シマノの超ハイコスパルアーロッド『ルアーマチック(ソルトルアー推奨モデル)』の機種別特徴を徹底解説!

ビギナー向けの最初の1本として人気が高いハイコストパフォーマンスロッド『ルアーマチック』がリニューアル。ビギナーが選ぶときの基準にしやすい「ソルトルアー推奨モデル」「バス推奨モデル」「トラウト推奨モデル」という、おおまかに分けた3つのアイテムももちろん継承。そこで今回はソルトルアー推奨モデルを中心に解説していこう。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

ルアーマチック(ソルトルアー推奨モデル)

【スペック】

品番全長(ft.)全長(m)継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)ルアーウェイト(g)ジグウェイト(g)エギサイズ(号)適合ラインナイロン・フロロ(lb)適合ラインPE(号)
S70UL7’0″2.132109.5800.8~122~60.3~0.8
S76UL7’6″2.292117.5880.8~122~60.3~0.8
S80L8’0″2.442125.71085~242~36~120.4~1.2
S76ML7’6″2.292118.51126~322.5~3.58~160.6~1.5
S86ML8’6″2.592133.21236~322.5~3.58~160.6~1.5
S90ML9’0″2.742140.71316~32MAX388~160.6~1.5
S96M9’6″2.902148.81568~42MAX5010~200.8~2
S90MH9’0″2.75214121110~52MAX6012~241~2.5
S100MH10’0″3.052156.826710~52MAX6012~241~2.5

ソルトルアー推奨モデルは全9種類がラインナップされ、そのすべてがスピニングモデルになる。パワーはULからMHまで5段階、長さは7ftから10ftまで7段階あるため、釣りのことがよくわからないビギナーがそれらを吟味しつつ自分に合った1本を選ぶのは正直難しいだろう。そこで、シマノがロッドと魚種の相性をあらかじめ6段階で設定してくれているので、それを紹介しよう。

S70UL/S76UL:アジ・メバル

もっともローパワーのULモデル2本は繊細で高感度なティップを装備しているので、アジングやメバリングといった超ライトルアーを使用するゲームに最適。足場の高さや飛距離を考慮してロッドの長さを選ぶべし。

S76ML/S80L:イカ・ロックフィッシュ・タチウオ・シーバス

長さとしなやかさを持ち合わせた2本は、エギやシーバスルアーの遠投&アクション付けに威力を発揮。ストロークの長さを活かしてロックフィッシュをカバーから引き剥がしたり、タチウオルアーのダートアクションをよりワイドにしたりするのにも向いている。

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S86ML:イカ・タチウオ・シーバス

より本格的にエギングやシーバスにチャレンジするなら、8ft6inの長さとMLパワーは保守したいレベル。大型ターゲットと対峙できるだけの性能を十分に持ち合わせている。足場の高い沖堤防からのタチウオキャスティングゲームでも、足元までしっかりと誘える。

S90ML:タチウオ・シーバス・ヒラメ

40g前後のタチウオ対応ジグ、シーバスルアーならば140mmサイズのミノーを操作するのに適している長さとパワーで、大型ターゲットや激流エリアに挑むときにもおすすめできる。そして、サーフでのヒラメ狙いには“最初の一歩”とも言える1本だ。

S96M:タチウオ・シーバス・ヒラメ・青物

ショアキャスティングゲームに適した1本で、タチウオ、シーバスならば重めのメタルルアーやヘビーシンキングミノー、ヒラメも40g前後のジグヘッド&ワームなどに対応。小型~中型クラスの青物とも渡り合えるだけのパワーがある。

S90MH/S100MH:シーバス・ヒラメ・青物

もっともパワフルなクラスの2本で、メタルジグならば60g前後までキャスティングできるショアキャスティングゲーム対応モデル。中型クラスの青物とのガチンコ勝負も可能な、あらゆるターゲットを狙えるルアー五目に適したクラス。