メガバス主な「ミノー」全23種をスタッフが使い方付きで全部解説

あらゆるジャンルを網羅するメガバスルアー。その膨大なアイテムを、2022年のコンセプトアルバム(カタログ)準拠で一挙に掲載! メガバスのサポートを受けるスタッフ陣オススメの使い方とともに紹介する。メガバス歴が浅いならそのバラエティ豊かなラインナップに驚き、往年のファンであれば現在のメガバスの姿を知ることができるはずだ。今回はミノー全23種をご紹介。

→【ミノー全23種の画像を一覧でチェック!】

●文:ルアーマガジン編集部

2024 新製品情報

ライブX

伝説の続編と名付けられたLBOの申し子

後に派生形がいくつも登場し、国産ロングビルミノーの先駆けとも言われるライブXの正当進化版。ルアーとしての性能はライブXリベンジに近いロールアクションが主体のタイプだが、LBO II内蔵だからこその専門設計はもはや全く新しい「ライブX」を生み出している。キャスタビリティやアクションレスポンス、水中での泳ぎなど、LBOの真価を最も感じさせるルアーだ。

ハッシーさんの解説

クランクベイトなどの大きく水を動かすルアーを嫌う状況などにおいて、瞬時に追わせて食わせることに長けています。河川などでハイピッチに泳ぐベイトフィッシュを捕食しているバスに対して、ライブXの特徴である超ハイピッチのロールアクションは抜群に有効です。

項目スペック
全長74mm
重さ3/8oz
タイプフローティング

シャッディングX

バサクラのウイニングルアーとしてもお馴染みの名作シャッド

長年空席だったメガバス製シャッドの枠を埋めた2012年リリースの名作。オールスタークラシックにおける小森嗣彦さんのウィニングルアーとしてもお馴染み。鋭い切れ味を彷彿とさせるそのシルエットに違わず、キレッキレのハイピッチアクションが信条。高速巻きでの安定感と、ロッドワーク時の身を翻すようなダートアクションが見事なまでに同居している。2023年にはリニューアルモデルが登場。

佐久間尚之さんの解説

ほかにはない、細かいピッチのアクションが良く、レンジコントロールが抜群にしやすい。大江川、五三川などのスレ倒しているフィールドでは、絶対にバスがいるようなポイントを何度も何度もコースを変えながら高速巻きで通して、反射食いを意識して使うことが多いです。

項目スペック
全長62mm、55mm
重さ3/16oz、1/8oz
タイプサスペンド

IXIシャッド タイプR

唯一無二の対シャローエリア用シャッド

今江克隆さんと伊東由樹さんという、2大巨頭が引き起こした化学反応的ルアーの第1弾。専用設計とも言えるマイクロLBOを搭載したシャッドであり、一風変わったリップが特徴的。そのウエイトバランスによって生み出されるハイピッチスクリューロールアクションを、水深1m以上潜ることなく披露。確実にシャローエリアをトレース可能であり、同時に根掛かりも華麗に回避する!

小松友哉さんの解説

1m前後のシャローレンジがメイン。スローから高速リトリーブまで体勢を崩すことなく巻いてこられることにより、ストラクチャー周りでもほかのシャッドやクランクとは違うリアクション効果でバイトを生み出します。そのため、どこのフィールドに持って行いっても活躍します。

項目スペック
全長57mm
重さ1/4oz
タイプスローフローティング
潜行深度MAX1m(フロロ10lb使用時)

IXIシャッド TX

アイバイアイの威力がディープレンジに迫る!

シャッドの名が示す範囲にとどまらず、もはやディープクランキングの世界に挑むアイバイアイ。シリーズ共通の57mmボディに、タイプ3を凌駕するロングリップを搭載。アイバイアイだからこその抜群の遠投性能とローリングアクションが相乗効果となり、たどりつく水深は4mにも到達。コンパクトボディかつ濃密なコンタクト感が、今までにない釣果を生み出す!

横山修史さんの解説

早春の水温の低いタイミングに深場にいるデカバスに対して抜群に有効なのがアイバイアイTX。この手のサイズで4m以深のレンジに到達するシャッドプラグは他に少ないため、使用頻度も高いです。基本的にはリーリングスピードの変化でアジャストしていきます。

項目スペック
全長57mm
重さ1/4oz
タイプサスペンド
潜行深度MAX4m(フロロ8lb使用時)

IXIシャッド タイプ3

アイバイアイのド本命! シャッドプラグ革命!

