強烈なインパクトを残したシマノの『DC(デジタルコントロール)ブレーキ』を、リーズナブルな価格で体感できるということで人気を博していたのが『SLX DC』。このシリーズに新たなモデルがラインナップされます。その名も『SLX DC XT』。XTの名を冠し、さらにパワーアップしたベイトリールの性能に迫ります。
SLX DC XT(シマノ)
あらゆるルアーにマッチするバーサタイルモデル
『SLX DC XT』は、軽量ルアーからビッグベイトまでカバーするテクニカルバーサタイルモデル。遠投性能、対バックラッシュ性能に優れ、風などの気象条件に強い『DC』の特性に一層の磨きが掛かりました。
スプールは超極薄の『マグナムライトスプールIII』を採用。低慣性に由来するクイックな回転の立ち上がりは、とりわけ軽量ルアーにおいて威力を発揮し、狭いオーバーハングの下へも低い弾道で意のままにルアーを撃ち込むことができるようになりました。
駆動中枢にはマイクロモジュールギアを配置。滑らかかつパワフルな巻き上げと3つのギア比バリエーションにより、マキモノから撃ちモノまであらゆるルアーにマッチします。
ブレーキユニットは2020年のカルカッタコンクエストに採用されていた『I-DC5』
カルカッタコンクエストDC譲りの電子制御ブレーキユニット、I-DC5をSLX DCに移植することで、軽量ルアーからビッグベイトまでをカバーしつつ、高い遠投性能と対バックラッシュ性能を兼ね備えた、新時代のバーサタイルDCが誕生しました。
なだらかな曲線で構成される新形状ボディに詰め込まれたI-DC5ユニットは、従来のI-DC4搭載モデルを超える飛距離とイージーキャスティングを実現。パーミングしやすいロープロファイルボディとの相乗効果で、超遠投からテクニカルキャストまで楽々こなす、バーサタイルの新たな流れを創るDC搭載モデルです。
低慣性 マグナムライトスプールIII搭載
大幅な肉薄化により、従来にない低慣性を実現したマグナムライトスプールIII。軽やかに立ち上がり、気持ちよく伸びていく抜群のキャストフィールをもたらすこの軽量スプールを装備したことで、低弾道で射抜くようなピンポイントキャストも、より高い精度で行えるようになりました。
マグナムライトスプールIIIとI-DC5の緻密なブレーキ制御のコンビネーションにより、バックラッシュの発生を抑え、さらに奥まで狙える伸びの良さを手に入れたSLX DC XT。従来にない扱いやすさと抜群のキャスタビリティで、アングラーの強気の攻めを後押しします。
【スペック】
品番 | ギア | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量ナイロン(lb-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
70 | 6.2 | 5.5 | 195 | 33/21 | 16-80 | 64 | 42 | 7/1 | 35,000 |
71 | 6.2 | 5.5 | 195 | 33/21 | 16-80 | 64 | 42 | 7/1 | 35,000 |
70HG | 7.4 | 5.5 | 195 | 33/21 | 16-80 | 77 | 42 | 7/1 | 35,000 |
71HG | 7.4 | 5.5 | 195 | 33/21 | 16-80 | 77 | 42 | 7/1 | 35,000 |
70XG | 8.1 | 5.5 | 195 | 33/21 | 16-80 | 84 | 45 | 7/1 | 35,000 |
71XG | 8.1 | 5.5 | 195 | 33/21 | 16-80 | 84 | 45 | 7/1 | 35,000 |
※70、70HG、70XG:発売月が2022年5月から2022年10月、71、71HG、71XG:2022年6月から2022年11月に変更になりました。
その性能をいち早く体感したアングラーたちの意見がコチラ!
秦拓馬「軽量ルアーを楽に扱える対応力。陸っぱりでガンガン使ってみたいですね」
秦「スプールの立ち上がりがスムーズで、バックラッシュが少ないというDCブレーキのよさはそのままに、軽いルアーへの対応幅が広がった印象です。3/16ozクラスの軽量ルアーも楽にキャストできるのには驚きましたね」
ブレーキユニット『I-DC5』と『マグナムライトスプールIII』の採用で、『SLX DC』で投げられていた軽量ルアーに加えて、さらに軽量のルアーが投げられるようになったそうです。
秦「これまでは複数台のリールを使い分けていた場面でも、SLX DC XTなら軽量ルアーから重い巻きモノ系ルアーまで一台でこなせてしまいます。巻きの感覚を変えずにいろんなルアーを使えるのは嬉しいもの。タックルの数が制限される陸っぱりの釣りでも、SLX DC XTは頼もしい味方になってくれるはずです」
佐々一真「1台で全てをこなせる、真のバーサタイルベイトリールです」
佐々「飛距離アップが期待できるMGLIIIスプールと、I-DC5ユニットが搭載され、対応できるルアーの幅が明らかに広がりましたね。
アベレージサイズのルアー各種を軽快に飛ばすことはもちろん、ロングビルミノーやビッグベイト、アンブレラリグなど大きくて空気抵抗の大きいルアーでもトラブルなくキャストできます。
僕なら、特に岸釣りで活用したいですね。バーサタイルロッドに組み合わせてやれば、それだけで何でもこなせてしまいます」
タックルの組み合わせ次第で、オカッパリでの釣りがさらに幅広くなりそうです!
シマノインストラクター陣のインプレも要チェック!
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