押忍! 取材で全国各地を駆け回り、いい釣り場を熟知し、経費削減のためにいかに安く行き、泊まる術が染みついた者たちが世の中には存在する。そう、我々釣り雑誌の編集者こそ、最高の釣り旅を提供できる、フィッシングコンシェルジュとしてふさわしいのではないか!? ということで、それぞれ熱い想いの滾る、最高の釣りプランを紹介していくぞ! 今回は桧原湖会津ぐるりバス釣り1泊2日プランだ!
●文:ルアーマガジン編集部
最高プラン「桧原湖(福島県)」
日本の二大スモールレイクのひとつで、東北を代表するメジャーレイク。標高822mに位置し、避暑地としてレジャーが盛んな地域でもある。そのため、釣りはもちろん、観光地やグルメも豊富で、あらゆるアングラーを虜にするフィールドとなっている。
フルカワ
『ルアーマガジン』2022年11月号より本誌編集長に就任し、「メディア界の青木大介」を自称するストロングフィッシャーマン(?)。好きな釣りは巻き、得意な釣りはカバー撃ち、でも愛すべきフィールドは桧原湖な34歳。
宿泊プラン(自宅つくば市から1泊2日予算約40,000円)
- 往復高速代:約8,000円
- ガソリン代:12,000円
- 宿泊代(夕食付):7,000円
- 食事代(5食):6,000円
- スロープ使用料:1,500円×2日
- 遊漁料:700円×2日
- 予備費:約4,000円
2日でも回り切れないくらいのスポット、名所が数多くある大江川、五三川。宿泊はビジネス系ホテルが集中している岐阜羽島駅周辺がオススメ。プロショップや量販店が軒を連ねる大垣&岐阜市エリアからも近く、釣り具の補充も可能だ。
アクセス(つくば市から約3時間半)
- 常磐自動車道谷田部ICから・いわきJCTで左車線を使用し、郡山・東北自動車道方面へ進み、磐越自動車道へ。猪苗代磐梯高原ICで降り、下道約25分で桧原湖到着。ワタクシの在住する、茨城県つくば市からの所要時間は約3時間半。経路も常磐道と磐越道でひたすらまっすぐで楽ちん! 猪苗代磐梯高原ICが目印。
「桧原湖は僕にとって、第2の故郷」
通い始めて16年。年に1度はヒバラ旅行
ルアマガの編集長として、高らかに宣言します、桧原湖は最高だと! 僕と桧原湖のストーリーを語るには4ページぐらいは必要なので、それはまたいつか。
桧原湖の魅力はなんといっても景色と空気! 都会の喧騒から離れ、マイナスイオンに溺れながら日々のストレスを浄化できる癒しの湖です。
サイズを問わなければ、難しいテクニックは不要なので、ファミリーフィッシングが成立しますし、グルメや観光地も多いので釣りを絡めたプランを家族に提案がしやすいのもメリットです。
最低でも年に1度は行く桧原湖も通い始めて16年。まだまだその魅力は尽きませんぞ。
桧原湖オススメエリア
馬の首
赤土のバンクが特徴的なエリアで、回遊性の高いバスが多い。そのため、幅広いルアーで楽しめる。一部オカッパリも可能。
いかり潟
複雑な地形をした広大なワンド。魚のストック量も多く、エレキ船だけで十分楽しめるので、初心者にオススメ!
桧原湖オススメルアー
アベンタクローラーバゼル【イマカツ】
ミスキャストでも岸からスモールが背びれを立てて突進バイト! 今年の夏は大活躍しました。2フックで掛かりも抜群!
RVバグ1.5【リボルテージ】
ウィードのエッジやポケット、レイダウンなどにフォールさせると高確率でラインがギュン! 2パックは必須。
レッグワーム2.5【ゲーリーインターナショナル】
1.8~2.7gのダウンショットで、ボトムを攻略。岬周りやフラットを速めのシェイクでサーチしていくのに便利。
桧原湖マル秘テク
ネコリグがヤバめ! フリップギル 5in【ノリーズ】
2018年の夏に、フリップギルのネコリグで1スポット13バイト。最大52cmを筆頭にヒバラージを4尾という、私的桧原伝説を残した「マル秘」ルアーです。
桧原湖おすすめグルメ&周辺スポット
奥裏磐梯 らぁめんや
裏磐梯名物、山塩ラーメン。透き通ったクリアなスープにチャーシューと平打ち縮れ麺がマッチ。
民宿ひばら
早稲沢キャンプ場の目と鼻の先にある民宿。夕食付きで1泊7,000円と安く、料理も激ウマ! 冬季はワカサギのドーム船もあり。
早稲沢キャンプ場と足湯
レンタルボートはもちろん、スロープの利用も可能。駐車場や桟橋も広く、環境は抜群。早稲沢キャンプ場には天然温泉の足湯も。無料で利用可能! ただし、激熱なので注意。
せんべや 揚げ饅頭
品切れ必至の人気商品。うまい=カロリーを体現したローカルスイーツ。
焼肉丸忠
会津若松ICから帰宅するルートで立ち寄れる名店。桜トロカルビは唯一無二の絶品。
肉のおおくぼ馬刺し
桧原湖から猪苗代磐梯高原ICへ向かう道中にある、「肉のおおくぼ」会津ブランドの最高級国産馬刺しをカットしてお持ち帰り可能です。ネット販売もしているので気になる方はぜひご賞味あれ!
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
よく読まれている記事
プロアングラーとして活躍する川村光大郎さんの連載「OPENMIND」。今回は、水温が低下してすっかり秋となった霞ケ浦での釣りをレポート。どうやらハプニングがあったそうだが… 食事会までの合間に釣りへ![…]
九州は福岡の遠賀川のフィールドレポートを寄稿してくれている山口諒也さん。今回は、福岡県にある二級河川「長峡川」での釣りをレポート。台風の影響で水が激減してしまった様子だが… いつもの遠賀川ではなく、「[…]
バスフィッシングの達人「折金一樹」さんが各地での釣りとホームの千葉リザーバーの状況をお伝えする「オリキンもばいる」。今回は、千葉県は亀山湖での釣りをレポート。様々な悪条件が重なってしまったが、どう打開[…]
関東屈指のバス釣りフィールド、亀山湖。房総半島にあるこのフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれるのが、城ノ上巧さんだ。今回は9月下旬の亀山湖の釣りをレポート。珍しくボートが少なく、貸し切り状態で[…]
アジングは簡単! 初心者向きでオススメです! という解説、きっと読んだことがあるんじゃないでしょうか。奥深さもありますが合理的で簡単で入り口が広い。何より極めてお手軽なことが楽しさを増幅する釣りじゃな[…]