ルアマガスタッフが「バチコンアジング」にチャレンジ! 初心者でも感動の『月下美人MX AJING BOAT(DAIWA)』の実力とは!?



近年東京湾で人気急上昇中のルアーゲーム「バチコンアジング」。手軽なタックルで食味の良いアジが釣れて、且つリーズナブルな値段で楽しめることから老若男女問わずファンは急増中! そんな東京湾バチコンアジングに「特化」したロッドをルアマガプラス編集部員がインプレッションして参りました!

インプレするのはライトゲームは好きだけど苦手意識も兼ね備える(!?)ソルト野郎・大木

【Profile】

ルアマガプラス編集部・大木

元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。本人はライトゲームが好きだが、反射神経と手感度が悪いと自負している数釣り勝負が苦手な万年中級者アングラー。

今回は「東京湾」バチコンアジングに特化したロッドをインプレッション!

『月下美人 MX BOAT AJING(DAIWA)』

昨年DAIWAよりリリースされたバチコンアジング専用ロッド。穂先はカーボンソリッドの「メガトップ」を、ブランクスにはHVFとX45が搭載され、軽量高感度ながらも筋肉質かつパワフルなブランクで繊細なアタリを感知し、40cmを超えるギガアジクラスの引きにも対応する。基本性能も高く手頃な価格帯なのでバチコンアジング初心者にもうってつけなロッドです。

3本あるラインナップの中で、今回大木は中核を担う「64L-S・N」をチョイス! 高感度な穂先を持ちながらも、ロッドは短めで、積極的にアクションを仕掛けて、アジを掛けていくオフェンス的なモデルです。

今回のインプレも「スペシャルゲスト」がコーチング!

前回のショアジギングインプレに引き続き、今回もスペシャルゲストを召喚!

インプレする月下美人MX BOAT AJINGの開発にも携わり、東京湾バチコンアジングの究道者・DAIWAフィールドテスターの橋詰さんが指導役として参戦してくれました。

【Profile】

橋詰大輔(はしづめ・だいすけ)

神奈川県横浜市出身・在住。幼少期から東京湾の釣りに親しむ。ルアー釣りにハマったのは20歳頃からで、なかでもメバル・アジを狙うオフショアのライトゲームに傾倒。現在は東京湾のバチコンの普及に尽力している。DAIWA(ダイワ)フィールドテスター。

実は橋詰さんの噂は以前から聞いており、DAIWAスタッフ曰く「異次元」のバチコンテクで一緒に釣りをすると圧倒的な釣果の差をつけられるとのこと。

今回DAIWAスタッフからも「是非我々が経験した感覚を体験して欲しい」と言われ、橋詰さんには無理を押して参戦していただきました(感謝)。

橋詰「いやいや、皆さん大げさに言い過ぎですよ(苦笑)。とはいえご指名を受けたからにはがんばります! ここ数日は水が悪く、厳しい状況なのでどこまで数を出せるか…ですね」

そして今回お世話になった船宿が横浜は新山下にある老舗船宿「渡辺釣船店」。橋詰さんとタッグを組み東京湾のバチコンアジングを開拓している人気船宿です。



橋詰さんおすすめの「逆ダン」仕掛けをセッティング!

謙遜しながらも、出港前にもくもくと準備を進める橋詰さん。今回は橋詰さんおすすめのジグヘッドやワームを貸していただき仕掛けをつくっていきます。仕掛けは東京湾バチコンアジングの基本である「逆ダン」仕掛け。

大木の逆ダン仕掛けのジグヘッドは「月下美人 SWライトジグヘッドSS 0.5g#8(DAIWA)」をセット。バチコン専用モデルではありませんが、サクサスフック採用で刺さりも良く、レッドグローカラーのヘッドで、アピール力のあるジグヘッドになります。

ワームは東京湾バチコンアジングで圧倒的な支持を得ている「月下美人 アジングビーム バチコンカスタム3in(DAIWA)」をセット。

橋詰さんも開発に関わっているアジングビーム バチコンカスタムは、橋詰さんのバチコンアジングにおける「メイン」となるルアーでもあります。

橋詰「アジングビームバチコンカスタムは、ボディに深めのリブが多く入っていて水噛みもよく、リグを水中でステイさせている際も自発的なアクションをしてくれます。ボディの芯から後ろが細くなっているのでワームが折れ曲がりやすく、アジの口にもスムーズに入ってくれます」

橋詰「さらにカラーラインナップが豊富なところもGOODな点です!通常より強いグローやケイムラカラー、さらにはケイムラとグローが混じったカラー、ソリッドカラーと様々です。

僕のホームである東京湾は基本濁っていて、最盛期に進むにつれてその濁りが強くなるので、アピール力のあるグローorケイムラカラーを中心とし、カラーの強弱とサイズ違いの2.2inも織り交ぜながら、メリハリをつけたローテーションをしていきます」

橋詰「シンカーはタングステンのテキサス用シンカーを改良したものを使っています。ナス型おもりでも問題はありませんが、やはり着底までのスピードや海中にあるリグを操作した際に、タングステンのほうが抵抗が少なくスムーズです。

アジは操作している際や着底直後などにもバイトが多いので、よりアタリを明確に捉えるためにストレスのないタングステンがおすすめですね。ちなみ東京湾は基本が15号(56g:2oz相当)が基準です」

東京湾バチコンアジングを極めるなら「手返し」が命!

