バス釣りトップウォーター川島勉思い出のルアー

7人のバスアングラーが所持するトップウォータールアーからそれぞれ3種をピックアップ。思い出の詰まった逸品、おすすめのルアー、勝負を分けたルアー、現役で戦術に組み込まれているルアー。様々な魅力を放つトップウォータールアーをご紹介します。今回は川島勉さんが選んだ「謎のホンコンルアー(仮)」「デカダンストーイ」「チマチマテラー」!

2024 新製品情報

【Profile】

川島勉(かわしま・つとむ)

亀山湖を中心に活躍するスーパーロコアングラー。そのスタイルや思考、アイデアはローカルの域を超え、全国各地にまで広まっている。最近は長年生業としていた美容師業を退き、ますますバスフィッシングの道に邁進。さらなる進化にも注目が集まる。

『川島勉』を作り上げた3つのルアー

ホンコンルアー【仮称】

トップウォーター開眼のキッカケ

Wスイッシャーなんだけど、壊れてるでしょ。いつ壊したかも覚えていないくらい昔のルアーなんだけど、それで釣った魚は今でも鮮明に覚えてます。子供の頃、ダイエーの釣具コーナーに数百円で売っていたコイツを買いました。

それで亀山湖の、今で言うばあさんワンドで使ったんです。使ったと言ってもただ巻きしか知らなかったんですけどね。それでも1~2投目くらいで釣れました。初めてハードルアー、それもトップで釣れちゃったもんだから、一発でトリコになっちゃいましたよね。

今でもヒットした瞬間からランディングするところまでハッキリと思い出せます。が、ルアーの名前はよく覚えていません(笑)。ボディに「HONG KONG」と入っているのが唯一の情報です(笑)。

デカダンストーイ【クワイエットファンク】

あのルアーの原点との出会い

今はもうなくなっちゃいましたけど、発売当初に木更津にあったショップで買ったのが出会いでした。最初はそこのお客さんから凄くよく釣れるという話を聞いたんだけど、実際に使ってみたら本当にバコバコ釣れた(笑)。そこからハマって、買ったり人からもらっているうちにどんどん数が増えていきましたね。

好きな色は黄色なんだけど色々な色で釣りたくて、たくさんのカラーを入手しましたし、その多くで釣っています。だから自称・亀山イチ、デカダンストーイで釣っている男です(笑)。

使い込みすぎてアルミ製の羽が摩耗して取れちゃったりするんですけど、タックルボックスとかの素材(PP)でスペアの羽を作ったりもしていましたよ。

チマチマテラー【ズイール】

子供の頃は一番釣れると思っていた

雑誌の「タックルボックス」に載っていて欲しくなったんだけど、近くの釣具屋ではなかなか売っていませんでした。それで中学生の頃、プロショップ藤岡で、コワいオッチャンにビビりながら買ったルアーです(笑)。

ボイルしているなら連続トゥイッチで、普段は2トゥイッチ1ポーズの繰り返しで使っていました。当時の亀山湖で1日2桁釣果はしょっちゅうだったので、ワームより釣れる! 1番釣れるルアーはコレだ! と思いこんでいました。

好きなトップで釣れたのが嬉しくてそう思いこんでいただけだとは思いますが、結局、大人になってトーナメントに出るようになるまでは使っていましたので、ご覧の通り塗装もボロボロです(笑)。

操作するトップが釣った感があって好きですが、ただ巻きのトップは癒やしなんです(笑)。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!