2m以上の潜航深度を誇る王道を行くアイバイアイ。マイクロLBOの配置とボディフォルムにより、アクションの軸と重心位置が完全同期化。ハイピッチかつ安定したロールアクションを生み出し、素早いレンジ到達やボトムコンタクト時の安定感、姿勢を崩した後の復帰速度に貢献している。あらゆる面における操作感に優れており、シャッドプラグの領分を広めた革命的ルアーなのだ。

越智一輝さんの解説

岸釣り時に足場が高い場所からの釣りで出番が多いです。急潜行リトリーブで破綻せずきっちりボトムをトレースできる数少ないルアー。シャローのハードボトムでも根掛り知らずで攻めれる、シャッドプラグとクランクベイトの中間ポジションという位置づけで使っています。

項目スペック
全長57mm
重さ1/4oz
タイプスローフローティング
潜行深度MAX2.3m(フロロ10lb使用時)

ワンテンR ハイフロート

ウキウキメソッド完全対応のワンテン

キングオブジャークベイト・ワンテンの琵琶湖仕様とも呼べるワンテンRの高浮力バージョン。サトシン(佐藤信治)さんと言えば、ジャークベイトを浮上アクションで釣る「ウキウキメソッド」の第一人者。そんな彼が手掛けたこのモデルほどウキウキメソッドに適したジャークベイトはないだろう。「2ジャーク1ポーズで浮上させる」に求められる要素がこれでもかと詰まっているのだ。

小松友哉さんの解説

ただ巻きとジャークで使用。短い距離で誘うワンテンに対して、長い距離で誘えるのがワンテンR。特にバスが目線の上を意識している春先において、ワンジャーク入れてからのハイフロートの浮上アクションはその場から動きたくないバスに効果を発揮します。

項目スペック
全長110mm
重さ7/16oz
タイプフローティング

ワンテンR

琵琶湖で進化したもうひとつのワンテン

伊東由樹さんとは旧知の仲であり、琵琶湖の伝説的ガイドとしても知られる佐藤信治さんによる独自解釈のワンテン。オリジナル譲りのダート性能に加え、よりストレートリトリーブ時にも魅力的に泳ぐよう再設計。なかでも優れたキャスタビリティはまさに琵琶湖スペック! ノーマルリップのRに加え、潜行深度の異なるR+1、R+2、R+3もラインナップしている。

かつぅさんの解説

ワンテン、ワンテンLBOはジャークで使うことが多い中、かつぅ的にはワンテンRはタダ巻きでの使用が多いです。スローからミディアムリトリーブでヌメヌメとしたナチュラルアクションはスプーキーな状況下で口を使わすことができます。

項目スペック
全長110mm
重さ1/2oz
タイプスローフローティング

Xナナハン +2

ニュースタンダードミノーが3mレンジを席捲!

究極的にマッチ・ザ・ベイトなサイズ感とシルエットを誇るXナナハン。その威力をそのままに3mレンジに到達させられるロングビルバージョンがこの+2モデルだ。ディープレンジにおける操作性の高さは、ライブXリベンジから踏襲されるそのリップデザインを見れば一目瞭然! ロングビルだからこその遠投性能と相まって、狙いたいレンジでしっかりと活躍してくれるはずだ。

横山修史さんの解説

旧吉野川の場合はメインのエサが小魚のため、巻きシャッドとしてタダ巻きで使用することが多いです。リトリーブ時に、手元にくる振動が心地よいスピードで巻き続けるのがポイント。年間通してボックスに常備するほど信頼しています。

項目スペック
全長75mm
重さ1/4oz
タイプフローティング

Xナナハン/Xナナハン+1

メガバスミノーデザイニングの集大成!

X-80やワンテンなど、国や魚種を問わず活躍するミノーをいくつもリリースしてきたメガバス。その集大成とも呼べるのがこのXナナハンシリーズだろう。あらゆるフィールドで見かけるベイトフィッシュライクなサイズ・シルエットを誇りながらも、まるでワンテンのようなダートアクションとただ巻き時のライブリーアクションを両立。LBOを搭載していないにも関わらず、圧巻の飛距離も披露する。

横山修史さんの解説

ひと言、めちゃくちゃ釣れる。スピニングタックルにPEライン0.6号+フロロ5lbのセットで使用しています。アクション時にはタダ巻き+軽いトゥッチングを織り交ぜながらアプローチします。自分の中ではタフコンディンションの時に、魚を引っ張り出せるルアーです。

項目スペック
全長75mm
重さ1/4oz
タイプサスペンド

ヴィジョン ワンテン

キングオブジャークベイト

バス釣りの本場アメリカで認められた日本製ジャークベイトの傑作にして、メガバスを象徴するルアーのひとつ。110mm1/2ozという、世界基準とも呼べるジャークベイトの最適解的サイズとなっており、あらゆるフィールドでその実力を遺憾なく発揮する。安定した投げ心地と、ダート幅、水押し、静止挙動、水中姿勢……。ワンテンの持つ凄みは枚挙にいとまがない。

横山修史さんの解説

ジャークベイト=ワンテンは世界共通です。去年の試合でも春先に大きな魚を引き出してくれています。旧吉野川の場合は特に橋脚際でのタダ巻き+ジャークでのリアクションでの実績が高いです。トーナメントシーンでもなくてはならないです。

項目スペック
全長110.5mm
重さ1/2oz
タイプスローフローティング

ヴィジョン ワンテン+1 Jr.

