「スーパーエステル」と「ES2(バリバス)」が常識を変えたエリアトラウトラインの最前線



『スーパーエステル』の登場によって、エステルラインが市民権を得てエリアゲームの進化は加速中。そして『ES2』の登場によって、エステルラインのメソッドの多様化が加速しています。エリアゲームの転換期を覗くと、必ずその中心にいる『伊藤雄大』氏がエステルラインの最前線を解説!

【Profile】

伊藤雄大(いとう・ゆうだい)

ベルベットアーツ代表。バリバスフィールドテスター。ノリーズフィールドスタッフ。リヴァイブフィールドテスター686Ambassador。マイクロスプーンからミノーイングまで死角なきプロアングラー。徹底した実釣主義から誕生した理論&メソッドは影響力マックス。トーナメントでの強さからエリア界の絶対王者の異名を持つ。

進化を続けるエリアゲームに「2タイプのエステルライン」が与えた影響は大きい!

エステルラインが抱えていた課題に対して、スーパーエステルが登場した意味

今から数年前。『スーパートラウトエリアマスターリミテッド[スーパーエステル](以下スーパーエステル)』の登場によって、エリアゲームの概念は確実に変化(進化)した。

スーパーエステル登場以前から、伊藤雄大さんをはじめとした、先鋭的なエリアエキスパートたちの間では、エステルラインを用いたエリアメソッドの進化は始まっていた。だが、スーパーエステル登場以前のエステルラインは、まだ「太さの均一」や「強度面」で課題を抱えている製品が多く、一般アングラーが気兼ねなく使い込むためには、ハードルが高い印象が拭い去れなかった。

そんな中登場したスーパーエステルは「太さの均一」&「強度面」で圧倒的な安定感を誇っており、それまで雄大さんたちトップエキスパートたちの間で温められていたエステルライン釣法が、スーパーエステルを通して、一気に一般アングラーにまで浸透したことは記憶に新しい。

それからさらに数年。エステルラインの新コンセプトとともに登場した『スーパートラウトエリア ES2エステル(以下ES2)』は、それまでのエステルラインの概念をさらに変化させた。ES2の登場によって、エステルライン釣法の幅は一気に広がり、エステルライン×エリアゲームは、さらなるステージへと進化を遂げた。全ての「進化」&「変革」のど真ん中で活躍している伊藤雄大さんが、2022年現在におけるエステルラインの『雄大理論』を大公開する!

ES2の登場が戦略の幅を広げた

現在、雄大さんの全戦略の約95%をエステルラインが担っている。

伊藤「自分の戦略の中で、これほどまでにエステルが占める割合が大きくなったのは、ES2の登場が深く関係しています」

例えば、全国区のトーナメントにおいてES2登場以前の雄大さんのタックルセッティングは、全6タックルのうち「ナイロンタックル2セット」「エステルタックル3セット」「PEタックル1セット」という構成が主流だった。

伊藤「今ではスーパーエステルとES2を半々くらいにして、全6タックルを構成しています」

ES2登場以前は、PEラインを除いたステルス性ラインの中で、伸び率&感度という視点で考えると、

  1. ナイロンライン
  2. フロロカーボンライン
  3. エステルライン

という順番で伸び率が低くなり、感度が高くなっていた。

伊藤「エリアゲームの進化は、トラウトの習性の変化と密接に関係しています。現代の賢くなったトラウトを相手にするためには、釣り方も細分化する必要があります。当然エステルゲームにも細分化が要求されます。その結果誕生したのがES2です」

ES2の登場によってステルス性ラインの伸び率&感度の順位は次のように変わったという。

  1. ナイロンライン
  2. フロロカーボンライン
  3. ES2
  4. スーパーエステル

伊藤「自分の中でラインの細分化が進みました。ES2のおかけで、本来はナイロンやフロロが担当していた領域までカバーできるようになりました。その意味はとても大きいです」

絶対王者! 伊藤雄大さんの釣りの95%はエステルラインで構成されている!!

【スーパーエステル】

スーパートラウト エリア マスターリミテッド [スーパーエステル](バリバス)

スーパーエステルの主な特徴

  • 伸びがない
  • 張りがある
  • 感度が高い

【ES2】

スーパートラウト エリア ES2エステル(バリバス)

ES2の主な特徴

  • やわらかい
  • しなやか
  • 伸びがある(※エステルにしては! )
エリア界の真の絶対王者! 伊藤雄大さんの釣りを支えているのは2タイプのエステルラインだ! と言っても過言ではない。


まとめ

現在、雄大さんの釣りスタイルにおいてES2が担っている役割は大きい。ではES2登場以前、現在のES2が担っている役割を雄大さんはどのラインに託していたのか?

伊藤「スーパーエステル、もしくはSVGナイロンに託していました。両者のラインともに釣果の面では全く問題はありませんでした。どちらのラインも個々で考えると、スペシャルのチカラがあるため、間違いなく最高の仕事をしてくれます。

唯一の弱点は両者のラインがエステルとナイロンであるが故の、埋められない『差』です。具体的にはSVGナイロンからスーパーエステルに持ち替えたときに、両者のラインの個性がかけ離れているため、身体がすぐに対応できないことでした。その間に1~2尾のミスに繋がることもありました。プライベートの釣りではそこまで考える必要はありませんが、トーナメントシーンにおいては、1尾差が致命的になることは多いです。

持ち替えた瞬間の身体へのなじみ方……。そんな細かい悩みさえもES2は解消してくれました。ES2からスーパーエステルへの持ち替えはラインの個性が同周波数なので、一切のロスなくスムーズに移行可能です。ES2はトーナメンターからビギナーまで、本当に幅広く優しいラインです」

伊藤雄大さん最新ライン理論

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