バス釣りが一気に賑わい出す春。各地のショップでも、この季節は大いに盛り上がりを見せていることだろう。バスが動けば人も動く。この春注目のルアーを、各地の大型ショップに聞いてランキング形式で紹介。地方ごとの流行や、新たなブームを先取る大きなヒントが隠されているかも…!? 今回は「つり具のブンブン」大津店の人気ルアーTOP10をご紹介。
●文:ルアーマガジン編集部
つり具のブンブン大津店
320台停められる広大な駐車場と、国内屈指のバス釣り用品を取り揃える大型店舗。近江大橋の東側に位置しており、その立地上、やはり琵琶湖の釣果に明るい。豊富な経験と知識を持つスタッフが多く在籍しているのも心強い。
項目 | 情報 |
---|---|
所在地 | 〒520-2145 滋賀県大津市大将軍1-28-1 |
電話番号 | 077-547-3701 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
1位 スイミングマスター(エンジン)& スイングインパクトファット4.8in(ケイテック)
手に入りやすい鉄板の組み合わせが1位に!
藤原「去年くらいから人気が出始めていますが、特に今年の2月頃からセットでよく売れています。去年、今年と、琵琶湖はウィードがよく生えているのでスイミングジグが人気になっていて、その流れでかなり使われていますね。中でも鉄板の組み合わせがこれらなんです。店頭でスイミングジグコーナーを設けていて、他のアイテムももちろん売れてはいますが、供給が安定していてなおかつお手頃価格のこのセットは強いです」
2位 TN70(ジャッカル)
春の定番は大きめのバイブレーション!
藤原「春の琵琶湖のド定番として、昔からこの時期にはよく売れています。特に人気になるのは12月~3月頃で、ウィードが伸びてくるまではよく使われています。TNはシリーズ全体でも人気ですが、とくに70は遠投性能やサイズ感のちょうど良さでウケがいいですね。他のメーカーだと、DAIWAのTDバイブやエバーグリーンのブザービーターも同様のサイズ感で人気です」
3位 沈み蟲(一誠)
4位 フィッシュローラー3in&4in(レイドジャパン)
モロコパターンにマッチ・ザ・ベイトな「バマスト」セット
藤原「アラバマといえば琵琶湖でしたが、バマストブームでその流れが琵琶湖に帰ってきた形で人気になっています。今や全国的な人気ですよね。3月に入って急に人気が出てきています。みなさんフィッシュローラー3inと4inをセットで買って、ステルスセブン(ジークラック)と組み合わせて使われているようです。フィッシュローラーのサイズはみなさん配置によって使い分けています。とくにこれからの時期はシャローで産卵するモロコのマッチ・ザ・ベイトとして活躍します」
5位 ワンテンR(メガバス)
キング・オブ・ジャークベイトの『琵琶湖版』
藤原「春の定番として、ワンテンは各モデルが人気です。なかでも琵琶湖生まれのワンテンRシリーズはよく飛ぶのと、レンジ違いの+1から+3まで揃っていて人気です。誰かが使って売れだしたとかではありませんが、秋ごろから動き始めて今くらいの季節まで売れ続けていきます。春はモロコ、秋ならアユのマッチ・ザ・ベイトになりますからね。ジャークベイトだと、ほかにもフェイス(エバーグリーン)やスティーズミノー(DAIWA)も人気です」
6~10位の人気ルアーランキング
順位 | ルアー |
---|---|
6位 | カバースキャット(デプス) |
7位 | イヴォーク2.0(デプス) |
8位 | サカマタシャッド(デプス) |
9位 | スクーパーフロッグマグナム(ボトムアップ) |
10位 | ヤタベイト(ウィーブル) |
春のオススメ
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。