《アフタースポーンは和製英語》世界では? 並木敏成さんの春攻略3大ルアー

例年より季節の進行が早く、今号の制作時点で既に産卵が終わった個体もいそうな今日この頃。このペースで行けば、『ルアーマガジン』6月号発売時点には早くも回復期に入った個体が活発にフィーディングしている可能性もある。ここではそんな季節の進行を予想した上で、バス界のキーマン5人の賢人たちがGWを想定した3つのルアーを解説する。今回は並木敏成さんが選ぶ春攻略ルアーをご紹介。

●文:ルアーマガジン編集部

2024 イカメタル特集

並木敏成さんのプロフィール

並木敏成(なみき・としなり)

国内タイトルを総ナメにした後に渡米するや、優勝を始め数々の記録を打ち立てた世界の“This is T.NAMI KI”。また10YE ARS STAND ARDを信条に数々の釣れ筋を輩出するO.S.P代表としても知られる。

「世界の並木」が選ぶポスト必携の3大名機

国内のみならず世界も視野に入れた春のワールドスタンダードとは

折しも当インタビューは、並木敏成さんが長期ロケで米国滞在中に敢行。ひと仕事を終えたある晩、まずは現地の状況を訊いてみた。

並木「日本よりいち早く、こっちはポストスポーンな感じだね。そう、産卵後ってこと。え? アフター? 確かに日本では使う言葉だけど、こっちではなかなか聞いたことがないね」

アフタースポーンとは、実は和製英語。海外では通用しない。

並木「日本では、スポーニングベッド(=産卵床)のことをネスト(=巣)って呼ぶよね。けど、こっちでそう言ったら、水中じゃなくて木の上を見上げちゃうよ(笑)」

濃密な米国経験を積んできた並木さんだからこそ語れる真実。それら用語のみならず、世界を制してきた技を駆使して国内アングラーへ夢と希望を与えてきたことはもはや言うまでもない。

そんな並木さんが今選ぶ、ポストスポーンに使うべき3大ルアーとは何か。そこが知りたい。

ポッパーやバズベイト等の機能を1つに集約した名機

バジンクランク(O.S.P)

「ポッパーのラウダーももちろん良いけど」と前置きして並木さんが選択したのはサーフェスクランク。「トップとしてただ巻きはもちろん、止めても沈まないから首振りや1点シェイクも可能。フッキングもオートマチックだからマルチに使えるよね」静と動を両立。

項目タックル
ロッドSTEEZ C66ML マシンガンキャストTYPE-LV(DAIWA)
リールSTEEZ SV TW 1012SV-XH(DAIWA)
ライン/リーダーシューター・マシンガンキャスト14lb(サンライン)
created by Rinker
オーエスピー(O.S.P)

「基本は竿を立ててミディアムリトリーブ」巻くだけで、その水面波動が広範囲から魚を呼ぶ。「反応ないなら止めてショートトゥイッチ。シェイクで虫ルアーのようにも使えるよ」

セレクティブな個体も汎用スピニングで一閃

ピクロ68SSS(O.S.P)

「かつてはフローティングミノーのトゥイッチが有効とされた時期だけど、現代では見切る個体も少なくない。そこで!」と推すのがこちらのピクロ。「専用ロッドがなくてもホバストやミドスト同様の狙い方ができて、フッキング性能も高い。スローからミディアム、トゥイッチでも誘える」こちらもマルチパーパスな作品だ。

項目タックル
ロッドSTEEZ S66ULグレイゴースト66(DAIWA)
リールイグジストLT2500S(DAIWA)
ライン/リーダーシューター・マシンガンキャスト6lb(サンライン)
created by Rinker
オーエスピー(O.S.P)

汎用スピニングタックルがあれば存分に飛び、ただ巻きによるロールアクションで魅せて獲る。スローならi字系も可能。「何よりライトリグに比べフッキング性能が高いのが利点」

シャッドテールの王道! いつでもどこでも相棒に

ドライブシャッド 4in(O.S.P)+ノーシンカーリグ

「タフなら3.5、遠投なら4.5だけど、1つ選ぶなら4in」言わずと知れたシャッドテールの王道。「ただ巻きで回転せず、自発的にテールを振って、落ちていく時もロールする唯一無二の性能。スキッピングでカバー奥へも入れやすい」場所を選ばずどこへでも。

項目タックル
フックTNSオフセット#3/0(ハヤブサ)
ロッドSTEEZ C66MHマシンガンキャストTYPE-II(DAIWA)
リールSTEEZ SV TW 1012SV-XH(DAIWA)
ライン/リーダーシューター・FCスナイパー12lb(サンライン)

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


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