「ソリッドティップ」の繊細さとパワーがもたらす DAIWAのネオバーサタイルバスロッド!『ブレイゾンC66MH-ST』【ブレイゾン・マンスリーセレクションVol.10】

真夏の暑さが落ち着き、釣りがしやすくなってくる夏の終わりから秋にかけてのタイミング。この時期にバスを釣るためのコツとは? そしてそれにマッチしたロッドは? 霞ヶ浦水系のプロフェッショナルである宮嶋駿介プロが解説してくれました。 

●文:ルアマガプラス編集部

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宮嶋駿介 (みやしま・しゅんすけ)
霞ヶ浦水系で大人気のYouTubeグループ「カスブラ」のメンバーの一人でもあり、現在JBトップ50にも参戦中の二足の草鞋を履くバスプロ。元教師という経歴をもち「ミヤシ」の愛称で親しまれている。JBや霞ヶ浦だけでなく、各地のローカル大会やH-1などにも武者修行に赴き腕を磨いている。

大雨で水位が増す秋こそシャローカバーが狙い目 !

水位とベイトフィッシュの動きが秋のキーワード

――真夏の暑さが和らいで、どんどん秋めいてくるこれからの季節。霞ヶ浦水系でバスを釣るには、どのようなことに気をつければいいでしょうか? 

宮嶋「台風や大雨なども増えてくるのが晩夏から初秋のタイミング。霞ヶ浦水系では、夏に減水傾向だった水位が、こういった雨などの影響で増水し、満水に近い状態になってきます。そうなると、浅い場所にあるアシやブッシュなどが、バスがちゃんといれる水深になってくるんです。オカッパリでも狙えるような岸際のカバーにバスが着くやすくなると。真夏の暑い日が続いていると、シャローの水温が上がりすぎて沖にもバスがいたりするんですが、水温が下がって水位も増してくるとさらにシャローのカバーがキーになってくるんですよね。なので、これから大雨後に増水したタイミングはチャンスになってきますよ」 

――水位をしっかりチェックして、増水したタイミングでシャローカバーを狙うわけですね。 

宮嶋「そうですね。大まかな魚の動きとしては、沖にいたバスがワンドの出入り口から入ってきて、秋が深まるに連れて流入のあるワンドの奥にも差してくる。また、季節の進行とともに流入河川から落ちてくるバスもいます。そういったバスたちが、ワンド奥のアシやクイなどの障害物に着くので、秋のひとつの狙い目になってきます」

宮嶋「あとは、これからの時期はよりベイトの動きに注目することが釣果に繋がってきます。秋にどんどんベイトフィッシュが増えてきますので、これらを見つけるとぐっとバスに近づけるはずです。具体的には、シラウオやワカサギ、サヨリなど。シラウオやワカサギはワンドエリアに多く、サヨリは外浪逆浦、鰐川、常陸利根川などに多いです。これらのベイトはけっこう目視できたりするんで、水面の様子に注意しながら釣りをしてみてください」 

適度なしなやかさのティップで撃ちも巻きにも対応! ミヤシの右腕『ブレイゾンC66MH-ST』

――では、どう言った釣り方で狙っていけばいいでしょうか? 

宮嶋「シャローカバーにはテキサスリグ、バックスライド系のルアーを入れていきます。使うのはスティーズクロー、スティーズホグのテキサスリグや5g前後のフリーリグ。ネコファットのノーシンカー、またはテールをカットしての逆付けノーシンカー。これで濃いカバーなどに入れていきます。ボスクローも逆付けノーシンカーで、バックスライドでカバーに入れて誘います」

宮嶋さんが得意とするのが、ネコファットをテールカットし逆付けにして使うというもの。カバーにスローに落とすだけで釣れるパターンだ。 

宮嶋「あとは、ベイトフィッシュ系のパターンにはスピナーベイトやガストネード88も効きますよ。ガストネード88は、見えるか見えないかの水面下のレンジをゆっくりと巻いて使います。スティーズスピナーベイト1/4〜3/8ozも、見えるか見えないかくらいのレンジを引いてくるのがキモですね」 

3/8オンスなどのスピナーベイトは、バスの目線やベイトフィッシュがいるレンジに合わせて巻いてくる。水面下15〜20cmほどのレンジを基準にトレースしてみよう。 

――これらのルアーは、どのロッドで使うのでしょうか? 

宮嶋「ブレイゾンC66MH-STです。6ft6inのレングスに、パワーはMH、ティップが張りのあるソリッドになっているモデルです。テキサス、高比重ノーシンカー、フリーリグなどでカバー・ストラクチャーを狙うのにぴったりのロッドですね。ソリッドティップですが、やや強めの張りのあるセッティングになっているので、操作性がとても高いんです。バットはMHの強さがあるので、繊細さとパワーを兼ね備えているロッドになっています。 

【ブレイゾンC66MH-ST】 

全長:6ft6in     
継数:1ピース(グリップジョイント)    
自重:114g     
適合ルアー重量:1/4~1oz     
適合ライン:10〜20lb    
アクション:エクストラファスト   
価格:21,230円(税込)    

  

宮嶋「このロッドはソリッドティップ部分がかなり良い仕事をしてくれて、バイトがあったらしなやかに食い込んで、ティップのしなりを目で見ながらバイトを取ることができる。あとは、カバーに軽くスタックした時に、それをハングオフした時にちょうどいいリアクションの動きを演出できます。チューブラーロッドだと、引っかかりをほぐしたときにルアーが跳ねすぎたりもするんで」 

――これで巻き物もいけちゃうんですね。 

宮嶋「ワーミング系のロッドではあるんですが、巻き物にもけっこう相性がいいんですよ。1/4〜3/8オンスクラスとか、割と軽めのスピナーベイトなどとても使いやすいですよ。ソリッドティップなのでルアーの振動を吸収しながら巻いてくることができるし、バイトを弾かずしっかりフッキングできるんです。ファイト中もソリッド部分が粘ってくれるんで身切れも少ないですよ。あとはガストネードとかも使ったりします。オカッパリならこれ1本で釣り歩くこともできるので、みなさんもぜひ使ってみてください!」 

DAIWA公式YouTube「Ultimate BASS by DAIWA 」でのミヤシの奮闘も要チェックだ!

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