メガバス主な「ジョイントベイト」をスタッフが使い方付きで全部解説!

あらゆるジャンルを網羅するメガバスルアー。その膨大なアイテムを、2022年のコンセプトアルバム(カタログ)準拠で一挙に掲載! メガバスのサポートを受けるスタッフ陣オススメの使い方とともに紹介する。メガバス歴が浅いならそのバラエティ豊かなラインナップに驚き、往年のファンであれば現在のメガバスの姿を知ることができるはずだ。今回はジョイントベイト4点をご紹介。

●文:ルアーマガジン編集部

2024 シーバス特集

スウィッチ

トランスフォーム機構が2022年に復活!

Xポッドやナックルでお披露目されたトランスフォーメーション機構が2022年に再登場! 全長138mmの3連大型ジョイントボディのスウィッチは、リップを2段階にトランスフォームすることが可能になっている。リップが立った「ウェイクモード」と寝かせた「ダイビングモード」、それぞれに関してただ巻きとロッドワークを組み合わせれば、スウィッチは4つの顔を見せてくれる。

かつぅさんの解説

リップの角度で潜行深度を2段階に変えられるジョイントベイト。ただ巻きだけでなく、軽いトゥイッチ、ストップ&ゴーなど、使い手と使い方を選びません。トゥイッチでごく軽く弾くような、ラインテンションを張ったり、緩めたりと軽度な操作がキモで、仕掛けて楽しめるルアーです。

項目スペック
全長138mm
重さ1oz
タイプフローティング

アイスライド135B

BはブラックバスのB!

メガバス的S字形の到達点アイスライドをダウンサイジング。オリジナルモデルがトラウトをモチーフにしたデザインだったのに対し、135Bではバスをイメージしたシルエットを採用。マグホールドシステムの搭載や、スリーシックスティなど、基本設計はオリジナルモデルをしっかりと踏襲しているぞ。またオリジナル同様、フローティングモデルにはマグホールドシステム非搭載でフェザーフックを標準装備。

横山修史さんの解説

S字系ではあるものの、個人的な認識としては大型ミノーです。早巻きとジャークを組み合わせが絶妙にスライドし食わせ要素も強い。大きすぎない絶妙なミドルサイズなため出番は多く、特にインレットまわりではかかせないですね。

項目スペック
全長135mm
重さ1oz
タイプフローティング/スローシンキング

アイスライド185

360度ターンが得意なメガバス的S字系!

ただ巻きでは使用感のあるS字軌道を描き、ロッドワークでは左右へのダート幅を自在にコントロールができる高い操作性を誇るメガバス製ビッグベイト。さらに、その究極系として、360度の急激なターン「スリーシックスティ」も自在に演出可能! スローシンキングモデルはマグホールドシステムを搭載し、フックを腹部に固定可能。ベイトフィッシュらしい、リアルなシルエットを維持できる。一方、フローティングモデルは非搭載だが、フェザーフックを標準装備している。

佐久間尚之さんの解説

アイスライドの中でも1番出番の多いのが185。ジャークした時に動くスピードが速く、クイックかつ、スピーデイーなアクションで扱えるS字系。ちなみに、ライズアップで食わせるときにはフロントフックの後ろに1?2gの板オモリを貼って調整したりします。

項目スペック
全長185mm
重さ2oz
タイプフローティング/スローシンキング

アイスライド262T

メガバス史上最大クラスのルアー

熱帯域に生息する大型のゲームフィッシュ・ターポンを彷彿とさせるデザインのマグナムベイトであり、そのサイズはメガバスのバス用ルアーとしては最大クラス。その迫力に相応しい大きくゆったりとしたS字アクションは、いかなる手段にも反応しなかった魚の本能を強烈に刺激するだろう。フックのスプリットリングはダブルセッティングとなっており、可動域を広げることでフッキング率を高める。

佐久間尚之さんの解説

圧倒的に春先の低水温期が有効です。この大きさもあって、ストラクチャーやブレイク、目に見えるカバーなどのまわりに投げ、バスのポジションを確認する時にも出番が多いです。カバー周りをタイトにタダ巻きで通し、ワンジャークでのリアクション要素で喰わすこともできます。

項目スペック
全長262mm
重さ6oz
タイプスローシンキング

解説していただいたメガバススタッフの皆さん

横山修史(よこやま・しゅうじ)
幼少期より旧吉野川で釣りを覚えた川系フィールドのスペシャリスト。トーナメンターとして全国各地を回った経験があり、その知識は豊富。「ボギー横山」の愛称でもお馴染み。
佐久間尚之(さくま・なおゆき)
国内屈指のハイプレッシャー岸釣りフィールド・五三川をホームとするアングラー。ビッグベイトを筆頭としたストロングなスタイルで激タフフィールドを攻略!
Katsuu(かつぅ)
お気に入りのスニーカーとともにフィールドを駆け回るイケメンアングラー。巻く、撃つ、といったストロングスタイルを信条とする。元トーナメンターというストイックな一面も。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


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