釣り具店「キャスティング」から新シーバスブランド【Zeeee!】が爆誕! DUOとの共同開発により生まれた『サーフェイスコントローラー118F』がシーバスシーンの新たな時代を切り拓く!

2022年秋、釣り具店「キャスティング」からオリジナルのシーバスブランド『Zeeee!』が誕生した。 DUO社との共同開発により生まれた、第一弾ルアー『サーフェイスコントローラー118F』の真相に迫る!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

新シーバスブランド『Zeeee!』とは?

『Zeeee!』は、全国に50店舗以上を展開する大型釣具店「キャスティング」が立ち上げた新たなシーバスブランドだ。

「たくさんの喜びの瞬間をアングラーの皆様と共に感じたい」というコンセプトのもと、釣り人なら誰もが高揚感を感じるであろう「ジーーーー!」というドラグ音がブランド名に採用されている。まさに、釣り人にとっては至福の瞬間であり、鳴り響く歓喜の音(THE SOUND OF DELIGHT)が表現されたネーミングだ。

全国各地のキャスティング店舗には、釣りの実力派スタッフも数多く在籍しており、彼らがユーザーに最も近い「釣り具店目線」で企画・開発・テストが行えるのはブランドの大きな強みになるだろう。第一弾となる「サーフェイスコントローラー118F」の開発にも、選りすぐりのシーバスエキスパートたちが携わっている。

ルアーメーカー「DUO」との共同開発

キャスティングスタッフと共に、「Zeeee!」のルアーを共同開発するのが、国内トップクラスのルアー製造力を誇る「DUO」社。国産にこだわり、クラシカルな手法と最先端の精密デジタルを融合させた手法で、数々の人気ルアーを世に送り出してきたメーカーである。

経験値豊富なシーバスエキスパートたちと、ルアー開発のプロがタッグを組むことで、これまでにない化学反応に期待したいところだ。

金型を作るための金型がこちらの「電極」。ルアーの原型になるもので、微調整の際には手削りで進めていく。

DUOの社屋内に設置されている巨大水槽。こちらでプロトモデルのスイムテストなども行った。

製造工程の一部。タングステンウエイトなどの細かなパーツをボディ内部に組み込み接着。その後、ベースカラーとなる箔が貼られたり、塗装などの工程を経て、ルアーは完成へと至る。

第一弾「サーフェイスコントローラー118F」

記念すべき第一弾ルアーがこちらの「サーフェイスコントローラー118F」。全国のキャスティングと、キャスティングオンラインストア本店にて9月23日(金・祝)に発売を予定している。早速このルアーの詳細をみていこう!

【スペック】
●サイズ:118mm●タイプ:フローティング●ウエイト:19g●フック:MH#4●リング:#3●カラー:14色(内5色は初回限定カラー)●価格:1,650円(税込)

水面直下10cm〜30cmのレンジを大きなS字アクションで狙うための、フローティングタイプのペンシルベイトで、フラットサイドボディを採用することで感度が格段にアップ! シーバスフィッシングにおいて重要な、「流れの変化」が把握しやすいルアーに仕上がっている。

また、強い流れの中に入った際のイレギュラーアクションもこのルアーの特徴であり、シーバスが思わずバイトしてしまう魅惑のアクションを演出してくれる。

シーバスエキスパートたちが徹底的に実釣テスト!

このルアーのテストは、干潟をメインにしつつ、港湾、河川、磯などさまざまな場所でテストが行われ、すでにその性能の高さも実証済み。

【キャスティング品川シーサイド店・中臺 翔さん】
荒川のデイゲームで連続ダートに水面を割った90アップ。PE1.5号、リーダー30lbのストロングタックルでも釣れる動きを損なわないことを再確認できました。大型トップで水面に出きらないモンスターシーバスにも躊躇なく口を使わせることが出来ますね。

【中臺 翔さん】
東京湾奥での釣果。運河筋の明暗部で流れのヨレにイナッコが溜まっている状況で、スローにポイントを通過させたところでドスッと抑え込むようなバイト! 流れの変化でバイトを誘発するアクションがオートマチックに発生するのが、「サーフェイスコントローラー118F」の真骨頂です!

