バス釣りトップウォーター川村光大郎おすすめルアーと使い方

7人のバスアングラーが所持するトップウォータールアーからそれぞれ3種をピックアップ。思い出の詰まった逸品、おすすめのルアー、勝負を分けたルアー、現役で戦術に組み込まれているルアー。様々な魅力を放つトップウォータールアーをご紹介します。今回は川村光大郎さんが選んだ「スクーパーフロッグ」「レゼルブJr.」「ダイナモバズ」!

2024 新製品情報

【Profile】

川村光大郎(かわむら・こうたろう)

陸王通算4勝、レジェンド1勝を獲得した最多にして最強の現役陸王。バス釣りに対する底なしの情熱はスキルの進化だけにとどまらず、主宰するボトムアップのモノづくりに反映。シャロー攻略を中心としたスタイルのため、トップもお手の物。

唯一無二の性能を誇る、選抜選手たち

スクーパーフロッグ【ボトムアップ】

陸王も唸る、会心のフロッグ

正直言うと、これを作ってからほかのトップウォーターの出番が少なくなってしまったくらいの出来です。

カエルのキックアクションに可能な限り迫ることができたし、実際にバスからの反応が別格で、バイト数もさることながら躊躇なく食ってくるというバイトの出方を見てバスが本物だと思って食ってると感じる場面が多々ありました。

特にカエルをメインで食べてるフィールドはすごく効くし、今年は新サイズも展開するのでより出番が増えることは間違いないですね。

アクションやスピードについては、正直今までさほど関係なく食ってしまうところもあったんですけど、さすがにそうもいかなくなってくると思うので、逃がすのか、無防備を演出するのかを意識するといいかもしれませんね。

レゼルブJr.【ディスタイル】

高速巻きによるリアクションバイトはオンリーワン!

レゼルブは元々好きなルアーで、高速巻きでもアクションが破綻せず、軟質素材の羽根によってアピールが過度にならないので、スピードでリアクション的に食わせていけるのがこのルアーならでは。

Jr.はその性能がさらに尖っていて、小さくても忙しく水を掻くし、サイズ以上のアピール力を感じます。

ここまで小さいからこそ食う魚もいます。シチュエーションとしては、クリアウォーターとは相性いいし、少し水が濁っていてもカスミ水系の流入河川みたいに浅くて、狭い水路とか、サイトフィッシングがメインの場所でも生きますね。これは必ず持っておきたいルアーです。タックルも普通のライトアクションで扱えるのもオカッパリメインの僕としてはありがたい要素かな。

ダイナモバズ【HMKL】

20年間一軍! 最強陸王が愛してやまないバズベイト

これはもう20年間一軍のルアーです。ペラがヘッドにヒットするタイプのバズベイトなのですが、ヘッドの中に金属の玉が埋め込まれていてペラとの接触音がカンカンカンと良く響きます。またその時の振動がスカートをよく揺らしてくれてます。

なので、濁っているときはもちろんなんですが、それ以外でもバスを高ぶらせる効果はことさら高くてよく釣れるなと今でも感じます。もう自分の中では釣るためになくてはならない別格のバズベイトです。

ショートアームなので狭いスポットにも入れやすく、そこからのスローリトリーブがこのバズの得意な部分。元々のスカートが細く少ないので、好みの量と揺れやすいタイイングに巻き替えてます。

どのルアーもそれならではの別格の性能を感じることができると思います!

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!