《最強ルアー》職業釣り師『小沼正弥』が “絶大な信頼を寄せる” 2大バチルアーとは

まもなく春がやってきます! シーバスの活性も上向き、コンディションが上がってくる季節。今回はシーバスフィッシングのプロフェッショナルとして、各メーカーでルアー開発に携わりながら、全国を釣り歩き、パターンを熟知した『フルタイムプロアングラー』に、それぞれ春に基本となるべき1本と、喰わせ、応用と言うべき1本のルアーをカラーも決め打ちにしてご紹介!これを読んで春シーバスを仕留めに行きましょう!!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

バチ抜けシーバス歴は20年以上!フィッシングショーでも大人気のシーバスプロ・オヌマン!

小沼正弥(おぬま・まさや)
シーバス釣りが生業の職業釣り師。豊富な経験や実績にあぐらをかかず、日々、自身の釣りを研鑽。持ち駒の多さはシーバスアングラー随一で、取材ではどんな状況でも高確率で獲物を仕留める仕事人だ。DAIWAフィールドテスター。ルアーメーカー「PickUp(ピックアップ)」代表。

春のバチ抜けパターンに効果的な2本

ノガレ120F(ピックアップ)

スレたシーバスに効果的な微細波紋を発生!

10cmほどのバチ抜けメインパターンで効果的な水面系ルアー。ボディ頭部から出る目立つ引き波で誘うのではなく、サイドスリットからの微細な波紋でスレたシーバスへアピール。アングラーの多い都市近郊でこそ威力を発揮するボウズ逃れ用フローティングペンシル!

おすすめカラー「チャートヘッドブラック」

小沼さんがバチ抜け攻略に一番おすすめするブラピン系カラー。特に水が濁っているときはこのブラックとピンクが効く!

使い方3ヶ条

  • 其の1:都市型河川などのバチ抜けパターン
  • 其の2:水面をスローにただ巻き
  • 其の3:サイドスリットから微細な波紋を出す

小沼「4月頃になると都市型の河川や運河あたりでバチ抜けが起こりますよね。東京湾の河川を始め名古屋、広島などでもバチが抜けている時季です」

今回、小沼さんが選んでくれたルアーはバチ抜けを想定。

小沼「バチ以外にも小型のイワシ、サヨリ、ハクといったマイクロベイトが出始めますが、河川や運河でベタ凪であればバチ抜けパターンが効きます」

選んだ基本ルアーはノガレ120F。

ノガレ120F(ピックアップ)

小沼「小さすぎるとアピールは足りない。でも、引き波を立てすぎるとスレているシーバスは見切って喰ってこない。そこで、ロッドはグラスソリッドティップのソリッドソリュージョンを使っています

柔らかいティップが効く?

小沼「ティップが余分なアクションを吸収して引き波を出さず、ノガレのサイドスリットから微細な波紋を発生します。これが4~5月の見切ってしまうシーバスに効くんです

ワスプスラローム50S(ピックアップ)

バチを含めたマイクロベイトに効く最終喰わせ!

小型だけど遠投性能に優れ、大型ヘッドがしっかりと引き抵抗を感じやすいシンキングペンシル。クルクルバチ以外にも小魚系やアミなどのマイクロベイトパターンでもOK。スローただ巻きをベースに、速巻きなどを入れたリトリーブ変化が春の最終喰わせ技となる!

おすすめカラー「銀粉キビナゴ」

バチだけではなくシャケ稚魚や稚アユといった春のマイクロベイトにも◎。特に水がクリアな時季には銀粉が効果的。

使い方3ヶ条

  • 其の1:クルクルバチなどの変わり種に効く
  • 其の2:基本はリール1秒1回転のスロー引き
  • 其の3:速巻きを加えたリトリーブ変化で喰わせる

もう1つ選んだのはワスプスラローム。こちらは…?

ワスプスラローム50S(ピックアップ)

小沼「メインは10cmくらいのバチなんですが、クルクル回っているクルクルバチ。これに効きます

トリックバチとも言われる変わり種的なバチですね。

小沼「ワスプはI字ロールアクションなんですが、速巻きを加えたリトリーブスピードの変化によってクルクルバチを喰っているシーバスに効くんです。これで釣れるのは大型シーバスが多いんですよ」

まさに応用的なルアーですね!

小沼「ワスプはアミだったり稚アユなどにも効きますので、4月ならいろいろと使い所が多いルアーですよ


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