長野県の犀川と言えば大型レインボーで有名なフィールド。シーズン中もパワフルな引きを求め多くの釣り人で賑わうが、犀川殖産漁業協同組合の管轄エリアでは、禁漁となる10月からもニジマスに限り、釣りを楽しむことができる! まさにトラウトアングラーのオアシス的な存在だ。ここでは基本データやアンテナショップ、実績ポイントの詳細解説をお届けしよう。
●文:ルアマガプラス編集部
2010年に解禁された冬期釣り場
長野県・犀川は大型のニジマス(レインボー)が狙えるとあって、シーズン中は県内外を問わず多くの釣り人がこの地を目指すのだが、2010年より犀川殖産漁協管轄のエリアに限り、「冬期釣り場」が解禁され、現在まで年間を通して人気のスポットとなっている。
対象魚となるのはニジマスだが、メインターゲットとなるのは〝放流されてから時間経過の短い個体〟ではなく、〝ほぼ完全に野生化した魚〟がターゲットとなる。
この川の釣りをフルに楽しむために、釣り区間マップやポイント解説に加えて、アンテナショップや、犀川オススメルアー情報などを紹介していこう。
こちらは遊漁証販売店MAP
ここからはポイントの詳細解説
1 平ダム放水口下
淵〜ヒラキの周辺が狙い目。下流側の岩盤帯は多くの釣り人が入る高実績エリア。
2 野平
有名ポイント。流れの中止からも魚が出てくるので、扇状に線で攻められる。
3 さざなみ下流
橋の真横の左岸側が深く、絶好のポイント。フライマンにも人気が高い。
4 竹やぶ
全般的に深く岩盤で構成される。川の地形が変わりにくく実績も高い。
5 さぎり荘裏
右岸側の流芯直下を狙いたい。ボトム周辺に消波ブロックと岩盤が入る場所が有望。
6 常光寺裏
右岸川は消波ブロック帯。根掛かりを防ぐために、手前側にミノーを沈めて狙いたい。
7 のこぎり
ベイトフィッシュの多いエリア。深場でもよく水が動くため、大型の魚が入ってくる。
8 ポンプ小屋
速い流れが続き、長い距離を釣り下ることが可能。左岸側の深い流芯下がよい。
アンテナショップ「上州屋松本インター店」で情報を得よう!
長野県松本市にある上州屋松本インター店は、本流アイテムはもちろんトラウトタックルを豊富に取り揃える、地元のアンテナショップ。トラウトを担当しているのは、地元フィールドに熱心に通いつづける小林靖さんだ。周辺のトラウト事情に
おすすめルアー2選!
D-コンタクト72(スミス)
使い方の幅が広い万能ヘビーシンキング。ボトムへの到達が早く、底に着いた魚に直撃できるため、とくに解禁当初や低水温時に有効。
シュガー2/3ディープ72F(バスデイ)
春先〜水温が上昇したタイミングで高活性になる魚に対して使用。魚がベイトを果敢に追っている際の瀬や深瀬などで主に活躍する。
C&R(キャッチ&リリース)区間の設定とレギュレーションについて
犀川殖産漁協管轄エリアにはC&Rが設定されている。ポイントにはのぼりが設置してあるので、目印にしてもらいたい。また、C&Rエリアに関しては「トレブルフック」が禁止されているので、こちらも注意が必要だ。
※本記事は”ルアーマガジンリバー”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
よく読まれている記事
九州は福岡の遠賀川のフィールドレポートを寄稿してくれている山口諒也さん。今回は、福岡県にある二級河川「長峡川」での釣りをレポート。台風の影響で水が激減してしまった様子だが… いつもの遠賀川ではなく、「[…]
バスフィッシングの達人「折金一樹」さんが各地での釣りとホームの千葉リザーバーの状況をお伝えする「オリキンもばいる」。今回は、千葉県は亀山湖での釣りをレポート。様々な悪条件が重なってしまったが、どう打開[…]
関東屈指のバス釣りフィールド、房総半島にある亀山湖。このフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれるのが、城ノ上巧さんだ。今回は、9月下旬、ようやく秋めいてきた亀山湖での釣りをレポート。 涼しくなっ[…]
本場アメリカで磨き込まれたDAIWAベイトリールのワールドスタンダードモデル『タトゥーラ』が、ついに第3世代へと突入。過酷なトーナメントシーンにも耐え得る高い耐久性はそのままに、タトゥーラシリーズとし[…]
バスフィッシングにおいてもっとも身近な外道、否、ゲストのブルーギル。好奇心旺盛な性格でどこか憎めないこの魚を、水中から観察するとどのようなことがわかってくるのか。水中写真家の佐々木浩之さんに話を聞いて[…]