
全国区で支持を集めているレジットデザインの「ワイルドサイド」シリーズ。なかでもヘビーユーザーが多いのがレンタルボートの世界だ。房総リザーバーに精通し、2021年には南千葉チャプターでAOYの座に輝いた清水拓馬さんも、このロッドを溺愛するアングラーのひとり。数ある選択肢のなかで、なぜ「ワイルドサイド」が評価されているのか? その理由と、レンタルボートでのイチ推しモデルを聞いた。
●文:ルアマガプラス編集部
【清水拓馬(しみず・たくま)】
1993年千葉県出身。高滝湖や亀山湖などの房総リザーバーをホームに、フィネスとビッグベイトの両極を使い分けるスタイルで頭角を現す。2021年NBC南千葉チャプターAOY。レジットデザインフィールドスタッフ。
レンタルボートアングラーに「レジッター」が増加中!
――最近のレンタルボートフィールドでは、かなりの確率でワイルドサイドを積むアングラーを見かけます。ここまで熱心なファンが増えたのはなぜだと思いますか。
清水「いちばんの理由は『ラインナップの充実度』だと思います。バーサタイルな機種がある一方、中級以上のアングラーがレベルアップする過程でも、それぞれの要求に応えてくれるコアなモデルが存在しているのがいいですね」
――2022年現在、限定モデルなども含めると40機種以上にのぼります。
清水「たとえば僕の通っている房総半島のリザーバーだと、アマチュアでもハイレベルな人が多くて、同じリグでもアングラーごとに用途やセッティングが違ったりする。そういう微妙な部分をカバーしてくれる1本が、ワイルドサイドにはラインナップされていると感じます」
――だからこそ全機種をワイルドサイドで揃える「レジッター」が増えているんですね。今回は清水さんに「レンタルボートを想定したオススメの5機種」をピックアップしてもらいたいのですが…?
清水「めちゃくちゃ迷いました(笑)。普段の釣りでは少なくても7~8本、多いときは10本以上ボートに積むんです。最終的には自分が好きな『強弱のメリハリをつけるスタイル』を念頭に選ばせてもらいました」
のちに全国区となるリグやメソッドがいくつも誕生してきた房総リザーバー。ワイルドサイドがハイレベルなアングラーから支持されるのには明確な理由がある。
清水拓馬のレコメンド1『ワイルドサイド ヴァリアントモデル WSC-ST70H/TZ』
清水「最近、かならずと言っていいほど積んでいるロッドのひとつがコレです。7ftのヘビーパワー、そしてソリッドティップを採用したモデルですね」
――レンタルボート用という前提からして、もう少し短くてマイルドな機種が挙がるのかと思っていました。
清水「用途はヘビキャロやギル系ワームのテキサスリグ、あとは4inクラスのバルキーなワームを使ったフリーリグなどです。比較的魚との距離が離れていたり、ワームのボリュームが大きいので、しっかり掛けていけるパワーが必要なんです」
――「カバー撃ち用のヘビータックル」ではなく?
清水「その用途にも適しているのですが、僕は少し沖側だったり、深めのレンジにいる魚をねらうことが多いです。ラインはフロロカーボンの14〜20lbが中心。ソリッドティップは感度が落ちると考えているアングラーもいますが、このサオはチューブラーと遜色ない使用感に仕上がっていると思います」
オープンウォーターでのパワーゲームに最適な「ワイルドサイド ヴァリアントモデル WSC-ST70H/TZ」。
清水拓馬のレコメンド2『ワイルドサイド ヴァリアントモデル WSS-ST 510UL/TZ』
清水「フィネスに頼りたいときは、まずこのロッドを握ることが多いです。使うのはダウンショットやネコリグ、スモラバ、ホバストなどで、そのなかでも軽めのものにフィットします。シンカーウエイトは重くても1グラム前後。合わせるラインはPEなら0.2〜0.4号、フロロだと2.5〜4lbあたりです」
――5ft10inという短いレングスも特徴的です。
清水「短さは操作性に直結します。6ftよりわずか2in短いだけで、細かなシェイクやリグのコントロールがやりやすくなります」
――同じヴァリアントモデルには6ftの機種(WSS 60UL+ /TZ)もありますが?
