《マジ軽い》優等生すぎるDAIWA 23エアリティを徹底インプレ!

軽さと強さを極限まで突きつめた最新鋭スピニング。軽量化と回転の軽さを追求した「エアドライブデザイン」と強靭さを極めた「マグネシウム製モノコックボディ」を融合。その心臓部には超々ジュラルミン製の大径タフデジギアが鎮座し、ゆるぎない回転を供給。こうして繊細さと堅牢性を高次元で両立させた新生エアリティが誕生した。

●文:ルアマガプラス編集

2024 新製品情報

エアリティ LT2500S-XH[DAIWA]

SPEC

●ギア比:6.2●最大ドラグ力:5キロ●自重:150グラム●スプール径:45ミリ●糸巻量:PE0.6号200メートル●最大巻き上長:87センチ●ハンドル長:50ミリ●ベアリング数(BB/ローラー):11/1●価格:6万4000円(税抜き)

注目の新製品「エアリティ LT2500S-XH」を釣りビジョンマガジン編集長がインプレ!

テッペイ

3Gインプレッションなど、長年ルアーマガジンのタックルインプレを受け持ってきたインプレ職人。その鋭い舌鋒で新製品を一刀両断してきたので、各メーカーのブラックリストに載っているとか? 現在「釣りビジョンマガジン」編集長を務めつつ、ライター業も兼業。

POINT.1 外観デザイン

DAIWAだとすぐにわかるボディデザイン

ガンメタを基調として、シルバーとゴールドのパーツを配置したスピニングリールの王道的なカラーリング。そしてひときわ目立つのは、ハンドルの付け根を中心とする円形の「エンジンプレート」。内部のタフデジギアを守るシールド的な存在だが、これが最近のダイワスピニングのアイコン。軸の剛健さと精緻な回転を主張している。

POINT.2 回転・巻き心地

カリカリ系ではなくヌルヌル系の回転フィール

巻き出しのレスポンスもよく、当然ゴリゴリ感もない。回転自体も極めて軽いけれど、ややぬるぬるとした感触のグリス感なので、驚くほどの軽さかどうかは意見が割れそうだ。好みの問題だろう。低慣性ローターの影響なのか、回転の余韻で糸を巻き続ける感じではなく、「巻くときは巻き、止めるときは止める」という操作性の高さを感じた。

リールのフロントユニットの設計思想である「エアドライブデザイン」はハイレスポンスな回転を実現。軽い力で滑らかに回り出し、止めたいところでピタッと止められる。

POINT.3 キャストフィール

フェザーリングのしやすいリールだった

もちろんよく飛んだ。スモラバもi字系も、満足いく飛距離を出せた。リールが軽いので、シャープにスイングできる。十分戦える飛距離は出ていたと思う。実はフットからスプールエッジまでの距離が短く、フェザーリングしやすいので、アキュラシー能力も高いといえる。

POINT.4 糸ヨレ

盤石のツイストバスターⅢ ライントラブルは発生せず

かなりの長時間テストしたが、ライントラブルは皆無。DAIWAのツイストバスターは現在3世代目になっているが、ますますストレスフリーに磨きがかかっている。今回PEだったがフロロでも問題ないだろう。

POINT.5 ドラグ

最悪の危機でもドラグがバスを逃さなかった

アワセ切れを防ぐATDの、さらに初動レスポンスを上げたTYPE-Lというドラグを搭載。今回、俺はファイト中に転倒し、タックルをしばらく放置していたが、しっかりドラグが効いていてバスを逃すことはなかった。

POINT.6 総合的使用感

衝撃を受けても負けない耐衝撃性に脱帽する

優等生過ぎて個性がないというのは贅沢な不満? それだけではない。このリール、かなり丈夫だ。ボディはマグネシウムで金属だし、何よりもバスとのファイト中に転倒した俺の下敷きになったけれど、びくともしなかった。バス、ライトソルト、渓流でも活躍できるだろう。

POINT.7 価格

丈夫で長持ちしそうだから、コスパも悪くないと思う

ネット価格で税込み5万4000円。その価格分の価値は必ずあるし、丈夫なのできっと長く使えると思う。資金に余裕があれば、買ってもいいんじゃないかな? いろんな魚種に使えるし、そういった意味でもお得感はある。

【ベイトリール編はこちら】


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