ワンテン戦略に死角なし!!

オリジナルワンテンよりも深いレンジにアプローチできる+1をダウンサイジングしたモデル。やはりその性能は秀逸で、より深く潜ることができつつも、高水圧やサイズダウンによるアクションレスポンスやダート性能の低下はみられない。よりタフなコンディションに活躍する強力な一手として、ワンテンファミリーによる多角的なアプローチを可能にしてくれるのだ。

越智一輝さんの解説

早春のため池で絶対に使用してほしいジャークベイトです。スポーニングでシャローに上がりたいけど、ブレイクの下でとどまる魚を狙う際に多用します。軽めのトゥイッチもしくはストップ&ゴーで使うと突然、魚がひったくってくるので、ご注意ください!

項目スペック
全長98mm
重さ3/8oz
タイプサスペンド

ヴィジョン ワンテン+1

ワンテンをもう少し潜らせたい……その声にお応えして!

あらゆる面で優れるワンテンを、もう少し深いレンジで使えれば…! そんな絶妙なレンジ「水深1.8m」の攻略を念頭に開発されたのがこの+1モデルだ。リップがいわゆるロングビルミノー的な設計となっており、キャスタビリティはオリジナル以上! その一方、考え抜かれたリップ形状により、水圧のかかる深いレンジにおいてもダートアクションはワンテンそのものとなっている。

長岡正孝さんの解説

霞ヶ浦、北浦水系の水深1.5~2m辺りには、ハードボトムを多く形成している浚渫跡や石積み、消波ブロック帯が多く存在します。その周りにベイトフィッシュとなるワカサギやイナッコ(ボラの幼魚)などいれば特に効果絶大となるマッチ・ザ・ベイトなミノーです。

項目スペック
全長110.5mm
重さ1/2oz
タイプサスペンド

ワンテンLBO

キングオブジャークベイトとLBOの相性は!?

LBOが発表されたとき、誰もが思い描いたであろう、究極の融合体とも言えるルアー。LBOの形状の関係上、重心位置が細長く低重心となるため、アクションはオリジナルモデルよりもロールアクションのキレが倍増。また、キャスタビリティの面でも直進安定性が向上しており、逆風や横風に対して強くなっている。もちろん、LBO搭載だからこその立ち上がりの良さやアクションレスポンスも持ち味だ。

長岡正孝さんの解説

水深1.5mぐらいまでの石積みや護岸際のリップラップ、浅い浚渫跡のハードボトム等で使います。ベイトが散っている時や、活性が低い時はロングスロージャーキング、ベイトフィッシュが集まりバスの活性が高い時は、ハイピッチショートジャーキングで誘います。

項目スペック
全長115mm
重さ1/2oz
タイプフローティング

ヴィジョン ワンテンJr.

14年越しに加わったワンテンの弟分

2000年に鮮烈なデビューを果たし、世界基準のジャークベイトとなったワンテン。その純然たるダウンサイジングモデル「ワンテンJr.」は2014年に登場。フィールド規模や、ベイトフィッシュが小さいシチェーションにマッチするサイズ感でありながら、その破壊力は顕在。フックの可動域を左右方向に広げているため、ジャーク時のレンジキープ能力に関してはオリジナルをも超えている。

狩野陽さんの解説

ワンテンに比べてサイズが一回り小さいため、ため池などプレッシャーのかかりやすい小規模なフィールドで出番が多いです。水深の浅いエリアで使うことも多く、シャローフラットをただ巻きと縦ジャークを駆使して、中層に浮くバスにアプローチするのが効果的です。

項目スペック
全長98mm
重さ3/8oz
タイプサスペンド

ワンテンマックス LBO

ハイボリュームワンテンにもLBOを搭載!!

