エリア用中型シルエットクランクベイト『モカ』8モデルの特徴を松本幸雄さんが解説

適材適所で使うことによって、ポテンシャルを爆発させることができるエリア・クランクベイトの世界。そのために大切なのは、使用するクランベイトの特性を理解すること。『アクション』『レンジ』『スピード』『シルエット』、さまざまな要素が絡み合うことよって『個性』をカタチ作るエリア・クランクの世界を松本幸雄が斬る! 今回は中型シルエットのクランクベイトの金字塔『モカ(ロデオクラフト)』8モデルで浮力とアピール力の関係を解説。

●文:ルアーマガジン編集部

2024 新製品情報

中型クランクの金字塔!『モカ』シリーズ

モカシリーズは現在のところ全8モデル。
※プチモカ・シリーズ、ファットモカJr.シリーズ含まず

【SR-HF】【SR-F2】【SR-SS】【ラトルSR-SS】【DR-F】【ラトルDR-F】【DR-SS】【ラトルDR-SS】。

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エリアクランベイトで最も多く使われているモデル、と言っても過言でない『モカ』シリーズ。アピール力が抑えられたクランベイトだが、幅広い状況で釣れるため、頼りにしているアングラーの数は計り知れない。現在はモカシリーズだけで全8タイプある(他にプチモカ・シリーズ。ファッシモカJr.シリーズもある)。

モカSRとDRの違い

松本「単純な攻略レンジの違いです。SRは浅いレンジ攻略用。DRは深めのレンジ攻略用。ここに浮力の違いを考慮して、その上でさらにラトルありか? なしか? を考えて、状況に対して、今はどのタイプのモカがいいのか? を導き出します」

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モカ×浮力

松本「浮力とアピール力の関係を考えたとき、サスペンド状態が水を最も押さないゼロベースだとすると、サスペンド状態から【凄く浮く】【凄く沈む】という状態は、強く水を押すことになるため、その分アピール力になります。つまり、速く浮く……速く沈む……という状態は高アピールです。S(シンキング)とSS(スローシンキング)を比較した場合、Sの方が速く沈む分、アピール力も高くなります。モカの浮力を使い分けるときにも、この考え方が基本になります」

モカ SR-HF ハイフロート 青目(ロデオクラフト)

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モカ SR-F2 スローフローティング 黄目(ロデオクラフト)

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モカ DR-F フローティング 白目(ロデオクラフト)

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モカ DR-SS スローシンキング 赤目(ロデオクラフト)

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松本幸雄さんのプロフィール

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松本幸雄(まつもと・さちお)

ロデオクラフトスーパーバイザー。バリバスフィールドテスター。タレックスモニター。オプトさいとうフィールドテスター。伝説的エリアロッド『ホワイトウルフ』シリーズ開発者にして、ウッサ、BFの開発者。誰からの影響も受けていない、超個性派理論は「独創性」に富んでいる。

一見「奇想天外」に思える松本理論も、実は王道を直撃しているため、のちにエリアの常識として定着することが多い。エリア業界に数多くの「常識」と「定説」を築き上げた、影響力マックスのプロアングラー。

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