
あのミドスト&ホバストの名手として知られる山岡計文さんが、今度は超画期的リギングパーツ『グライドハンガー』を発明! 幾通りものリグを可能にする変幻自在のこのパーツ。徹底的に使いこなすべく、基本から応用までをレクチャーしていただくことにした。
●文:ルアマガプラス編集部
山岡計文さんのプロフィール
山岡計文(やまおか・かずふみ)
トッププロ兼クリエイター溢れ出すマルチな才能!
紀伊半島のディープセントラル・七色ダムの畔で生まれ育ったバスフィッシング・エリート。国内最高峰JBトップ50コンペティターにして、プロガイドに下北山村議会議員と三足の草鞋で活躍中。今回解説のモデルも山岡さんのようにマルチ!
グライドハンガー【リューギ】
「デメリットなし、メリットしかない」
マグカップの持ち手にも似たシェイプの硬質ワイヤーで、その一方にはリングアイ、もう一方には開閉可能なハンガーアイ。それ単体では、使い道の想像が付かないシンプルなパーツがここにある。
山岡「基本的な装着方法は、ラインの先をリングアイに通してから、ルアーのアイへと結びます。そしてハンガーアイから(アイ付き)シンカーを通して、フックのシャンクに装着します」
開発者である山岡計文さんは『グライドハンガー』の使い方をまずこう解説。フォール時はシンカーが先端へと移動してスピーディーなフォールを実現。一方、操作時はシャンク間をシンカーが上下左右に可動する。
山岡「元々はミドストやボトストがより簡単にできるパーツとして考案しましたが、よくよく考えてみれば『コレって何にでも使えるよな』って。例えば……」
出るわ出るわ、無限の手法!
山岡「発想力のある人なら、もうメリットしかないと思います」
各項を参考にさぁ、挑もう!
『グライドハンガー』サイズバリエーション
フックの軸線径マッチが基本…だが、しかし!
左からS、M、Lサイズ。
フックの軸線径に対するクリアランスを保つべく、使用フックサイズは左ページを参照。「小さなフックにLでシンカーのスライド幅が広がり、大きなフックにSなら重心集中します」創意工夫次第!
セット方法の基本
まずはリングアイにラインを通すだけ
セット方法はまずリングアイにラインを通すだけ。「基本はハンガーアイをシャンクに…ですが、ルアーのアイでもいいし、ラインでもいいし」これまた創意工夫次第なのだ
グライドハンガーのココがスゴい!
ハンガーアイをどこに掛ける? 何通りものリグの代用が可能!
例えば初めてのフィールド。「これからどんな釣りをするか悩むくらいなら、とりあえずセットしておくのもいい手ですね」たった1つの小さなパーツが釣りのスタイルを無限大に解放。「シンカーのことは釣り始めてから替えていけばいいだけです」まずは付けとこ!
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
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