その年の陸っぱりバス釣り最強の座を争う『ルアーマガジン』誌の人気バトル企画「陸王」。その陸王に4勝、陸王レジェンド1勝、今季2022年は3連覇を目指す、現役陸王・川村光大郎。1日に1尾釣ることすら難しい昨今のフィールドで、なぜ彼だけが「いい魚」を複数本釣ることができるのか? その支えともいえるギャップジグの功績を公開する。
陸王参戦歴14年、全25戦の平均釣果9.99本という快挙
まさに圧倒的釣果、その秘密に迫る!
1戦2日間の陸王。タイトルにも記した通り、川村さんの1戦あたりの平均釣果は9.99本。
つまり、2日間で10本リミットが上限の陸王では計算上、ほぼ毎度リミットメイクしているという恐ろしい数字なる。
ちなみに平均釣果の集計は2016年に発売した『陸王マガジン』でも行っており、その時点でも川村さんは平均9.9本をマークしている。
平均数はその性質上、分母が増えるほど下がっていく傾向であるにも関わらず、川村さんに限ってはそれがない。
ということは、このタフ化が進む日本のフィールドで釣果を落とすどころか伸ばしていると捉えるべきだろう。
何を持って釣果を伸ばすかは人それぞれのところもあるだろうが、川村さんの圧倒的釣果を支える思考を紐解いていけば、我々にも釣果を伸ばすことがきっと可能なはずだ。
ここでは陸王を基準に「デカい魚」を「もっと釣る」ための秘訣に迫っていく。
数とサイズを叶えるリミットメイクの立役者
小さいけれど、ボリュームがある、絶妙なサイズを突いたカバージグの革命児。
でかバスに好まれるジグの特性は健在で、キーパーサイズから、キッカーまで狙える現在の川村さんの柱となるルアー。
推奨タックルはバーサタイル
- ロッド:スティーズショアコンペティション ファイヤーウルフ
- リール:スティーズリミテッドSV TW 7.1L(SLP WORKSカーボンハンドル+コルクノブ)
- ライン:スティーズフロロクロスリンク 13lb
恐るべきギャップジグの功績
2019年陸王CC以降のGJ(ギャップジグ)釣果
- 登板試合数:4戦
- 釣獲本数:22本
- 最大サイズ:1,670g
- 最小サイズ:290g
- 平均サイズ:871g!
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
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