ジャークベイトのど真ん中として君臨するワンテンのハイボリュームモデルは、アメリカを中心に大人気のモデル。そのハイインパクトワンテンにLBOを搭載したモデルが「ワンテンマックス LBO」だ。135mmという大型ボディでありながら、LBOを搭載したことでアクションレスポンスは抜群! もちろん、重量増とLBOの組み合わせによる、向かい風にも負けない抜群のキャスタビリティも魅力的だ。

ハッシーさんの解説

実は真冬にシャローでやる気のある個体を狙う時に有効。通常はジャークを交えて狙いがちですが、プレッシャーがかかる場面において、口を使わすことができる方法の1つがスローリトリーブ。ヨタヨタを動かすイメージで使用することでタフなバスをナチュラルに誘い出せます。

項目スペック
全長135mm
重さ3/4oz
タイプフローティング

ヴィジョン95

隠れた名機! もうひとつの「ヴィジョン」

ワンテンとほぼ同時期に誕生した歴史あるミノー。いわゆる固定重心ではあるものの、低重心かつ細長いオリジナル形状のウエイト「シャフトバランサー」を搭載。安定したロングキャスタビリティを誇り、スクリューのようなロールアクションや静止直前に見せる身悶えするような復元動作を披露する。ロッドワーク時のアクションレスポンスも抜群で、使い手次第で多彩な表情を見せてくれる。

長岡正孝さんの解説

X70やXナナハンではアピールが弱く、かといってワンテンでは強すぎる時などに出番。特に春先のバスが捕食の為にコンタクトしてくる石積みやインビジブルなハードボトムのウィンディーサイドで、弱ったワカサギや風などで流されてくるシラウオなどのベイトをイメージしながら使います。

項目スペック
全長95mm
重さ3/8oz
タイプサスペンド

X-80トリックダーター

日本のベイトフィッシュにマッチ・ザ・ベイト!

モツゴやモロコなど、日本のあらゆるフィールドに生息している典型的なベイトフィッシュとマッチ・ザ・ベイトなサイズ感、シルエットをもつロングセラーミノー。その体高の高さだからこそのヒラうちとフラッシングは、ほかのミノーにはないX-80のアイデンティティといえるだろう。ジャークやトゥイッチだけでなく、ただ巻きやストップ&ゴーでも生命感あふれるアクションをオートマチックに演出してくれる。

ハッシーさんの解説

ミノーでもシャッドでもない、その中間にいるのがX80。タダ巻きのポテンシャルはもちろんですが、体高のあるフォルムをいかした、ワンテンとはまた違うアピール力の高いダートアクションで使いわけています

項目スペック
全長80.5mm
重さ3/8oz
タイプフローティング

X-80Jr.

高機能スモールミノー

現在、メガバスのコンセプトアルバムに掲載されているなかでは最もスモールサイズのバス用ミノー。X-80譲りのボディシルエットからも分かる通り、そのフラッシングやヒラうちなど、ライブリーな存在感は顕在。タングステンウエイトを搭載したことで、小さいながらもキャスタビリティは抜群! 泳ぎの安定感も高く、高速リトリーブや流れの速いエリアにおいても心置きなく使えるはずだ。

池田和哉さんの解説

鮎のサイズがドンピシャでX80Jr.サイズとなる5月以降がベストシーズン! 小粒ボディながら流れの中でも、しっかりしたウォブリングアクションを生み出してくれます。バックウォーターやインレット周りでのタダ巻き、ストップ&ゴーの実績が高いですね。

項目スペック
全長65mm
重さ1/4oz
タイプサスペンド

ITOシャイナー

アピール力強化型ジャークベイト

アメリカのトーナメンター向けに開発されたシャイナー形状のミノー。細身のミノーとは異なるその体高の高さはフラッシング効果に優れ、広範囲へと存在をアピール! 約2mという絶妙な潜行深度は、ファーストブレイクを回遊するバスに直撃させられるスペックだ。ワンテンとは別ベクトルで開発されているその性能で、大型ミノーによる戦略の幅は大きく広がるはずだ。

狩野陽さんの解説

ロングダートが特徴のワンテンに比べ、移動距離を極力抑えたダートが特徴なジャークベイトという位置付けです。ストラクチャーにタイトにバスが付いている状況下で、ピンスポットを狙いたい時にセレクト。オーバーハングにねじ込んで誘うのも効果的です。

項目スペック
全長115mm
重さ1/2oz
タイプサスペンド

カナタ鮎

ビッグ&フラットミノー

バス釣り用では最大クラスとも言える、160mmの巨体を有するミノー。その一方で厚みのないフラットな設計となっており、高いフラッシング能力と軽快な操作性を併せ持つ。ストレートリトリーブ、ジャーク&ポーズ共に激しい明滅で深いレンジの魚にもアピールすることが可能。高速アクションでも動きが破綻しないため、スピードで騙す使い方にも対応。遠投性能も抜群だ。

