間もなく開催される注目の若手バス釣りアングラーを集めた『陸王U-30』。全国各地で腕を磨いた若き精鋭たちの中から、注目選手の「得意ワザ」を公開! 今回ご紹介するのは昨年陸王オープン決勝にも進出し、岡山を拠点にYouTubeやSNSでも活躍するバス釣り界の期待の新生です!
【Profile】
植盛幹太(うえもり・かんた)
1997年(平成9年)2月4日生まれ、24歳。5年前のルアマガプラス「特命釣行」取材では5本8kgオーバーという驚愕のウエイトを叩き出した実力派。自己記録は58cm。
最強のツリーターが目指すバス業界の未来。
釣りとの出会いは10歳の誕生日で貰った釣りセットがキッカケ。
その釣りセットを握りしめ、エサで様々な魚種を釣って楽しんでいたが、ある時に友人がルアーで釣りをしているのを見たこと世界は変わる。「投げて、動かして、釣る魚もカッコいい。退屈しなさそう!」植盛さんはそう思ってルアーフィッシングへの一歩を踏み込んだ。当時は金森隆志さんのVHS「岸道」を見て、腕を磨いていたそうだ。
そして、その才は早々に開花する。中学1年のとき、当時は岡友成さんが店長を務めていたプロショップテスターズ主催の大会に参加。終了間際にビッグフィッシュを釣り上げ優勝を果たし、脚光を浴びることになる。
しかし、色んなことに興味を持つお年頃。高校3年間はスケートボードに没頭してしまい、再び釣りに帰ってきたタイミングでレイドジャパンからスカウトされ、高校卒業後は釣りに時間を裂くためにフリーターの道を選び、今に至る。
今後は自分より若い子たちが釣りで生きてくための道筋や土壌を作るため、精進の日々を送る。
得意ワザその1:ザ・吊るし
エグダマタイプレベル4.5g+フィッシュローラー3in(レイドジャパン)
手返しは悪いが、タフ場では効率よし!
「冬場は吊るし一択でもいい」と豪語するほどの信頼を寄せている、吊るしの釣り。
バスがいそうなカバーレンジを刻みロングシェイク。
着水後ルアーが見えなくなるレンジまで沈め、そこから5秒ごとに20cmほど刻み、トータル15 ~20秒でピックアップ。カバーの規模が大きくなければ、魚から見つけに来てくれるため、そこまで撃ち直す必要はないとのこと。
手返し自体は良くないが、タフ場や冬時期はバイトが得られる確率が他の釣りより高いため、結果的に効率が良い。
【タックルデータ】
- ロッド:グラディエーターアンチGA-70HST パワーノーズ(レイドジャパン)
- リール:ヴァンキッシュ2500HGS(シマノ)
- ライン:R18完全シーバス1.5号+グランドマックス3号(シーガー)
得意ワザ2: ビグスト
G.I.(レイドジャパン)
点ではなく、線の水中ドッグウォーク
近年流行している、移動距離を抑えた水中ドッグウォーク的に使うのではなく、ミドスト的なロッドワークによって線で使うのがカンタスタイル。
ティップを下げての下捌きでシェイクし、左右に首を振りながらもロールによってあらゆる方向へ水を押す。
ノーマルだとロールしすぎてしまうので、フェザーフックとボディ後方に1.5 ~ 2gのウエイトを貼って調整して使おう。
【タックルデータ】
- ロッド:グラディエーターアンチGA-67MHTC ザ・フロッグマン(レイドジャパン)
- リール:ジリオンSV TW HL(DAIWA)
- ライン:R18フロロハンタータクト14lb(シーガー)
得意ワザ3: フォーリングスイムベイト
オサカナスイマー125(レイドジャパン)
沈めてジャーク! 以上。
デッドスロー~ファストリトリーブでも安定して使えるスイムベイトがウリのオサカナスイマー。植盛さんはこれを高比重ノーシンカーの延長で沈めて使う。
植盛「居そうな場所に投げてフォールで落とす。食わなければテールをブルブルッと動かすように持ち上げてまた沈めてください、以上です(笑)」
使用する際はアゴの両脇に0.3gのネイルシンカーを挿入。背バリで使う時はさらに1.3gをお腹に刺して使うのがオススメ。
【タックルデータ】
●ロッド:グラディエーターアンチGA-72HCキングヘビー(レイドジャパン)
●リール:メタニウムHG(シマノ)
●ライン:R18 フロロハンタータクト20lb(シーガー)
開催まであと2週間!植盛幹太さんの意気込みコメントはこちら!
植森さんを知りたければこちらの動画もチェック!
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