繊細さの頂点に立つゲームから生まれた細号数PEラインは、やがてバストーナメンターの間で、まさにシークレットとして使われるように……。そんなバリバスPEラインから、フィネスゲームにジャストな代表2タイプを掘り下げてみよう。JBトップ50でも活躍するエキスパート高梨洋平さんに解説していただいた。
ルアーマガジン編集部
高梨洋平さんのプロフィール
高梨洋平(たかなし・ようへい)
かつてはJBトップ50でも活躍していたエキスパート。福島県の桧原湖でフィッシングガイドを営み、夢のスモールマウス60アップを追いかける。
頼れる「フィネスマスター」極める「インフィニティ」
エリアトラウトのトーナメントシーン、エキスパートアングラー松本幸雄が監修した「インフィニティ」の名を持つPEラインは、フィネスさ極まるバストーナメントをも席巻した。自然と、バス用に開発されたモデルも熱い視線を集めることに。
高梨「今回紹介するラインは、どちらも必須ですね。PEラインは、とにかく飛距離とフッキングに秀でます。また比重が低くライン自体が沈みにくいので、浮力の弱い水面ルアーや、シャローレンジのジャークベイトなどに向きます」
桧原湖ガイドの高梨さん、PEラインを使い慣れてないお客さんにオススメがあるという。
高梨「使い勝手がよく強靱なフィネスマスターPE X4の0.4号を勧めています。ジョーダン50や65(HMKL)などの表層i字系を扱いやすい一方で、シャッドのハードジャークもこなせます。また軽量の虫系ルアーとも相性抜群です」
また、インフィニティPE X8はマイクロベイトと唯一無二の相棒となっている。
高梨「ルアーやリグの総重量が1.5gを切るような超軽量ゲームでは、インフィニティPE X8で飛距離に圧倒的なアドバンテージが出ます。フォロースティック(フォロー)なんかですね。またフージンスパイダートレーラー(イマカツ)の片側ムシ使いや、表層系のライク2.5in(エンジン)などにも。使うのは0.2号で、この細さだと超フィネスルアーが面白いほど飛んでいきます」
高梨さんのボートには、細号数PEラインタックルが常に乗っているという。
『デッド・オア・アライブ フィネスマスターPE X4(バリバス)』
バスフィールドに溶け込むグリーン系カモカラー
号数 | 糸の撚り数 | 価格(税込) |
---|---|---|
0.3号(最大7lb) | 4本 | オープン |
0.4号(最大9.5lb) | 4本 | オープン |
0.6号(最大10lb) | 4本 | オープン |
摩擦を徹底的に低減させた非フッ素コーティング加工、SP-Vにより驚異的なロングディスタンスキャスタビリティを実現。絶妙なしなやかさで、表層系ルアーからディープウォーターゲームまでを扱いきる。8本撚りのX8もラインナップ。
『スーパートラウトエリアインフィニティPE X8(バリバス)』
タックルセッティング
高梨「フィネスマスターPE X4で、シャッドキャロならWSS-64MLという硬めのロッドを、虫系ルアーならWSS-ST64L+をセット。インフィニティPE X8は、WSS ST66XUL。極細PEのあらゆるゲームにマッチします」
※ロッドは全てレジットデザイン・ワイルドサイド
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
よく読まれている記事
シマノのスピニングリールにおいて、長い歴史を持つモデルとして知られるツインパワー。エキスパートアングラーの高い要求にも対応するハイスペックモデルが、2024年にフルリニューアル。5月に発売予定とされて[…]
→【画像】「マジかよ…」本当に存在した、巨大魚の巣 海の中はどうなっていて、どんな魚がいるのだろうか。魚たちが暮らす場での、そのリアルな生活を垣間見たい。そんな思いで水中に潜り、撮りためた写真を集大成[…]
→【画像】でか過ぎ!アジの釣果と釣り方イラスト フィッシュマンのプロテスターとして日本海側を中心に活躍するアングラー、ドクトルニシニシこと西村さんが、ギガアジ釣果をレポート! こんな状況で釣りができる[…]
コストパフォーマンスの高さで中位機種では絶大な人気を誇った『SLX』がフルモデルチェンジ。先代モデルでは安定して軽量ルアーを低弾道でキャストできるのも人気の高さ要因だったが、今回もその部分にさらに磨き[…]
<NEWバドの価格とカラーラインナップをみる> こんなビジュアルで釣れるのか!?と驚かれるルアーの筆頭株といえばヘドンの「バド」だろう。ところがこのおおよそ魚に見えないビジュアルのルアーが、これまた特[…]
最新の記事
- 1
- 2