横山修史さんの解説

秋口の落ちアユパターンでフラップスラップLBOとともに必須のカナタ。ピッチの速いロールアクションの明滅効果で誘える強みはほかにはありませんし、大型サイズにもかかわらず引き抵抗が軽いのはカナタの形状ならではと思います。扱いやすい、デカバスに有効な必殺ウエポンです。

項目スペック
全長160mm
重さ30g
タイプフローティング

ライブX リベンジ

オールシーズン対応! 時代を変えたロングビルミノー

ダイビングミノーといえば春のルアーというイメージを覆した、1年中活躍するロングビルミノー。その秘密は2.3m以浅という、浅く幅広いレンジで使える汎用性の高さにある。しっかり潜った先でもロッドワークに機敏に対応する一方、浅いレンジのボトムを叩いても泳ぎが安定。あらゆる水深でその真価を発揮してくれる。アクションはフラッシング効果抜群のロール系だ。

山出篤さんの解説

ダイビングミノーとしてのイメージではなく、シャッドやクランクに近いイメージで使用しています。また、また売りのひとつでもある、ストラクチャーに当てた後のキックバックアクションが今なお色褪せることなく釣果を叩き出してくれます。

項目スペック
全長90.5mm
重さ3/8oz
タイプサスペンド

ライブX リバイアサン

伊東由樹の魂が籠もったクランキングミノー

立体感のあるウロコに胸ビレ、頭部のヘコミ、鼻の穴…。伊東社長の手彫りによって生み出された渾身のロングビルタイプのミノー。まだまだアメリカ製ルアーの影響が大きかった時代にあって、日本のフィールドに適したアクションを追求。ボディ中央よりやや後方に位置するアクション軸で発生するハイピッチロールアクションは、まるで2尾の魚が泳いでいるかのように見えてしまうほど。

長岡正孝さんの解説

バスがスポーニングシーズンに向けて水深2~2.5mの浚渫跡のハンプや消波ブロック帯、石積み等の上がり口などで回遊するベイトに反応している時に使用しています。ロングスロージャークやショートピッチジャークで反応を見て使い分けをします。

項目スペック
全長90mm
重さ1/2oz
タイプサスペンド

解説していただいたメガバススタッフの皆さん

小松友哉(こまつ・ともや)
霞ヶ浦をホームフィールドに活躍する若手アングラー。2022年よりJBトップ50に参戦しているトーナメンターであり、オリデス片手に全国をトレイル中。
狩野陽(かの・あきら)
メガバスのお膝元・静岡県在住。ため池から西湖・河口湖まで、あらゆるフィールドに通い詰め、腕を磨く。近年は芦ノ湖のNBCトーナメントにも参戦。
横山修史(よこやま・しゅうじ)
幼少期より旧吉野川で釣りを覚えた川系フィールドのスペシャリスト。トーナメンターとして全国各地を回った経験があり、その知識は豊富。「ボギー横山」の愛称でもお馴染み。
山出篤(やまで・あつし)
西のレンタルボートフィールド筆頭・津風呂湖でのトーナメントに参戦。ストロングスタイルはもちろん、試合仕込みのサイトやフィネステクニックも超一流だ。
ハッシー
淀川番長の愛称でもお馴染みのオカッパリアングラーで、陸王オープン&ダービーでも好成績を残した。近年は全国各地のフィールドに足を伸ばし研鑽を積む。
長岡正孝(ながおか・まさたか)
メガバスからのサポート歴は20年を超える大ベテラン。年々厳しくなっていく霞ヶ浦水系に、長年メガバスアイテムでアジャストしてきた達人中の達人。
佐久間尚之(さくま・なおゆき)
国内屈指のハイプレッシャー岸釣りフィールド・五三川をホームとするアングラー。ビッグベイトを筆頭としたストロングなスタイルで激タフフィールドを攻略!
Katsuu(かつぅ)
お気に入りのスニーカーとともにフィールドを駆け回るイケメンアングラー。巻く、撃つ、といったストロングスタイルを信条とする。元トーナメンターというストイックな一面も。
越智一輝(おち・かずき)
藪こぎをいとわない攻撃的岸釣りアングラー。超メジャーフィールド・五三川からため池、リザーバーなど、様々なフィールドに精通。でかバス狙いの引き出しも多く持つ。
池田和哉(いけだ・かずや)
愛媛県在住で、野村ダムや金砂湖など、四国のリザーバー・河川を渡り歩く。ムービング系ルアーの扱いに長けているほか、流れの中の釣りを得意としている。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。