年々人気が高まる東京湾のボートサワラ&サゴシゲーム。特に夏から秋に掛けては「比較的にイージーに釣れる」と言うのがDAIWAのマルチソルトアングラー高橋さん。そんな夏のサワラ攻略に必須な「2つのルアー」を解説して頂こう。
【Profile】
高橋慶朗(たかはし・みちあき)
シーバスやヒラメのショアゲームに限らず、あらゆるボートゲームにも造詣の深いマルチアングラー。無論、サワラ&サゴシゲームは草創期から精通している。グローブライド(DAIWA)勤務。愛称はミッチー。
前回のおさらいはこちら
シーズン開幕当初はヘビーウェイトミノーの「ド遠投&高速巻き」で連発!
ミッチー高橋「このゲームが人気を集めた理由のひとつに道具立ても狙い方もシンプルだということも挙げることができます」
タックルはボートシーバス用をそのまま流用可能で、近年では専用ルアーも存在するが他魚種用も存分に通用するのがこのゲーム。「簡単に言えば、魚の居場所に投げて速巻きだけで釣れる」というほどに、シーズン開幕当初はフレッシュな個体も多いのだという。
ミッチー高橋「7〜8月は50cm前後のサゴシの群れが相手。まだルアーにスレておらず、比較的イージーに釣ることができます」
シーズン前期のタクティクス
「キャスティングゲームの経験者なら何も不安はない」
ミッチー高橋「ビギナーの方が唯一困るかもしれないのがアンダーキャストですが、一日のうちに慣れて飛ばせるようになります。ぶっ飛びのヘビーウェイトミノーが飛距離をサポートしてくれるので、あとは船べりまでひたすら速巻きで『ゴンッ』です」
群れに当たればサゴシの2ケタ釣果も珍しくないのが7〜8月。秋が近付くにつれ、サワラ級も顔を見せ始める。
ミッチー高橋「夏の間は好奇心旺盛な幼魚の段階ですが、ほんのわずかな期間で成魚まで育ちます。秋の始まりで80cmクラスも珍しくない」
使用するルアーも魚のサイズに合わせて大型化。より大きなルアーでより大きなサイズに食わせるのがセオリー。ルアーはいずれも遠投可能かつ速巻きでも水面から飛び出さないヘビーウェイトミノーが主軸となる。
東京湾サワラゲーム「開幕スタメン」な2つのヘビーシンキングミノー
開幕当初の高活性サゴシ用、マストな1本!『サゴシーZ95HS(DAIWA)』
ミッチー高橋「95mmで1ozのヘビーウェイトで、飛距離抜群かつ高速巻きでアクションが破綻しない安定感」
開幕当初の高活性で勢い余って丸呑みする個体も。
「太軸フックは掛けたらバラさない。お手頃なので万が一のロストでも懐の痛みは最小限(笑)」
サワラ級を選んで穫れる!『サワラッシュ110HS(DAIWA)』
サゴシーより15mm長く、7g重いスペックは開幕当初のスーパーサブ。より遠くへ、より大型を狙える心強い味方だ。惜しまれつつも廃盤となった人気作、ウォブリア110SサワラSPの実質的な後継機種となるモデルだ。
ミッチー高橋「ただし、近年ではイージーな時期も短くなりつつあります」
ナブラやトリヤマを目で探す釣りが日並みによるのは自然の摂理。また人気ゲーム化によりターゲットへのプレッシャーも増すものだ。
ミッチー高橋「開幕当初でも秋のパターンを活用することも少なくないですね」
シーズン最盛期!且つスレた大型が多くなる「秋」の攻略法は次回解説!もしかしたら今年はさらに釣れるようになるかも!? 乞うご期待!!
ミッチーさんの東京湾サワラ攻略動画も要チェックです!
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