日本全国春夏秋冬のおすすめバス釣りエリアを完全網羅! 陸王オープン&ダービーのブロック優勝者6名が、それぞれのホームフィールドを全力でガイド! あなたの初場所釣行、私たちが必ず釣らせます! 今回は陸王ダービー2021決勝戦優勝の新谷健斗さんが三川ダム&八田原ダムの攻略情報を地図ごとご紹介!
●文:ルアーマガジン編集部
新谷健斗さんのプロフィール
新谷健斗(しんたに・けんと)
陸王ダービー2021決勝戦優勝。ビッグベイトやビッグワームなどを使ったパワーフィッシングを得意とする。モットーは「いつかチャンスはやってくる」
ベイトサイズが大きく強い釣りを展開できる
ハスがメインベイトとなることが多く、大型ルアーでのダイナミックな釣りが楽しめる点が魅力。八田原ダムではロクマルも釣れます。山間部リザーバーなのでバックウォーターなど大自然の中で釣りを楽しめますよ!
三川ダム&八田原ダムの釣り場マップ
国内有数のでかバスフィールド
三川ダム釣り場ガイド
【1:夏秋】三川ダム下流
夏は本湖全域をサイトで狙ってみよう
新谷「6月はスポーニングから回復した個体をサイトで釣っていくのが1番早く魚に辿りつけます。湖全域を探していけばよいですが、特におすすめはこのダムサイトの方にある三角形のワンド。でかバスの出現率も高いですよ。アフターの時期は強い釣りは通用しにくいので沈む虫やアベンタクローラーRSなどが効きます」
秋はビッグスプーンの釣りに挑戦してみよう!
新谷「9月中旬から10月中旬くらいまではフットボールジグやビッグスプーンで攻めることが多いです。三川ダム東岸の下流に多い岬状の張り出しを狙っていくといいですよ。根がかりが多いのでボトムに当てすぎるのはNG」
【2:夏】三川ダム公園周辺
エントリーしやすいアフター時期の好スポット
三川ダム公園の上流側に砂質のバンクが続いているエリア。6月頃にアフターのバスがよくうろついているのでサイトフィッシングで狙ってみよう。
【4:夏秋】三川ダムバックウォーター
見えバスは多いがプレッシャーは高い
比較的エントリーしやすい場所が多く、バスも多い人気エリア。秋は落ち鮎を狙ってでかバスが差してくる。新谷さんはビッグスプーンや大型ワームのi字引きを多用する。
八田原ダム釣り場ガイド
【5:春夏秋】八田原バックウォーター
春は上流のアウトサイドベンドが狙い目
新谷「3月に入ると本湖のワカサギがバックウォーターに遡上し、バスも大量に集結します。春は上流のアウトサイドベンドがおすすめ。この時期のバスは水深がある側で回遊したり留まったりするからです。釣り方は高比重ノーシンカーのズル引きやボトムジャークがおすすめです」
真夏はカレントを利用したドリフトの釣り
新谷「7~8月になるとバックウォーターにハスや鮎を捕食するバスが集まります。カレント(流れ)を利用したドリフトの釣りが有効で、僕がよく使うのはカットテール10inなどのロングワームです。サカマタシャッド8inやラストエース168を高速ジャークで使うことも多いです」
【6:夏】八田原ダム展望台
初場所でもエントリーしやすい優良エリア
6月頃にアフターのバスが集まりやすい大きなワンド状のエリア。駐車場があり、東岸は足場も良いので初心者にもおすすめ。西岸も減水していれば釣りができる。
【7:冬】夢吊橋上流西岸のガレ場
八田原で冬バスが狙える希少なエリア
広大な上にエントリーできる場所が少ない八田原ダムにおいて、岸から冬バスを狙える数少ないポイント。水位が高い時はエントリーできないので要注意。
【8:夏】南側のバックウォーター
バスがカレントを求める夏がおすすめ
北側のメインバックウォーターに比べると小規模だが、ここも夏場は流れを求めてバスが集まる。見えバスをサイトフィッシングで狙おう。三原虫などの沈む虫も効果的。
オススメご当地ルアー
カットテール 10in【ゲーリーインターナショナル】
地元アングラーが愛用するロングワーム
夏のバックウォーターなど、カレントを求めてバスが集まっている場所でドリフトさせて使う。ロングワームにしか出せない複雑なアクションで天才バスもイチコロだ。
サカマタシャッド 8in【デプス】
マッチ・ザ・「ハス」なビッグワーム
ベイトフィッシュのサイズが大きい三川・八田原ダムではこれが通常サイズ~ ハスや鮎を捕食するでかバスを狙ってジャークして使おう。フックサイズは7/0。
ファットヤマセンコー 3in【ゲーリーインターナショナル】
ビッグワームに抵抗がある人はコレ
「でかバスももちろん釣りたいけど、せっかくの初場所遠征なら数も釣りたい!」という方にオススメするのがこちら。フォール、ズル引き、トゥイッチ、なんでもこなせる言わずと知れた優等生。
三川八田原行ったら必ず行きたい遠征メシ
道の駅 世羅
ジューシーな絶品フランクフルトを堪能しよう!
山間部の道の駅らしく、地元の新鮮な野菜や果物、そして猪肉や鹿肉を使ったフランクフルトなどが売られている。
- 住所:広島県世羅郡世羅町川尻2402-1
- 電話番号:0847-22-4400
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
よく読まれている記事
九州は福岡の遠賀川のフィールドレポートを寄稿してくれている山口諒也さん。今回は、福岡県にある二級河川「長峡川」での釣りをレポート。台風の影響で水が激減してしまった様子だが… いつもの遠賀川ではなく、「[…]
バスフィッシングの達人「折金一樹」さんが各地での釣りとホームの千葉リザーバーの状況をお伝えする「オリキンもばいる」。今回は、千葉県は亀山湖での釣りをレポート。様々な悪条件が重なってしまったが、どう打開[…]
関東屈指のバス釣りフィールド、房総半島にある亀山湖。このフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれるのが、城ノ上巧さんだ。今回は、9月下旬、ようやく秋めいてきた亀山湖での釣りをレポート。 涼しくなっ[…]
本場アメリカで磨き込まれたDAIWAベイトリールのワールドスタンダードモデル『タトゥーラ』が、ついに第3世代へと突入。過酷なトーナメントシーンにも耐え得る高い耐久性はそのままに、タトゥーラシリーズとし[…]
バスフィッシングにおいてもっとも身近な外道、否、ゲストのブルーギル。好奇心旺盛な性格でどこか憎めないこの魚を、水中から観察するとどのようなことがわかってくるのか。水中写真家の佐々木浩之さんに話を聞いて[…]