飛距離60mを安定して出せるジョイントルアーで60cmのヒラメが釣れた![鹿児島県・錦江湾]

サーフゲームにジョイントベイト。従来のヒラメ対応ルアーにはないタイプのルアーがこの秋にデビューした。「ルックスからして単純に投げてみたくなりますよね」という元祖ヒラメハンターがサーフルアーの新顔、熱砂アーマジョイント150Sフラッシュブーストを手に実釣。その威力は期待を裏切らなかった。

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●文:ルアーマガジンソルト編集部

ヒラメハンターの異名を持つ、サーフエキスパート!

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堀田 光哉(ほった・みつや)

ヒラメハンターの異名を持つ、サーフフィッシングのエキスパート。遠州、駿河といった地元を始め、房総や茨城などの関東はもちろん、全国各地のサーフに精通。ヒラメブームの牽引役としてTVや雑誌等のメディアへ多数出演し、多くのアングラーに影響を与えている。釣り具メーカーシマノのインストラクター。

60m飛ぶジョイントベイトが広げるサーフゲームの可能性

実釣は熱砂アーマジョイント150Sフラッシュブースト(以下アーマジョイント)が発売前に行われたため、プロトモデルが使用されている。フィールドは鹿児島県の象徴、桜島を借景にする湾の奥。釣り場選択の理由は?

熱砂アーマジョイント150Sフラッシュブースト Nボラ[シマノ]
品番:XG-X15V
カラー:全8色
タイプ:シンキング
全長:150mm
重量:35g
フック:#4×2本
本体価格:3800円 [写真タップで拡大]

堀田「ヒラメ狙いでサーフをやる方ならご存知のとおり、サーフはいつでもどこでも釣れるわけではないです。各地のフィールドの釣況が思わしくなく、だったら数は出なくても湾内のほうが魚は安定して居るということで。湾内なら万が一、天候が荒れてもサオが出せないというリスクも減ります」

ターゲットが居なければ、アーマジョイントの実力はわかりませんからね。

堀田「そう。僕のプランは干潮時に立ち込んで、30mくらい先にあるブレイクラインを狙う予定。つまり飛距離はその倍、60mくらいは飛ばしたい。アーマジョイントの遠投性能が試されます」

ロッドを曲げて遠心力を利用して投げると良く飛
堀田「アーマジョイントを投げてみるとわかりますが、長いロッドを曲げて遠心力を利用して投げるとリリース直後からボディが折り畳まれて飛距離が出しやすい。サーフロッドはアーマブースト機構の良さを引き出しやすいです」 [写真タップで拡大]

干潮で干上がった広大な浅瀬を歩いて海辺に立ち、実釣をスタート。潮が上げはじめれば2時間で退避を余儀なくされるポイントで、実釣時間は限られる。堀田さんが振り抜くロッドのネッサXR S110M/MHで射出されたアーマジョイントははるか沖に着水。

堀田「僕の投げた感覚でいうと、150mmのジョイントベイトで60m前後の飛距離が安定して出せる。これは本当にすごいことですよね。ブレイクの先に投げて、ブレイクの下から上に向かってしっかりトレースできます」

広大な浅瀬の流れ込みやブレイクラインの変化を狙う
釣り場は湾奥に流れ込む河口付近。干潮時に露出する浅瀬だ。フィールドは広大。どんなところを狙うんですか?
堀田「干上がった部分の水たまりから流れ出す水とブレイクが交差するところや、ブレイクの変化。直線的に続く水辺の中にある部分的にへこんだり、出っ張ったりしているところを狙います」 [写真タップで拡大]

ブレイクに付いているヒラメを狙う?

堀田「いや、付くというより、ブレイクなんで地形の変化に沿って動いている魚を狙います。そこでもアーマジョイントのメリットが活きてきま…、喰った、喰った!」

実釣開始30分も経たないうちに堀田さんとアーマジョイントのタッグが大物獲りの任務を遂行。それが下の写真の60cmのヒラメだ!

ブレイクのボトム付近でストップ&ゴー!巻き始めでバイト!

