2023DAIWA新作スクープもいよいよ第4弾の最終局面。まだまだ存在した隠し球!スピニング最高峰のイグジストに究極のフィネスを完遂する「SF(スーパーフィネス)」モデルが登場!今季バスフィッシング界の台風の目となることは「必至」な超注目アイテムの詳細をご紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
2500番で「140g」達成!DAIWA史上最軽量機!
2000年代後半から2010年代前半に機運が熟し、今や欠かせない道具のひとつとなったベイトフィネス。スピニングに迫る領域の軽量ルアーを自在に扱えることは大きなアドバンテージとなったことは記憶に新しいところだろう。
2023年、いよいよDAIWAはスピニングリールにもさらなるフィネス化のメスを入れる。それが“イグジストSF”と呼ぶスピニング革命機。スーパーフィネスのイニシャルを持つDAIWA最高峰の系譜がバスフィッシングの未来を築く礎となる。
イグジストSF(DAIWA)
【スペック】
番手 | 自重 | ギア比 | 巻き取り長(cm) | ハンドル長(mm) | 糸巻量(lb×m/PE号×m) | 最大ドラグ力(kg) | ベアリング(ボール/ローラー) | 価格(円×税抜き) | 発売 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SF1000S-P | 135 | 4.6 | 57 | 35 | 2.5-100/0.3-200 | 3.0 | 11/1 | 102,000 | 6月 |
SF2000SS-P | 135 | 4.6 | 60 | 40 | 2.5-100/0.3-200 | 3.0 | 11/1 | 102,000 | 6月 |
SF2000SS-H | 135 | 5.7 | 74 | 45 | 2.5-100/0.3-200 | 3.0 | 11/1 | 102,000 | 6月 |
SF2500SS | 140 | 5.0 | 70 | 45 | 3-150/0.4-200 | 3.0 | 11/1 | 103,000 | 6月 |
SF2500SS-H | 140 | 5.7 | 80 | 45 | 3-150/0.4-200 | 3.0 | 11/1 | 103,000 | 6月 |
実にその自重、2500番台でDAIWA史上最軽量級となる“140g”。強さと軽さを両立するMgフルメタルモノコックボディを大幅にダウンサイジングすることで、約20%のコンパクト化。その軽さは軽快な操作性に直結するばかりか、スイングスピードを高速化させ飛距離アップ、さらには感度の向上にも繋げる。
イグジストSF スピニング限界突破その1:ボディのダウンサイジング
EXIST LT2500比で約20%コンパクト化
2500番のEXIST LTとの比較でボディ体積は約20%のコンパクト化。ボディに内包されるメインギアとメインシャフトを小型化することで、限定された条件下において存分な強度を維持しながら極限の軽量化に繋げることに成功した。
イグジストSF スピニング限界突破その2:リニアシャフト化
存分な強度と滑らかな巻きを両立
コンパクト化かつ使用条件下にマッチした構造に仕上げるべく、メインシャフトを小径化すると共にピニオン後端部のボールベアリングを省略。またメインシャフトを支えるカラーはエアドライブシャフト同等の高精度カラーを配備して滑らかかつ静粛な巻きを実現。
またスプール糸巻き面をショート化したことで、小型軽量化に貢献するのみならずドラグ性能のさらなる向上にもひと役買う。スプールから滑り出るラインとラインローラーの間に生ずる角度に変化が起きにくく、より滑らかかつ安定したドラグ性能を発揮できる仕組みとなっているのだ。
イグジストSF スピニング限界突破その3:スプールのショート化
ライトラインを守るドラグ性能向上に貢献
想定したフィネスゲームで必要な糸巻き量を確保した上で、糸巻き面をショート化。大幅な小型軽量化はもちろん、ライン放出角がより小さくなることでラインローラー通過時の抵抗が低減。ATD TYPE-Lの滑らかな滑り出しと安定したドラグ機能を発揮する。
対応ラインは“フロロカーボン4lb以下”、PEなら0.6号以下に制限。敢えて汎用性を犠牲にして、フィネスの領域に磨きをかけた限界突破のレーシングスペックがここにある。その画期的な構造に、バスフィッシングの未来が垣間見える。
イグジストSF スピニング限界突破その4:最大ドラグ力3kg
実釣ドラグ領域でより細かな微調整が可能
フィネスの釣り及びライトラインで多用するドラグ性能に特化。従来同様のドラグ径において最大ドラグ力を3キロに設定することで、実釣ドラグ領域をより細かく微調整することが可能となった。またオプションでQDノブ(SLPWORKS製)も登場予定だ。
イグジストSF スピニング限界突破その5:マグシールド削減
必要最小限のピニオン部のみに採用
磁性流体による耐久性と滑らかな巻きを長期間維持するDAIWA独自のマグシールドは、ピニオン部のみに採用。ドライブギア両端のマグシールドBBやラインローラー部は敢えて排除して、想定釣種に対する防水・防塵性能を確保した上での軽量化を追求している。
フロロカーボン4lb以下専用機
防水性や耐水性の一部を犠牲にして、極限のフィネス性能を実現すべく使用ラインを制限。汎用性を捨て、研ぎ澄ました性能に磨きをかけるスピニングのレーシングスペックだ。
STEEZ RCとの組み合わせでアンダー200g!
超軽量超感度で話題の藤田京弥プロデュースロッド「STEEZ RC」シリーズとイグジストSFの組み合わせならば、S510XUL-SV・STは総重量は185g、S61L-SVなら192gとアンダー200gを実現! リールの存在を忘れるかのようなリアルな操縦性を体感できるだろう。
DAIWA公式YouTubeにて詳細動画も続々公開中!
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