【キャスティング木更津店・吉田樹史さん】
2月の干潟にて。水温が最も低い上に、水色も澄み切ってしまいルアーに対してセレクティブな状況でした。少しでも水温が安定した沖合に陣取り、沖から差してくる水温の高い流れを探し歩く釣りを展開。「サーフェイスコントローラー118F」の流れを探す感知能力の高さで、太い流れを見つけて連発! ルアーの性能としては流れを探せるだけではダメだし、食わせる能力が高いだけでもダメなんです。サーチ力と食わせ能力を兼ね備えたルアーだからこそ、広大なエリアで信頼して投げ切れました。最終プロトが完成した瞬間でした。

【吉田樹史さん】
初夏のボートシーバスデイゲーム。ついに完成した「サーフェイスコントローラー118F」の製品版サンプルを携えて木更津ORCAさんから出船。通常、この時期であればシャッドやバイブレーションを使用して深いレンジのストラクチャーを狙うのが定石ですが、サブサーフェイスルアーでチャレンジ。苦戦必至の条件でしたが、このルアーの武器である左右への大きなダートアクションがドはまり! 沈黙していた水面が荒れるほど表層へのバイトが多発しました。船長からも太鼓判を頂き、大きな自信となりました。

【キャスティング福岡店・鬼頭雅尚さん】
五島列島での磯で釣りあげたグットコンディションのヒラスズキです。サラシが薄く、ミノーでレンジを入れ過ぎると見切られる状況。薄いサラシが広がったタイミングでルアーを通すとヒットしました。水面直下を引ける「サーフェイスコントローラー118F」と薄いサラシのレンジを上手くマッチさせることで喰わせた1本です。

ルアーの性能をチェック!

ただ巻きでは「S字アクション」

このルアーの最大の特徴であり、ストロングポイントとなるのがこちらのS字アクションだ。スピードを上げるほど左右への振り幅が大きくなり、シーバスのバイトを誘発する。

トゥイッチやジャークで「ダートアクション」

ただ巻きだけでなく、トゥイッチやジャークなどのロッドアクションにも対応。ロッドワークの強弱により、スライドの幅も調整することができ、キレのあるダートを演出してくれる。

スライド幅のイメージ

マグネット式の重心移動システムを搭載

ルアーフィッシングにおいて遠投性能は非常に重要である。抜群の飛距離を叩き出すために搭載したのが、「タングステンの重心移動ウエイト」をマグネットで固定するというシステム。キャスティング時にはウエイトが移動し、リトリーブ時にはマグネットでウエイトが固定されるため、安定したS字&ダートアクションを演出することができる。

内部構造

フラットなボディ形状

マグネット式の重心移動システムと併せて、飛距離アップに貢献しているのが、飛行時に空気抵抗が抑えられるフラットなボディ形状だ。リップレス形状にありがちな感度の悪さも克服し、流れを感知する能力も高められている。

またこのボディ形状により、複雑な流れの中でイレギュラーアクションを発生させる。ダートアクション時のバランスなど、様々な喰わせの要素が詰まったフォルムに仕上がっている。

フラットボディ

カラーバリエーション

マットピンク

マットブラックチャートライン(初回限定カラー)

リアルプリントボラ(初回限定カラー)

プロトタイプ(初回限定)

チャートカビボラ(初回限定カラー)

RH

チャートバックパール

ハーフミラーイナッコ

ブルピン

シースルーキビナゴ

チャートバックコノシロ

マットチャート

チャートヘッドUVメッキ

ゴーストライムOB

キャスティング品川シーサイド店で開催のシーバスフェスタにも出展予定!

『Zeeee!』は、2022年10月30日(水)にキャスティング主催の「シーバスフェスタ」への出展も予定している(会場:品川シーサイドフォレスト オーバルガーデン B1F広場)。コロナウイルスの感染拡大などの観点から思うようなイベント開催ができていない今日この頃だが、仮に開催が決定すれば、参加者限定の特典なども用意されるそうだ。

新作の「サーフェイスコントローラー118F」に、そして『Zeeee!』のスタッフたちに出会える格好のチャンス! 詳細はキャスティングHPにて随時アップされるので、ぜひチェックしていただきたい。

すでに第二弾ルアーの開発に着手!?

まもなく「サーフェイスコントローラー118F」がリリースされるのだが、実は秘密裏に第二弾ルアーの開発にも着手している模様。今後の『Zeeee!』の活躍から目が離せない!

『Zeeee!』のプロモーション動画もチェック!


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