車を可愛く改造しちゃお♥ 5,000円で! お手軽DIYで軽バンはどうなってしまうのか

関西を中心に活動している女性釣りYouTuber「バチ抜けチャンネル(以下バチ抜け)」さんの動画から、釣りキャンピングカーのDIY動画をご紹介。日頃から様々なDIYに挑戦しているバチ抜けさん。今回はバチ抜けさんの活動ベースとなっている改造軽バンの天井が「いまいち可愛くない」ということで内装のフルリニューアルに挑戦することに。費用はだいたい5,000円。いったいどんな天井に仕上がるのか、その費用で大丈夫……!?

→「かっこよくなりました!」仕上がりはこちら

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

バチ抜けチャンネル

勉強中の釣れない泣き虫釣りガール。釣果の為にはなんでもやります。

釣り・ものづくり・車中泊を軸にした動画を上げています!

今回紹介する動画はコチラ!

今回の動画はバチ抜けさんが自分で釣りキャンピングカーに改造した軽バンの天井をまるっとリニューアルしてしまおうというもの。費用も格安。手間もかからず簡単! ……という見積もりで始まるのだが……さてはて。

今回紹介した「軽キャンピングカーの天井を簡単DIY!【前編】」

もけもけをぴかぴかにしてやるのだ

軽バンを釣りキャンピングカーに改造して活動しているバチ抜けさん。以前から気になっていたのが車の天井部分。フェルトがもけもけしたりして汚くてなんか可愛くない……。と悩んでいたそう。

そんなら改造したらいいじゃない! 手作りで! というストレートな発想に至るフットワークの軽さをハラハラしながら見守るのが、このチャンネルの醍醐味である。

今回のバチ抜けさんの作戦はこんな感じ。

軽バンの天井内装を引っ剥がし、ホームセンターとかで売ってるフローリング調のクッションシートに貼り替えてしまおうというもの(なるほどそれなら簡単ですね……?)。

自分で車を改造するにあたって大事なことは、安全性を担保すること。例えば難燃性の素材を選ぶなど工夫が必要だ。このあたりは抜かりなく行いたい。

前に作ったロッドホルダー、微妙なので外します(笑)

この天井改造の前に、天井にロッドホルダーを自作して取り付けていたバチ抜けさん。完成したときは完全お手製ながら機能的な仕上がりに感激していたものの、実際に使ってみると問題点が次々と浮上。

まず盲点だったのが熱対策。車の天井から伝わる熱が接着剤などを溶かしてしまい、あっという間に破損、修理を余儀なくされてしまったという。もうひとつが、ロッドホルダーの開口部を懸架式ではなく上向きに取り付けてしまったことで、奥側の竿を出し入れしにくいということが発覚。

これらの課題があることも含め、どのみち天井を貼り替えるにはこの自作ロッドホルダーは外さなければいけないということで、ロッドホルダーはいったん涙のお蔵入りに。

これはまた後日作り直します(笑)という底なしのバイタリティがどう着地するのかわくわくしながら見守るのが、このチャンネルを楽しむお作法である。

さっそく天井の内装をはがしてみよう

天井のフェルトっぽい内装をはがして新しいシートを貼るだけ! 確かにそれだけ聞くと簡単そうにも思える今回の作戦。さっそくまずはルーフパネルを支える横架材の梁、ルーフボウを取り外していく。

……のだが、簡単そうに見えてボルトががっちり固着しており、姿勢も不自由になる車内では地味に難しい作業。ルーフボウの1本はあまりの硬さでついに取り外すことができなかった。

バチ抜けさんの握力ではどうしても外せないということで諦め、これを残して天板の内装を引っ剥がしていくことに。

ペラペラしたフェルト状の内装を前に「すぐに外れそうです!」と余裕を見せるバチ抜けさん。フラグ立ても抜かりない。

案の定これも簡単そうに見えて重労働……。

なんとか外し終わってルーフパネルがむき出しになる。ふぅはぁと息も上がるバチ抜けさん。笑顔も薄れ、苦労の跡がしのばれる。

ひと工夫! これで天井からの熱をガードするぜ!

今回の天井貼り替え作戦を実施するにあたって、これまでに得た知見「天井はめっちゃ熱くなる!」対策ネタを仕込んでいたバチ抜けさん。

同じように車改造に取り組んでいる方の「アルミのマットレスみたいなのを貼って遮熱してるっぽい」メソッドから、それなら「キッチンのアルミ製レンジガードを天井に貼れば解決するやん! アルミって遮熱の効果があるらしいし……」と閃いたそう。

なるほどそうきたかー。

でもおっちゃんな、アルミは逆に熱伝導率すごい😱と思うんよ。大丈夫カナ……😅😅😅

……というお気持ちは大切にしまっておきたい。何事もスマホで解決するこの時代、まず自分で試してみるという姿勢の輝きがどれだけ貴重な天然資源といえるものなのか。これがバチ抜けチャンネルを楽しむ正しいスタイルなのだ。

アルミのレンジガードは2枚入りで500円ほど。経済的である。磁石付きなので取り付けも簡単だ。

フロアマットをカッティング

次の工程は、取り外した天板内装を用意したフロアマットに重ねて型取り、キッチンバサミで成形していくというシンプルなもの。

しかしここで重大なアクシデントが発生。

何か見落としが……?

……。

うそやん(;;)

カットしたフロアマットを天井に貼り付けていく

というわけで素材の不足分は今回の動画では諦めるとして、めげずに工程を先に進めていくバチ抜けさん。

新手の阿波踊りのようなものを早送りで披露しながらフロアマットを天井にはめ込んでいく。

なぜ大変な重労働になっているのか。答えはアルミシートもフロアマットも接着工程を挟んでいないからである。ルーフボウで押さえ込めば貼れるだろうという思惑だったのだろう。ルーフパネルとフロアマットの間隙にベコベコ鳴るアルミシートが空間装甲のようにサンドイッチされ、波打つような天井が出来上がっていく。

気がつけば辺りは夜の帳がおりている。

完成……か!

というわけで、完成! なんという達成感。ここまで何時間かかったのだろうか。若干の不安が残る仕上がりだが、静止画で遠目に見ればだいぶおしゃんな雰囲気だ。

視聴者の心の奥底にもやもやと残る不穏な空気をよそに、続きは後編の動画へ……!

今回紹介した「軽キャンピングカーの天井を簡単DIY!【前編】」

〈次のページは…〉『軽キャンピングカーの天井を簡単DIY』後編に続く……!