エリアでは超定番ルアーのスプーン。各メーカーから多く販売されバリエーションも豊富で釣り方も様々。それだけに、どう使って良いか迷っているアングラーも多いはず。スプーンを揃える時、やはりカラーの話は欠かせない要素。まず揃えるとしたらどんなカラーから入れば良いだろう。マイスター池谷がスプーンの基本を伝授!
●文:ルアーマガジン編集部
放流狙いはアピール系低活性時は地味カラー
スプーンを揃える時、やはりカラーの話は欠かせない要素。まず揃えるとしたらどんなカラーから入れば良いでしょうか!?
池谷「持っておきたいのは、オレキン(オレンジ×金)、シルバー系、それに地味なカラーも欲しいですね」
派手にキラキラ光る派手系と地味系。それら3カラーくらいですかね?
池谷「地味なものも黄色と黒の明滅で誘うカラーと、低活性時に効果的なグリーン系。それにペレット系といわれる茶色系。全部で5カラーくらいはあった方が良いかもしれません」
ここまで色々と話しを聞けたが、取材も進んでいくと放流タイムへ突入。
池谷「放流魚に効くのがオレキン。これで釣ってみますよ」
そういってキャストしたのはミュー2.8gのオレキン。これで25ページのナイスサイズをゲット。
池谷「ミュー自体はそれほど細身ではありませんが、速く引けてバタバタと動いてくれるのでアピール力も高い。しかもイレギュラーなアクションも出してくれるから放流の定番スプーンとして使っています」
最後はインストラクターの廣瀬さんとWヒット!
池谷「日中でも魚の活性に合わせていけば良く釣れます」
用途別に揃えていけば活性にも合わせやすい。これが王道スプーンの第1歩!
池谷さんおすすめスプーンカラー5色!
「オレキン」放流魚に最適なアピール系
表がオレンジで裏がゴールド、いわゆるオレキンカラーは放流魚狙いの定番カラー。アピール力が高く、高活性の魚に効果的だ。
「シルバー系」キラキラと誘う派手すぎないカラー
ゴールド系ほどアピール力はないが、キラキラと誘ってくれるシルバー系。派手すぎないアピールが朝夕、日中どちらも効きやすく、使用する状況も多い。
「黄/黒」表と裏で色が違い明滅効果で誘う
スプーンの表と裏で色が違うことで、見える、見えないという明滅効果で魚を誘うカラー。魚の活性や状況次第で大当たりすることもある。
「グリーン系」低活性時やクリアな水質で効果的
グリーン系は、いわゆるペレットに似たカラー。地味系に分類されるが、低活性な魚に効くだけではなく、クリアな水質にも馴染みやすいカラー。
「茶系」地味系ペレットカラー
魚が低活性な時に効果的な茶色系統。ペレットに似ている色なので、エリアの食性に合ったカラーだ。
スプーンも大事だけどエリアではこんなアイテムも大活躍
池谷哲哉(いけや・てつや)
各大会で堅実な釣果を叩き出す「いぶし銀」スプーンマイスター。
トラウトキング選手権・東山湖の大会優勝など、各トーナメントで実績を残す実力派。特にスプーンの釣りを得意とし、どんな状況でも堅実な釣果を叩き出す「いぶし銀」アングラー。フォレスト・フィールドテスター。
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