
日本全国春夏秋冬のおすすめバス釣りエリアを完全網羅! 陸王オープン&ダービーのブロック優勝者6名が、それぞれのホームフィールドを全力でガイド! あなたの初場所釣行、私たちが必ず釣らせます! 今回は陸王オープン2019 Dブロック優勝の山口諒也さんが遠賀川の攻略情報を地図ごとご紹介!
●文:ルアーマガジン編集部
山口諒也さんのプロフィール
山口諒也(やまぐち・りょうや)
陸王オープン2019 Dブロック優勝。好きな釣りはカバーフィッシング。モットーは、慢心せずに常に「今まで以上」
カレント(流れ)を読んで釣るスキルが身につく
河川の釣りでは「水の流れを読む」ことは重要なスキル。遠賀川でバスが釣れるようになれば、ほかのフィールドでも流れを生かした釣りを展開できます。ナチュラルバンクとコンクリート護岸が両方あることも魅力です。
遠賀川ダムの釣り場マップ
筑豊を潤す一級河川
遠賀川釣り場ガイド
【1:春秋冬】高圧線エリア東岸
水深があって水通しが良い中~上流域の1級エリア
山口「消波ブロック帯の下流側の切れ目にキンチャクが沈んでいるのですが、その沖がブレイクになっていてディープエリアが続きます。こういったディープ隣接の場所は春にスポーニングを意識したバスの魚影が濃くなります。春はブレーバーのジグヘッドワッキーがおすすめ。2~3回スイミング気味にシェイクして、あとは糸フケを出して放置、を繰り返してください。晩秋は消波ブロック帯に巻き物を通したり、下流にある水道橋の橋脚をヘビダンで狙ったりするとよく釣れます」
タダマキ112/132【ノリーズ】
インチワッキーアイガード0.9~1.3gがおすすめで、キンチャクの上を根掛かりせずに絶妙にかわしてくれる。
【2:冬】中島橋西岸
【3:春】犬鳴川の堰
【4:春夏冬】菜の花エリア
【5:秋】日の出橋エリア
初秋に上流から下ったバスが留まるスポット
残暑が残る初秋におすすめのエリア。真夏に直方裁判所堰のような上流域にいたバスが下ってきやすい。支流との合流点になっているので、それぞれの筋の水質の良し悪しを判断する場所にもなる。
【6:夏】直方裁判所堰
真夏にカレントを求めてバスが集まる
山口「夏の高水温により遠賀川全体の水中酸素濃度が下がる中でも、この場所は強いカレントがあって、他よりも水温が低くベイトフィッシュが集まりやすいエリアです。40アップや50アップのスクールに出会うこともあります。スクーパーフロッグのノーシンカーリグやブレーバーマイクロのダウンショットリグでサイトで狙います。5月下旬から9月上旬まで有効なエリアです」
【7:夏】彦山川下流
彦山川で最も水深がある夏冬エリア
県道73号線の橋脚周辺。西岸側は杭が連なっている。アウトサイドベンドで流れがあり、水深もあるので夏や冬に実績がある。ブッシュと橋脚下周辺をバスがクルーズしているのでサイトフィッシングで狙ってみよう。橋脚の基礎部分も狙い目。
オススメご当地ルアー
エスケープツイン【ノリーズ】
釣果情報が絶えない正真正銘ご当地ルアー
遠賀川では愛用しているアングラーが非常に多く、数多くあるホッグ系ワームの中でも安定した釣果を約束してくれる遠賀川ド定番。テキサスリグやフリーリグがおすすめ。
ブレーバー【ボトムアップ】
ネコリグやジグヘッドワッキーリグがおすすめ
遠賀川の定番ストレートワームの地位を築いているのがこちらのワーム。ワッキーで使うときはテールをカットして使うと両端を大きくくねらせながらフォールする。
ハリーシュリンプ 4in【ボトムアップ】
食わせ能力が高いエビ系リアルシェイプワーム
エスケープツインと並び、愛用者が多いワームがこちら。山口さんも今年遠賀川で56cmを釣っている。テキサスリグやフリーリグで使用する。
遠賀川行ったら必ず行きたい遠征メシ
なかまの洋食やバスキチ
店長自慢の「アングラーズランチ」がおすすめ!
バス釣り好きの店長が経営するおしゃれな洋食屋。店内にはたくさんのバスルアーが飾ってある。日替わりのアングラーズランチはとっても美味しく、かつ、ボリューミーなので午後の釣りに影響が出ない範囲で堪能しよう。
- 住所:福岡県中間市上底井野1709
- 電話番号:093-980-5558
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
よく読まれている記事
今回紹介する動画『腹パンパンの500kg鮫を解体して皮と歯型を取りだします』で、ハイサイ探偵団の面々が向かったのは石垣島。サメによる漁業被害拡大を防ぐためのサメ漁で水揚げされたサメの解体をお手伝い。サ[…]
釣りをしていると意外と困るのが“糸クズ問題”。ポケットに入れると洗濯の際に出し忘れたり、バッグに入れるとルアーボックスなどを取り出すときに落としてしまったり…。そんな地味に困る問題を解決するアイテムが[…]
ついにシマノからトレブルフック対応のフックリリーサーが登場!フックリリーサーとして必要十分な性能を持ちながらお求めやすい低価格。大手シマノだからこの価格で作れたといっても過言ではない完成度になっている[…]
鈴木翔さんの霞ヶ浦レポート。動画ロケのロケの下見ということで、二日間みっちりといろいろな場所をチェック。そして、思わぬビッグワンをバラす悲しみの瞬間をゴープロがとらえたそうで…。 ヴァラップミノー(プ[…]
DAIWAのTBシリーズに便利パーツを標準装備したカスタムモデルが登場。カラーもスペシャルなTBカスタムの魅力をお伝えしていこう。 TBシリーズの完成系! DAIWAが展開するタックルボックス「TBシ[…]