アジングファンのみなさま。お待たせしました。アジングのパイオニア的メーカーとして知られる、あのサーティフォーから、なかなか熱い新作ワームと、エンスー向けのハイエンドロッド開発中の一報を受けましたので解説&紹介させていただきます。
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近年、釣り場の状況もあり、アジングの主力釣法ともいえるジグ単のジグヘッドの重さは1.0gを切るような軽量なものが主力となってきています。キャストに関しては、ここにきて各社のロッドもそういった軽量なジグヘッドリグを投げ切ることができる性能を持つようになってきました。
ですが、軽く抵抗感がないことから、投げたワームがどこにあるかわかりにくい。なんて声も聞こえてきます。ジグヘッドの形状などの工夫で、なんとか操作感を演出しようと各メーカーも趣向を凝らしてきた昨今ですが、今回紹介するサーティフォーのオーバルは、水の中での存在感の演出をワームの形状で実現してきたのであります。
開発をしたのはサーティフォーの家邊克己プロ。
家邊「中央のリングというか隙間というか、オーバルの部分に水流が抜けると、結構抵抗感が増すんです。これのおかげで、軽いジグヘッドを使っても、ワームが水中のどこにあるのかがわかりやすくなりました」
ほんと? と記者も半信半疑でワームを操作させてもらうと……。あ、本当に良くわかる。これで、魚の反応が良ければ完璧ですね? と思ったら、東京湾の取材だったのですが、爆発。決してイージーな状況ではなかったのですが、かなりの大漁モード。
家邊「今回のようなボートフィッシングの場合、特に東京湾の場合はある程度の水深もありますし、潮流もそれなりに強い。重たいジグヘッドを使っても、ワームのドリフト位置が特定しにくいなんてこともあると思いますが、オーバルだとそれもわかりやすいので、いいですね(笑)」
この6月に発売予定とのことなので、楽しみに待ちたいところ。
家邊「えっと、僕は使いづらいって言ってるんですけど、めちゃくちゃ感度いいロッドを開発中です。ADVANCEMENT55のVer.2です。今年の秋くらいには完成して発売できればいいなとは思っているんですが、このロッドの反響感度が、ちょっとやりすぎなくらいで」
家邊さんは常々、無駄な感度はロッドに必要ないと提言しているアングラーのひとり。そもそも、なぜ感度がありすぎるとダメ?
家邊「釣りの最中に竿に感じる情報を必要以上に分析しなきゃいけなくなります。魚のアタリなのか、潮の動きなのか、それとも障害物なのか、その他もろもろ。それを分析して反応できるアングラーならばいいんですが。となると、必要な感度だけを感じられるロッドのほうが楽できます。とはいえ、そういうロッドを欲しがる人もある程度いますし、使いこなせるならと思って今回のこのロッドは、そっちにかなりこだわっています」
ほかにどんな特徴のあるロッドなんでしょうか?
家邊「極端なファストテーパーになっています。継ぎは並継にしてキャスト時の振り抜けをよくしていますね。先端は長めのソリッドティップ、Fチューンドティップを採用していますから、軽い重さのルアーもこの部分でしっかりとキャストできます」
素材は40tハイカーボン(トレカ®️)を採用していて、テーパーのデザインとロッドバランスによって、異次元の高感度を実現しているのだそうだ。
家邊「こちらも、じっくり作り込んでいきますので楽しみに待っていてください」
ルアーマガジン・ソルト
2022.05.09
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