《エギング最高峰》フラッグシップモデル『カリスタ(ヤマガブランクス)』を最新技術で再構築【尖ったコンセプトの5機種に注目!】

「Calista(カリスタ)」はヤマガブランクスが誇るエギングロッドのフラッグシップモデル。産声を上げた2013年以来、多くのエギンガーに愛され続けてきた名竿だが、2023年にフルリニューアルを遂げる! 最大の特徴でもある、操作性と軽さはそのままに、細分化するエギングシーンにマッチするべく、異なる5つのコンセプトモデルがラインナップされた!

●文:ルアーマガジンソルト編集部

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個性的で尖った5機種はすべてがメインロッドになり得る

ヤマガブランクスのエギングロッドシリーズ「カリスタ」は、軽さ、軽快なキャストフィール、操作性を重視したフラッグシップモデルとして、2013年にリリースされた。初代モデルからリニューアルを繰り返し、性能をアップデートし続けてきたが、いよいよ2023年にラインナップを一新することとなった。

横浜の釣りフェスティバルを始め、各地のフィッシングショーの会場では、ヤマガブランクスのブースにNEWカリスタが!

現代のエギングシーンは、テクニックも多様化し、アングラーのスキルも大きく進化。軽さ、キャスタビリティー、レスポンスなど、性能の最高値を、エギンガーたちに楽しんでほしいという思いから、ヤマガブランクスの挑戦が始まった。

新しいカリスタでは、最新のカーボンマテリアルを採用することはもちろん、同社の最新の設計力と技術により限界までブランクが磨き上げられている。

全5機種からなるラインナップすべてに、メイン機種として活躍できる高い基本性能を詰め込み、誰もが扱いやすく、楽に遠投できるというコンセプトをさらに進化させているが、ブランクの力を最大限に感じられるよう機種ごとの個性は先鋭化。個性的なシリーズとなっているようだ。

注目のエギングロッド「NEWカリスタ」は全5機種をラインナップ。

『カリスタ90LML/S(ストリーム)』誘いの能力を高めたサーチモデル

【スペック】
●レングス:9ft●エギ:2.5〜3.5号●ライン:PE0.4〜0.8号●継数:2●自重:96g●価格:55,000円(税別)

エギが潮流の中にあっても感度を失わないしなやかなロングレングスモデルで、ライトクラスの繊細なティップにミディアムライトクラスの腰のあるバット部を融合させている。

9ftという長さを感じさせないブランクバランスにより、高い操作性と感度を発揮。流れを感じながらのドリフトやカーブフォール中の潮の圧の変化、微細なイカのタッチにも機敏に反応できる。

また、レングスを活かして強風下や足場の高い場所でも糸フケをコントロールしやすく、スラックジャークなどのロッド操作も得意としている。

エギの操作性はライトを極めるが、決して子イカ用のロッドでは無く、スレたデカイカを繊細な誘いで獲りにいく設計であり、流れの中で掛かった、でかイカをしっかりと浮かせるバットパワーも持たせている。

『カリスタ76ML/TJ(テクニカルジャーク)』ジャークのバリエーション駆使して誘うテクニカルモデル

【スペック】
●レングス:7ft6in●エギ:2.5〜3.5号●ライン:PE0.4〜1号●継数:2●自重:87g●価格:52,000円(税別)

熟練アングラーの誘いのテクニックをより高められるように設計されたショートレングスのテクニカルモデル。ストラクチャー周りやカケアガリなどに潜むイカを誘い出したり、近距離戦(サイトフィッシング)を得意とし、ショートレングスながら遠投性能も併せ持つ。

近距離から遠距離まで、緻密なシャクりを極めたいアングラーに大きなアドバンテージをもたらす一本に仕上がった。

また7ft6inという取り回しの良さを活かし、ラン&ガンで広範囲を探る手返し重視の釣りや、ボートゲームでも活躍してくれるだろう。

『カリスタ82ML/AR(オールラウンダー)』新生カリスタを体現する新次元の使用感

【スペック】
●レングス:8ft2in●エギ:2.5〜3.5号●ライン:PE0.4〜1.0号●継数:2●自重:92g●価格:53,500円(税別)