仕掛けの準備が終わったところで、改めて東京湾バチコンアジングで釣るための「秘訣」を伺いました。

橋詰「そうですね、僕がバチコンの釣りをする中で一番意識しているのは『手返し』ですね。いかにアジの反応するルアーやルアーカラー、アクションを掴むかが、釣果を伸ばすうえで大事になってくるので、その作業をスムーズに行える準備は大事にしています」

橋詰さんは準備の段階から抜かり無く行っているという。

橋詰「例えば逆ダンの仕掛けも、出船前にエダスを結ぶのではなく、既にリーダーにセットしておいて、現場で長さを調整して重りをつけるだけの状態にしておきます」

写真には収められませんでしたが、予備のリーダー+エダスのセットもしっかり用意しており、不意な高切れなどでもすぐに結べる準備もしています。

橋詰「ワームもカラーローテを頻繁に行うため、カラー名が分かるようにボックスにラベルシールを貼り整理しています」

ワームボックス
シンカーボックス
ジグヘッドボックス

シンカーやジグヘッドもそれぞれのボックスに整理整頓され、すぐに交換が可能。

橋詰「LTアジ船は1日乗船でやる場合は余裕を持って釣りができますが、ショート便(午前便or午後便)に関しては短い限られた時間での釣りになります。その時間の中で釣果を伸ばそうと思ったとき、如何に長く水中にルアーを送り込めているかが重要になります。

さらに短い時間のなかですぐに変わるパターン(ルアーカラー、反応するアクション)にアジャストさせるかがこの釣りの大事なところだと思っています」

いざ実釣! 激タフでも釣果を導いてくれる!月下美人ボートタックル!

準備を済ませ、談笑をしているとすぐに出船。10分程でファーストポイントに到着し、実釣開始。

水深は20m前後で仕掛けを投入するとあっという間にボトムに到着。ゼロテン(ゼロテンション)から、ゆっくり誘いをかけていきます。

とりあえず大木は人生2回目のバチコンなので(昨年12月末に体験)、その時のヒットパターンだった長めのステイを実践。出だしは餌のお客さんにもアタリはなく、予想通り渋い状況かと思っていたら、突然のバイト!

すかさずアワせてそのままランディング! なんとファーストヒットをカマしてしまいました!

ヒットルアー&カラーは、アジングビーム バチコンカスタム3inのケイムラMAXピンク。仕掛けを投入し直すと、続けて2尾目もキャッチ! まさかの連発スタートです!

しかし、その後は沈黙、アタリはあるのですが、おそらくシコイワシのバイト(笑)。

橋詰達人もシコイワシバイトに苦しめられており、ルアーカラーをチェンジしながら、またアクションを変えながら、本命アジとの距離を詰めていきます。

そして遂に橋詰さんにファーストヒット!ヒットルアー&カラーはアジングビーム バチコンカスタム2.2inのケイムラMAXパープル。

橋詰「ホントに今日渋いですね(汗)。苦労しました」

大木も橋詰さんのヒットカラーにチェンジすると立て続けに2、3匹目をキャッチ!バチコンアジングは仲間同士など、複数人で釣りをすればヒットカラーを共有できて釣果を伸ばすヒントになります!

そこから更に渋い状況は続き、バイトはどんどん遠のいていきますが、橋詰さんはコツコツと釣り重ねていきます。

「もう打つ手なしなのでは?」 と思われる状況でも諦めず様々な可能性を模索し続ける橋詰さん、正直何通りのアプローチを試しているか検討もつきません(爆)。

そして船中で全く反応のない中、橋詰さんにビッグバイト! 上がってきたのは尺に迫る良型アジ!

橋詰「これはいいサイズですね! でも本当に厳しいなあ~苦笑」

ヒットルアー&カラーはアジングビーム バチコンカスタム2.2in チャートドットグロー。

結局午前中は橋詰さんが9本、大木が5本という結果に終わりました。個人的にはこの釣果は善戦したように思っていましたが、この後の午後船で「とんでもない展開」が待ち受けるとはこのときは思いもよりませんでした…。

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