エリアトラウトのスプーンは魚の活性に合わせたカラー選びも重要

エリアでは超定番ルアーのスプーン。各メーカーから多く販売されバリエーションも豊富で釣り方も様々。それだけに、どう使って良いか迷っているアングラーも多いはず。スプーンを揃える時、やはりカラーの話は欠かせない要素。まず揃えるとしたらどんなカラーから入れば良いだろう。マイスター池谷がスプーンの基本を伝授!

●文:ルアーマガジン編集部

2024 シーバス特集

放流狙いはアピール系低活性時は地味カラー

スプーンを揃える時、やはりカラーの話は欠かせない要素。まず揃えるとしたらどんなカラーから入れば良いでしょうか!?

池谷「持っておきたいのは、オレキン(オレンジ×金)、シルバー系、それに地味なカラーも欲しいですね」

派手にキラキラ光る派手系と地味系。それら3カラーくらいですかね?

池谷「地味なものも黄色と黒の明滅で誘うカラーと、低活性時に効果的なグリーン系。それにペレット系といわれる茶色系。全部で5カラーくらいはあった方が良いかもしれません」

ここまで色々と話しを聞けたが、取材も進んでいくと放流タイムへ突入。

池谷「放流魚に効くのがオレキン。これで釣ってみますよ」

そういってキャストしたのはミュー2.8gのオレキン。これで25ページのナイスサイズをゲット。

池谷「ミュー自体はそれほど細身ではありませんが、速く引けてバタバタと動いてくれるのでアピール力も高い。しかもイレギュラーなアクションも出してくれるから放流の定番スプーンとして使っています」

最後はインストラクターの廣瀬さんとWヒット!

池谷「日中でも魚の活性に合わせていけば良く釣れます」

用途別に揃えていけば活性にも合わせやすい。これが王道スプーンの第1歩!

池谷さんおすすめスプーンカラー5色!

「オレキン」放流魚に最適なアピール系

表がオレンジで裏がゴールド、いわゆるオレキンカラーは放流魚狙いの定番カラー。アピール力が高く、高活性の魚に効果的だ。

「シルバー系」キラキラと誘う派手すぎないカラー

ゴールド系ほどアピール力はないが、キラキラと誘ってくれるシルバー系。派手すぎないアピールが朝夕、日中どちらも効きやすく、使用する状況も多い。

「黄/黒」表と裏で色が違い明滅効果で誘う

スプーンの表と裏で色が違うことで、見える、見えないという明滅効果で魚を誘うカラー。魚の活性や状況次第で大当たりすることもある。

「グリーン系」低活性時やクリアな水質で効果的

グリーン系は、いわゆるペレットに似たカラー。地味系に分類されるが、低活性な魚に効くだけではなく、クリアな水質にも馴染みやすいカラー。

「茶系」地味系ペレットカラー

魚が低活性な時に効果的な茶色系統。ペレットに似ている色なので、エリアの食性に合ったカラーだ。

スプーンも大事だけどエリアではこんなアイテムも大活躍

トマホークリリーサーII(フォレスト)

リリースポイントが2つあり握った時に位置が決まりやすい。軽量グリップで水中に浮くタイプ。2つあるリリースポイントで、スプーンはもちろんプラグ類も素早く外すことが可能。軽量なので落水しても回収可能!

池谷哲哉(いけや・てつや)

各大会で堅実な釣果を叩き出す「いぶし銀」スプーンマイスター。

トラウトキング選手権・東山湖の大会優勝など、各トーナメントで実績を残す実力派。特にスプーンの釣りを得意とし、どんな状況でも堅実な釣果を叩き出す「いぶし銀」アングラー。フォレスト・フィールドテスター。

『ルアーマガジン・マス王4』発売情報

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  • 発売日:2022年11月16日

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