60cmのヒラメは干潮後の上げはじめでヒット。

堀田「タイミング的に上げっぱなで喰うのは、どこの釣り場でも一緒です。釣れたのは投げてボトムをとってからストップ&ゴー。ブレイクにさしかかって、巻いて止めて巻きはじめたときに喰いました。おそらくブレイクをウロウロしていた魚が、ルアーを見つけて飛んできたんだと思います」

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【Hitルアー】
熱砂アーマジョイント150Sフラッシュブースト[シマノ]

サーフで欠かせない飛距離とアピール。必然の釣獲力

通常、ジョイントベイトはボディが“く”の字に折れ曲がって、空中でクルクル回ったり、飛行軌道が逸れて飛距離が落ちやすい。それを解消したのが、アーマジョイントに搭載されるアーマブースト機構だ。

大型のベイトフィッシュを捕食するヒラメにも有効なのが熱砂アーマジョイント150Sフラッシュブーストだ。 [写真タップで拡大]

堀田「バスのバンタム(アーマジョイント190SF フラッシュブースト)とシーバスのエクスセンス(アーマジョイント190F フラッシュブースト)でも飛距離は実証済み。僕も最初のプロトの段階は、これ本当に飛ぶの? と思いましたけど、初めて投げたときは思ったより飛ぶんでびっくりしました」

V字に折りたたまれた状態でキャストするため飛行姿勢が安定するのがアーマジョイントの特徴の1つ。 [写真タップで拡大]

アーマブースト機構は、キャスト時はボディがVの字のように折り畳まれて空気抵抗を軽減し、飛行姿勢が安定。今までのジョイントベイトにはない飛距離が出せる。着水後はジョイント部のプレートを磁石の力で半固定してジョイントの可動域を制限。ロングキャストとジョイントベイトのナチュラルな泳ぎを両立する画期的なメカニズムだ。

堀田「バス用やシーバス用と熱砂との違いはサイズ感です。前者は190mmですけど、熱砂のは150mm。ウエイトは35g」

自重は一般的なサーフ対応ルアーと同等ですね。

堀田「そう。全長も150mmで、熱砂アサシン140Sと10mmしか変わりません。なぜこのサイズ感かというとサーフはスピニングタックルを使うから。サーフ用タックルで遠投できるビッグジョイントベイトです」

フラッシングも集魚力アップに貢献
堀田「フラッシュブーストとスケールブースト。反射光を利用して魚にアピールする二つのシステムを搭載します。前者はルアーが動きを止めても内蔵された反射板が揺れて明滅。後者は小魚の鱗模様をリアルにイミテートしたホログラム。反射によるアピールも魚に気づかせる大切な要素の一つで、とくにスケールブーストの大きな鱗模様はギラつき感が強く、集魚効果が高い気がする。僕は好んで使っています」 [写真タップで拡大]

そもそもですが、サーフでジョイントベイトの必要性は?

堀田「大いにあります。ミノーやジグ、ワームなど一般的なヒラメルアーでは喰わない魚が当然居ます。熱砂のアーマジョイントもボリューム感はあるので、あのサイズとジョイントベイトの動きじゃないと反応しない魚は一定数居ると思う。それが釣れるようになるのは大きいですよね」

今までのサーフ対応ルアーにはないボリューム感と泳ぎが効く?

堀田「そう。アピール力もあります。今日も潮が澄んで日も射して、ルアーが見つけやすい状況。60cmのヒラメもいち早く見つけて喰ってくれんたんだと思います」

波の影響を受けにくいシンキングタイプで安定感のある泳ぎ
サイズ以外でバンタムやエクスセンスのアーマジョイントと違うのが、熱砂はシンキングタイプであること。
堀田「サーフはラインが波に叩かれたり、風が吹くことも多い。また、ヒラメを狙うときは底付近を引くケースもあるので、シンキングタイプにしました。とはいえサーフは基本的には浅いのでスローシンキングくらい。波や風の影響を受けにくく、きちんと泳いでレンジキープしやすい沈み具合に調整されています」。
アクションはボディをロールさせながら、テールを振るジョイントベイトらしい艶めかしい泳ぎをみせる。 [写真タップで拡大]

ヒラメを釣ってから約1時間後にはマゴチがヒット。だが、ファイト中にフックアウト。

堀田「頭を振っていたんでマゴチです。ブレイクの上の肩の部分で喰った。明らかに追いかけて、浅瀬に逃げ込まれる前に捕らえようという喰い方でした」

従来のサーフ対応ルアーを喰わない魚が獲れるジョイントベイトの泳ぎとアピール力。それを60m先で実現できるのが、熱砂アーマジョイント150Sフラッシュブーストのすごさだ。

使用タックルデータ

ロッド:ネッサXR S110M/MH
リール:ステラ4000XG
ライン:ピットブル8+ 1号
リーダー:エクスセンスリーダーEXフロロ 6号
※以上、すべてシマノ [写真タップで拡大]

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