霞ヶ浦水系バス釣り攻略法「沖のハードボトム浚渫エリアを2種のシャッドで」【SDGマリン】



霞ヶ浦水系を知り尽くした強者ばかりが集結する『SDGマリンカスミプロチーム』のメンバー6人が、バスボートのシーズナル必釣パターン&必携ルアーを詳細にレポート。忠実に実践できれば『サイズも! 数も!! 』の大釣りだって夢じゃない!! 今回は松尾勝哉さん。沖のハードボトム浚渫エリアを2種のシャッドで狙うパターンを解説します。

【Profile】

松尾勝哉(まつお・かつや)

JB霞ヶ浦、W.B.S.、そしてBMCという、いずれも霞ヶ浦水系を舞台にしたトーナメントに参戦。JB・NBCトーナメントでは27回の入賞を数え、そのうち優勝は5回という強者。使用ボートはチャージャー210エリート、エンジンはエビンルード250HGLFG2を搭載。

沖のハードボトムからシャローに向かうバスを『2種類のシャッド』で狙う

ピンスポなら固定重心で風&広域なら重心移動で

3月下旬から4月の霞ヶ浦水系は外気温の上昇を肌で感じる一方で、水温の上昇は決して早くありません。それでもバスは徐々に動き出しているので、比較的ゆっくりなアプローチを仕掛けます。それが定番ではありますがシャッドの釣りで、僕はハイカットの『F』と『DR F』の2種類を使い分けます。

探るべきは沖のハードボトムや浚渫エリアで、バスはスポーニングもしくはフィーディングに向けてシャローに上がる準備をしているので、絶対に居そうなピンスポットを探るなら固定重心の『F』をベイトタックルで。風が強い、広く探りたいときには重心移動の『DR F』をPEラインのスピニングタックルで。いずれもゆっくり巻き続けるのがキモです。

ハイカットDR Fで獲った1尾。ベイトタックル同様のフロロ6lbをスピニングに巻くとトラブルになりやすいので、PEラインを選択。
こちらはハイカットFでの釣果。DRだろうとノーマルだろうと狙うレンジは1m前後と変わらず、重心移動の有無で使い分けます。

使用タックル

【おすすめルアー】ハイカットF(O.S.P)

  • ロッド:ブラックレーベルLG661L+RB(DAIWA)
  • リール:アルファスAIR(DAIWA)
  • ライン:フロロカーボン6lb

【おすすめルアー】ハイカットDR F(O.S.P)

  • ロッド:ワイルドサイドWSS-G62L(レジットデザイン)
  • リール:イグジストLT2500S(DAIWA)
  • ライン:PE0.8号&フロロカーボンリーダー6lb 1m

【使用ボート】チャージャー210エリート



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