シーバス110cmの壁に挑む上で、ベイトタックルが絶対に必要となる理由[フィッシュマン・高木 響]

高知に110cmオーバーのシーバスにこだわって挑み続ける漢がいる。「春はもっともチャンスがあります」という若きランカーハンターの高木さんだ。なぜ100cm超ではなく110cmなのか? 高知のランカーシーバス事情とその実釣スタイルに迫る。

●文:ルアーマガジンソルト編集部

2024 イカメタル特集

フィッシュマン フィールドテスター

高木 響(たかぎ・きょう

京都府出身、高知県在住。大学進学で高知に移り住み、アカメやシーバス釣りに本格的に取り組む。寝る間を惜しんで魚を追い続けた結果、昨年末にはキャリア6年弱で137cm、推定40kgの怪物アカメをキャッチ。今、注目の若きランカーキラーだ。アングラーズマイスターとしても活躍中。

パワーがあって曲がるロッドが、モンスターシーバスを呼び寄せる

高知を中心に、ストイックにモンスターシーバスを追う高木さん。その最大の武器となるのが、ジャイアントベイトを中心とした、大型ルアーだ。過去にも、ジャイアントベイトを使用して、記録サイズのシーバスやアカメなどをキャッチしてきている。

シーバスの自己記録は106cm。110cmの壁を突破するのは、高木さんにとっての悲願だ。

全長約30cm、重量約250gのジャイアントベイトをスピニングタックルで投げるとしたら、オフショアのビッグゲーム用以外は不可能。ショアのシーバスゲームではベイトタックル一択になる。

高木「ベイトなら軽いタックルでジャイアントベイトが扱えます。重いものを楽に投げれてアキュラシーが出せる。あと、クラッチワークでの細かいルアーの操作がしやすい。ルアーに流れが当たったと感じたらクラッチを切って流し込んだり、パンッとトゥイッチ直後にクラッチを切ると慣性でスライドするルアーをもうひと伸びさせることができます」

【高木さんの使用頻度が高いルアー】

高木「コノシロの群れが橋の明暗部付近などの水面をビャーッと逃げ惑っているときはこの2つ。両方、ミノーのドリフトのように使いますが、ジョイクロマグナムのほうが水押しが強い。クラッシュナインは速巻きで水面を滑らせやすく、速い展開で攻めたいときにも良いです」

巨大スズキとのやりとりでもベイトタックルは有利なはずだ。

高木「スズキは口周りが弱いので、ファイトは短くかつ優しく。激しく引くときはクラッチワークとサミングでラインを出していなす。巻けるときに巻く。メリハリを利かせたファイトがしやすいです。ファイト時間が長引くほどバラしやすいですからね」

そういう意味ではロッドのパワーも重要になる?

高木「ただ、パワーがありすぎても良くない。ロッド自体のクッション性が高くて、曲がるけど寄せられる。それを目指して開発しているのがブリスト85XXHです」

ブリスト85XXHプロト(フィッシュマン)

高木さんがメインでテストし、開発を進める対モンスター用ロッドだ。

高木「もともとブリストコモド6.10XHというパワーがあって、キャストウェイトの幅が広くて、操作性の高いモデルがあります。これをもっと大場所で使いたい。遠投してもルアーの操作性を上げたい。あとルアーの大型化にともなってもうちょっと強いロッドがほしかったので85XXHに。パワーがあってもきれいに曲がる。遠投性が高く、アキュラシーに優れ、ゼロバックラッシュ。フィッシュマンのロッドのコンセプトを体現しています」

137cmのアカメも、開発中のブリスト85XXHの最終プロトでキャッチしており、対大型ターゲットにおいての有効性を実証している。

【使用タックル例】
ロッド:ブリスト85XXHプロト(フィッシュマン)
リール:タトゥーラ300XHL(DAIWA)
ライン:PE8号
リーダー:ナイロン120lb
「リーダーは本来は80~100lbを使いたいですけど、高知はアカメがいるので120lb。太いリーダーでルアーの動きを落としたくないので長さは矢引きくらいです」

ランカー捕獲のケーススタディ

高木「ベイトはイナっ子で水色はクリア。明暗部付近でベイトの群れが逃げ惑っている感じで、クラッシュ9などビッグベイトを投げても喰わない。明らかにスレているなと感じてスイムベイトに替えました。スズキを嫌がって沖から岸に向かって泳ぐベイトボールに同調させるように引いて、たまに群れからはぐれて明暗部に入ったイナっ子が喰われるんですけど、マサウオをはぐれイナっ子にしました」

スイムベイトのマサウオ(一誠)を使用し、群れからはぐれたイナっ子を演出して90cm超のランカーサイズをキャッチ。

フィッシュマンフィールドテスターとして活躍する高木さんが、ベイトタックル「ブリスト85XXH」を使って110cmの壁を超える日は、そう遠くないだろう。

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