリーンインターナショナル)

  • ロッド:ヘラクレス スパークショット60UL/MST(エバーグリーンインターナショナル)
  • リール:アルデバランKTFフルコンボ(シマノ)
  • ライン:バスザイルマジックハードR10lb(エバーグリーンインターナショナル)
  • 使用ボート:バスキャット・プーマ20フィート

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!