DAIWA2023新作スクープもいよいよ本丸の横浜ショー初公開モデルへと移行。そしてやはりもっていた「隠し球」! しかも「ベイトリールの歴史を変える」驚くべき機構を備えた全く新しいベイトリールが登場となる。その名も“IMZ”。
●文:ルアマガプラス編集部
アプリ連動でUPDATEする“育成型”ベイトリール『IM-Z リミットブレイカー TW HD-C(DAIWA)』
【スペック】
品名 | 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ(kg) | 標準糸巻量(ナイロン) | 標準糸巻量(PE号/m) | ハンドル長(mm) | ベアリング(ボール/ローラー) | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
XH TW HD-C | 100 | 8.4 | 250 | 7 | 16-125、20-100 | 4-100、5-80 | 95 | 12/1 | 125,000 |
XHL TW HD-C | 100 | 8.4 | 250 | 7 | 16-125、20-100 | 4-100、5-80 | 95 | 12/1 | 125,000 |
アプリ連動でUPDATEする“育成型”ベイト
ベイトリールの未来が見える新機軸。これまでにない、全く新しいベイトリールをついにDAIWAが産み出した。それが“IMZ”という23NEWモデルだ。既に一部メディアでは公開され、ファンの話題を呼んでいたのは実はこのモデルのことだった。
Z=Z2020の系譜
最強ロープロベイトのレガシーを継ぐ意欲作
現在はZブラックリミテッドとして継承されたZ2020のコンセプトを継承した、IMZ独自のフル新型ボディを採用。破格のパワーを誇る最強ロープロファイル型の系譜がそこに。
LIMIT BREAKER=対大物仕様
従来のベイトリール常識の限界突破へ挑むタフモデル
ナイロン20lb及びPE4号が共に100mを収納できる存分なラインキャパ。それは即ち、記録級モンスターをも想定したスペック。従来のベイトリールの常識を覆す対大物仕様だ。
TW=T Wing system
DAIWAベイトリール独自のレベルワインド
DAIWAベイトの代名詞的レベルワインド機構がTWS。クラッチONで大開口部からストレスなくラインが放出され、OFFで細溝が精密かつ均衡な巻き取りを実現する。
HD=Heavy Duty& LONGCAST
ヘビーデューティー仕様かつ遠投性能を完備
屈強ベイトリールの証・ハイパードライブデザインをフル装備したヘビーデューティー仕様に加え、TWSやG1ジュラルミンスプール、そしてIMによってロングキャストを実現。95mmのアルミ製クランクハンドル&パワーEVAノブ搭載でパワフルな巻き上げにも貢献する。*ソルト対応。
『なぜリールが光るのか』と頭に疑問符を描いた方は多いだろう。そう、それこそがIMZの象徴となるブレーキシステム“インテリジェント・マグフォース”の証し。LED点灯でブレーキモードを知らせる仕組みで、工場出荷時はライトブルーに光るスタンダードモードのみの設定となっている。
IM=INTELLIGENT MAGFORCE
内部端末が電子制御でブレーキセッティング
遠心力で可変するインダクトローターが磁界へと入り込んで回転の初動を抑え、後半の伸びを確保するのがマグフォースというブレーキシステム。かつては手動で磁界の位置を調整するマグフォース3Dが存在したが、インテリジェンドマグフォースは電子制御へと進化。パーツを増やさず軽量化と共に、なおかつスマート化へと繋げている。
スプール自体は超軽量かつ高剛性を発揮するG1ジュラルミン製Φ38mm。従来比7%の軽量化を図り、中重量級ルアーの遠投性能にさらなる磨きをかけていく。
モードはスマホアプリとBluetooth接続することで計4段階に拡張可能。内部端末にデジタルプログラム化されたモードによって、リールそのものがアップデートしていく驚くべき仕組みに仕上がっている。
DAIWA Connecting system
アプリとBluetooth接続で機能の拡張を始めデータ閲覧も
アプリに初期登録の後、ブレーキモードはスタンダードからPE/ブレイド、ロングキャスト、マックスブレーキのLED点灯変化と共に計4つのモードへと拡張可能。それぞれを使い分けることで、多様なルアーやシチュエーションへの対応が可能だ。また過去の釣行や飛距離データの閲覧、バッジ表彰など、釣り以外の時間も存分に楽しめる。
LEDはスタートアップとシャットダウンで白、ブレーキ力調整はスタンダードのブルーからイエロー・パープル・ライトグリーンと4段階。なお、画像のグリーンはバッテリー残量&充電中を意味。
ボディサイドのフラップを開ければ、USB Type-C接続で充電可能。1度の充電で800投、つまり2〜3日の釣行をカバーできる。
またブレーキの微調整は、LEDランプ下に位置する“コントロールスイッチ”で設定。短押しすることで電子音と共に20段階の調整が可能で、もはやマグダイヤルは存在していない。車で例えるなら、シフトレバーに触れることなくステアリングコントロールできる仕組みとも言えるだろう。
アングラーの各キャストデータはすべて内部端末が記憶。アプリに接続すれば釣行ログデータやラインの巻き替えデータも確認できるほか、最長飛距離の更新時にはリールからピピッと電子音を発生するなど、多彩な機能を楽しめる。
もはやIMZはベイトリールを異次元の世界へと運ぶエポックメイキングな1台へと仕上がった。未来のルアーフィッシングはここが起点となっていくだろう。
今回紹介した新製品は「フィッシングショーOSAKA」でも展示される!
2月4日(土)より開催される「フィッシングショーOSAKA」にはDAIWAも出展。新製品の実物展示だけでなく、スタッフから直接解説を聞くことができるのでイベント概要は要チェックだ!
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