話題沸騰ハイコスパ新ベイトリール『グラビアス(ジーニアスプロジェクト)』をルアマガ編集部が実力レポ!



自分に最適なリールを使いたい。コスパ最高のベイトを入手したい。他人と同じタックルはイヤだ……。理由は千差万別なれど、コアなリールメーカーの機種への需要は高まるばかり。もちろんどれでも良いというワケではなく、たとえリーズナブルなモデルだとしても失敗は許されません……。そ・こ・で! 白羽の矢が立ったのはクセありルアマガ編集部員。プロのようにウデがないからこそ、道具にどれだけ助けられるかが分かるというもの。素人相手に奮闘する新世代スペック、その全てをご覧ください! 今回は今江克隆プロも唸った話題のリール、G-nius Projectの『グラビアス』をご紹介。

グラビアス【ジーニアスプロジェクト】

今江克隆プロもうなったファクトリーモデル

元JBトップ50プロにしてプロショップ擬似餌屋店長、青木哲さんがプロデュースする意欲作。ルアーマガジン誌上で今江さんが披露すると、たちまち話題のリールへ……。なかなか実機にお目にかかることのないレア機種だけに、インプレ隊の期待はフルマックス。グラビアスは替えスプール標準装備で、シャロースプールにはフロロカンボンライン12lb、ディープスプールにはフロロ17lbをセットしています。

ギア比巻き取り長ベアリング最大ドラグ自重糸巻き量価格(税込)
7.3:175cm9+ローラー19kg173g12lb/80m(シャロースプール)
12lb120m(ディープスプール)
36,500円

ルアマガ編集部インプレ

ダニー3.5gビフテキリグにて

バスめっちゃ暴れてたのに、するすると寄せられました(笑)。最初ちょっとドラグ緩くてたまたま気づいたんだけど、ドラグが滑るとクリック音が鳴る。ハンドルの軸の部分にはラインlb数のインジケーターが。これちょっといいね。

システムインプレッション

スプールはディープ&シャローの2タイプが標準で付いてくる。これはマジでお得。
ブレーキは磁石8個のマグネットタイプ。マイルドかつ確実な効きが期待できます。
始めからフックキーパーがついてる! チューニングしている人は見たことありますが、標準装備は嬉しいです。

キャストインプレッション

このモデルの最大にして最高の特徴は飛距離ですね! 重め系はもちろん、イモ系ノーシンカーがぶっ飛ぶ。回転初速が軽い! フルキャストだけでなく、ピッチングの伸びが明らかにいい。どちらもブレーキ目盛り5程度でいけます。安定感あって、雑な投げ方してもトラブルレス。しかも設定追い込めば、どこまでも飛距離が伸びそう。

使い心地インプレッション

キャスト性能もいいけど、巻きも特筆モノ。フラットノブはつまみやすいし、滑らかで剛性感ある巻き心地は触ってみないと分からないです。
いうことなし。ひとつ上のギア(8.1:1)も使ってみたいですね。PEでのビッグプラグ系とかも試したい。軽くて、飛んで、ギミック満載。それでこの価格帯ならお買い得感あります!


総評「キャスティング性能推し! 次回はゴライアス?」

フルキャスト推し、ピッチング推し、キャスト精度推し……と三者三様だったが、キャスト満足度は高め推移。下位機種「ゴライアス」も注目度急上昇中なので、そこも試したい!

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!