個性的なカリスタシリーズの中でも、最もコンセプトを実感できるのが、こちらのニュースタンダードと言えるオールラウンドモデルだ。

遠投性能、エギ操作性能、感度、パワーを高次元で融合したブランクスは、シリーズの中核を成す一本として、シーズンやシチュエーションを問わずマッチ。ストレスの無い使用感を高めることを命題として開発されているため、アングラーの集中力を維持し、テクニカルな攻略を求められる現代のエギングシーンにおいても武器になるはずだ。

扱いやすさの中にキレとシャープさを秘めたブランクは、ラインスラックの加減も思いのままに狙い通りのアクションをエギに伝えることができるはずだ。磨きに磨いたNEWカリスタを代表するモデルであり、開発陣が自信を持ってオススメできる抜き身の一振りとなる。

『カリスタ86M/PF(パワーアンドフィネス)』パワーモデルの常識を覆す繊細さを求めた1本

【スペック】
●レングス:8ft6in●エギ:2.5〜4.0号●ライン:PE0.4〜1号●継数:2●自重:99g●価格:56,000円(税別)

「82ML/AR」と同じくシーズンを問わず活躍するオールラウンドモデルだが、この「86M/PF」のブランクスにはレスポンスと繊細さを融合させた調子に仕上がっている。

「86M」という、エギングでは定番の長さ&パワーを持たせたスタンダードなモデルだが、ブランク設計を見直し、完全に新規モデルとして再構築。新しいカリスタシリーズの中ではパワー重視のハイレスポンスモデルという位置付けとなるが、繊細さと高感度性能を失わないように、最先端技術を存分に取り入れている。

言うなれば、これまでの「86M」の概念とは異なるモデル。その遠投性能と遠距離でのハイレスポンスなエギの操作感は、新生カリスタの性能が凝縮されていると言っても過言ではない。

『カリスタ79MMH/AG(アグレッシブ)』攻撃的に攻める展開を得意とするスペシャルコンセプトモデル

【スペック】
●レングス:7ft9in●エギ:3.0〜4.5号●ライン:PE0.6〜1号●継数:2●自重:99g●価格:54,500円(税別)

「79MMH/AG」は攻撃的なアングラーに手にとってほしい1本。常に攻めの姿勢でイカを反応させるための、超ハイレスポンス性能を目指したモデルとなる。

ミディアムクラスのティップにミディアムヘビーのバットパワーを基本設計とし、基本となる3.5号のエギを極限までクイックに、そして自在に動かせるようブランクスを設計。

ハイアピールなゲーム展開以外だけでなく、深場攻略に欠かせない一本であり、ディープタイプや4号エギの操作もスムーズ。水深やエギ抵抗による高負荷時にも高感度性能を失わない繊細さも併せ持つ剛柔兼ね揃えたモデルとなっている。

パーツ類にもこだわりが詰まる

リールシート

リールシートにはアップロック仕様の「VSS16」を採用。フロントグリップを先細形状かつ短めにすることで、指を添えた安定感のあるシャクりやフォール中のブランクタッチも行える。

ガイド

バットガイドにはSicリングのチタンフレームRVガイドを採用。抜群の糸抜けとそれに伴う遠投性能を持ち合わせる。

ブランクデザイン

ブラックを貴重としたカラーリングだが、光が当たると深いブルーに。

ブランクスタッチ

超高感度のブランクスは、ブランクタッチを行うことで流れの変化や繊細なアタリもとりやすくなる。

「NEWカリスタ」は2023年の秋に発売予定。発売が待ち遠しいが、展示会やイベントで実物に触れることもできる!ということで、2023年2月〜3月のヤマガブランクス展示会や参加予定のフィッシングショー情報もご紹介。今すぐ下のリンクをポチってみよう!


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