エギングはエギをシャクってイカを誘うのが基本。しかし「ボトムに置いた状態のエギでもイカは抱く」という話しを聞いたことがないだろうか?
●文:ルアーマガジンソルト編集部
取材中に出くわした見えイカに対して、エギをプレゼンテーション!
ルアーマガジンソルト本誌記事用の実釣取材中、偶然にも活性の高そうな小型のイカに遭遇した。
「何かできないかな…?」
高活性のイカが目の前の海にいるのに、みすみす見過ごす手はない。そこで、取材対象であるアングラーさんに、ちょっとエギをボトムに放置してもらえないか、という相談をした。
すると、二つ返事で快諾してくれた。ただ単にそれを見ていてもしょうがないので、手持ちの水中カメラで撮影することに。
(※ちなみに、見えイカはアオリイカではなくクワイカです)
カメラを全く気にしない高活性イカ! エギを投入すると…?
まず、そっと水中カメラを投入。人影に驚いて逃げるかも、と心配したが、そんな素振りは全く見せない。撮影ポジションが決まったところで、アングラーさんにエギを投入してもらった。
水深は1m弱の浅瀬。ほどよく岩が点在しているシチュエーション。果たしてイカは反応してくれるのか…?
着水後、軽く2〜3シャクリを入れてからボトムに着底するエギ。そのまま放置していると、なんと、イカがススス…と寄ってきた!
やや警戒しながらも、エギの背後に回り込む。これはひょっとして…!捕食行動をとるではないか!? 期待感が高まる!
エギの背後に回り込んだ次の瞬間、触腕を伸ばして海底に放置された状態のエギをキャッチ! えっ、高活性のイカって、こんなに大胆な動きをするのか!
伸ばした触腕を引っ込めつつ、背後に後ずさりしながらエギをリフトアップ! このタイミングで、カンナがイカのボディ下部に当たる。ここで合わせを入れることで、イカがカンナにかかるわけだ。
さらに詳しく見たい場合は、その際の動画を公開しているので、そちらをチェックしてみてほしい。
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