清水「もう少し汎用性の高いライトリグロッド、という位置づけですね。これは僕の基本的な考え方なのですが、中途半端な釣りではなく、極端に振り切ったところで勝負したいんです。両極端を試しながら探っていくほうがコンディションも把握しやすくなるので」
フィネスな釣りはとことん繊細に。清水さんのスタイルでもある、強弱のメリハリに欠かせないのが「ワイルドサイド ヴァリアントモデル WSS-ST 510UL/TZ」。
清水拓馬のレコメンド3『ワイルドサイドWSC64XH “ Big Bait Special Finesse”』
清水「ビッグベイトを多用するのも『強弱のメリハリ』を重視しているからです。ルアーは大きい反面、ワンキャストでねらったスポットに入れないとチェイスだけで食わせられなかったりするので、丁寧に攻めることが大前提。その点、このロッドはとにかくキャストを決めやすいですね」
――アプローチで差がつく釣りなんですね。
清水「はい。たとえば僕が好きなギルロイドJr.は、ボトムで見せてからジャークしたり、ゆっくり首を振らせたり、高速でストップ&ゴーしたりと、いろんなバリエーションで使います。多彩な操作をこなしやすいのもショートレングスならではの良さです。1~3ozまでのビッグベイトやスイムベイトのほか、大きめのハネモノやペンシルにもマッチします」
清水さんが試合でもかならず積むという「ワイルドサイド WSC64XH」。ビッグベイトを正確にコントロールするために不可欠なショートレングスの1本。
清水さんによるワイルドサイドビッグベイトシリーズの解説記事もチェック!
清水拓馬のレコメンド4『ワイルドサイド WSC65MH “Frog Game Special”』
清水「これからの時期によくあるのですが、『今日は巻き物だな』というコンディションで活躍してくれる1本です」
――清水さんにとってはフロッグ専用ロッドではない?
清水「そうですね。特にスピナーベイトやチャターなど、シングルフックの巻き物との相性がいいです。フロッグロッドならではのバットパワーの強さが、こういうワイヤーベイトのフッキングにも貢献していると思います」
――いわゆるワーム用のMHパワーとは違うのですか。
清水「これはレギュラー寄りのテーパーで、負荷をかけるときれいに曲がってくれるタイプなんです。少し重めのトップウォーターなどにもいいですね。ワイヤーベイトにはフロロカーボンの12〜14lbを使いますが、トップ専用ならPEライン2.5〜4号でカバーをよりタイトに攻めたりもします」
ワイヤーベイトや中型トップウォーターに欠かせないのが「ワイルドサイド WSC65MH」。本来はフロッグロッドだが汎用性に富んでいる。
清水拓馬のレコメンド5『ワイルドサイド WSS610MH “For Power Finesse”』
――最後はパワーフィネス用のロッドですね。
清水「この手のサオはガチガチに硬いタイプを使うアングラーもいるのですが、慣れないとキャストさえままならないし、操作もしづらい。その点、このモデルは適度にルアーウエイトを乗せやすく、パワーフィネスを始めたばかりの人でもとっつきやすいテイストになっていると思います」
――使うのはスモラバやネコリグですか?
清水「リーダーレスダウンショットもよく使います。カバーを貫通しやすくて誘いも掛けやすい。バスのレンジやカバーの濃さに応じて2.7〜5gを使い分けます。あと、最近はオープンウォーターでロングワームを使う場面でも出番が増えました。ベイトタックルより飛距離が出せて、スキッピングでバンクを撃ちやすいなどメリットが大きいんです」
房総のカバー攻略といえばパワーフィネス。「ワイルドサイドWSS610MH」にPEライン1.5号程度のセッティングでスモラバやリーダーレスダウンショットを撃っていく。
清水さんによるWSS610MHのさらなる解説はこちらの記事でも掲載中!
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