海の京都、丹後半島の東と西…内湾と外湾の釣りを見てもらったところで、気になるのがその周辺情報。特に遠方からのトリップとなると、釣りで駆使した身体を癒しておきたいところ。ココは北の京都・丹後。時節の美味しい味覚を味わいながら、地元ならではの、そして普段体感できないようなひと時を遠征先で過ごしてみるのも乙だろう。
●文:ルアーマガジンソルト編集部
魅力たっぷり! 丹後釣り旅、泊まるならこんなトコロ!
海の京都には美味しい海の幸を提供する宿が数々あるが、釣り人に好意的な宿もある。丹後半島東エリアと西エリアからそれぞれ2つの宿を紹介しよう。
釣り人にやさしい粋な宿【内湾】
「マリントピアリゾート 天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜」
丹後半島東エリア・内湾からは、マリントピアリゾート「天然温泉&プライベートSPA 瑠璃浜」。
宮津湾口の日置地区一帯に旅館、ヴィラ、グランピングを展開するリゾート施設。
今回取材させていただいたのは、何棟かある中でも絶景のオーシャンビューに位置している「瑠璃浜リトリート」。天然温泉や中庭プールの他に、ジャグジーも完備。
釣りを楽しんだ後は豪華なリゾートでゆったりくつろげる。
「瑠璃浜リトリート」
【お問い合わせ】
- マリントピアリゾート
- 京都府宮津市日置4230
- TEL 0772-27-1111
マリントピアはマリーナも併設。
実は、このマリーナから釣り用のチャーター船を出しているのだ。
「マリントピア丸の全長は30ft。地元の海を知るベテランの船長がガイドします。釣種にもよりますがレンタルタックルもあり、宿泊されていない方も利用できます」とスタッフの橋本さん。
「外湾は100m、内湾の入り口付近で60~70mあります。対馬海流の本流筋では青物も十分に狙えますよ」とは高瀬さんと吉田さん。
ヒラメ、アマダイ、ホウボウ…豊富な魚種で飽きさせない釣りを提供いただけるのも大きな魅力。
橋本「観光がてら、釣りをする…気軽に立ち寄ってもらうこともできますので、まずはお声掛けくださいね」
釣り人にやさしい粋な宿【外湾】
「守源旅館」
丹後半島西エリアの外湾からの宿は、趣ががらっと変わる。
京丹後市網野町にある守源旅館。1918年、大正7年創業の老舗で1泊朝食付きのB&Bや素泊まりにも快く対応してくれる。
丹後網野の隠れ宿 守源旅館
- 京都府京丹後市網野町網野656
- TEL 0772-72-0155
「例えば夏のイカ釣りのお客さんは帰ってくるのが深夜になりますからね。そういう方には遅くまでやっている居酒屋を紹介して食べて飲んで楽しんでもらい、翌朝うちでゆっくり朝食をとって…と、丹後の美味しい食事を堪能してもらいます」と館主の守山さん。
守山「一時の昔に比べて時代がまた巡ってきた感はありますが、観光など地元の文化を守り、そして育てていきたいですね。温故知新的な精神で、新旧織り交ぜたスタイルを皆さんにご提供できたらと思います。網野は古代の街というか、ウチを含めて不思議な雰囲気を醸し出していますので、外国の方もいらっしゃいますよ」
館内には和風レストランBlueを併設し、ランチの利用も可能。冬の味覚、コッペガニをふんだんに使った元祖コッペ丼はぜひ食したい逸品だ。
コッペガニはズワイガニの雌で漁は11月6日に解禁。12月末に禁漁になる。冬しか味わえないコッペの身、内子などを余すことなく丼に誂えたのが、この元祖コッペ丼だ。
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